今年は喪中ということで・・・旧年中は大変お世話になりました。

2009年・・・いろいろなことがありました。

重要な試合で、負けたことも何度かあり、勝てたことも何度かありました。負けたときのバスの中の悲壮感、勝った時のバスの中の高揚感・・・選手と悔しさや喜びを共有することができたと思えた時、「ふがいなさ」や「充実感」を感じることで、「自分は教師なんだなぁ」と、自覚できました。「悔し涙は見たくない・・・」「絶対に、うれし涙を流させて見せる!」選手も、私も、いつの間にか貪欲に勝利を求めるようになりました。

2009年の1年間の日記を見返すと・・・本当に濃い1年を送ることができたと、感極まります。このホームページも、そろそろ容量オーバー・・・個人のホームページ用のサーバーなので、最初の設定は50MB・・・昨年増量して、100MBにしたのもつかの間、あと5MBで、パンクします。このまま過去を消去せずに書き続けたら、5MBごとに315円プラスの世界に突入し、かなりの費用がかかります。しかし、その費用の分だけ価値があると思う限りは、消さずに書き足していこうと思っています。今の文京があるのは、過去があるから・・・卒業生がふと過去を振り返り、昔の自分に出会えるように・・・

過去を振り返ると・・・ずいぶんと生意気なことを書いていたり、弱気なことを書いていたり、不気味なことを書いていたり、他人を傷つけるようなことを書いていたり(できる限り消去してきましたが・・・)、・・・読み返すと、恥ずかしくなります。そろそろネタも尽きてきて、タイトルにも面白さが無くなってきたなぁ・・・と、思ったりもしますが、欠かさず見てくれている選手、OG、保護者、指導者仲間、その他諸々を、思わずニヤッとさせるようなページを、今年も書けたらいいなと思います。

2010年・・・果たしてどんな年になるのでしょうか?結果が出るかどうかはわかりません。しかし、結果を出すために、努力するプロセスが濃ければ濃いほど、成長できるでしょう。挫折も大切・・・成功も大切・・・何があっても、ひとつひとつの体験を肥やしにして、成長できる1年でありたいと思います。

3年生4名のうち、2名は大学サッカーに飛び込みます。1名は、フットサルまたはクラブチームのいずれかでサッカーを続けます。そして1名は看護の道に進むため、サッカー競技者を卒業します。それぞれ血液型も、性格も異なる4名の3年生も、もうすぐ卒業です。

そして、4月に高3になる選手が12名・・・この12人の思いがひとつになり、その思いに、後輩たちがついていけば・・・文京史上体験したことが無い強力なPOWERを発揮するかもしれないという、とてつもない期待感が押し寄せてくる一方で、もしまた5月に関東へ導けなかったら、高校選手権で一度も全国へチャレンジできず、3年間を終えてしまうというプレッシャーもあります。しかしながら、人生、期待があるから頑張り、プレシャーがあるから手を抜かないのだと思います。

インターハイ実現に向けた女子サッカー全体への貢献と、全国大会出場実現に向けたチーム運営の両立・・・とても私ひとりの力では無理なこと・・・私を支えてくれる選手たちがいたから、助けてくれる先輩がいたから、協力してくれる仲間がいたから、そして、応援してくれる方々がいたから・・・ここまでやってこれたのだと確信しています。

2010年も思い出に満ち溢れる、素敵な年になりますように・・・

                                                                   2010年1月1日
                                                         文京学院サッカー部 床爪 克至