9/29 学園祭~村田&フィジカルで疲労困憊・・・そして覚醒

火曜日 オフ 試合観戦
水曜日 雨のため、短い時間の練習(練習に覇気なし)
木曜日 軽い筋トレ(予定表書き間違え 拍子抜け)
金曜日 学園祭準備(4名ほどは準備もなくトレーニング2時間)
土曜日 学園祭
日曜日 学園祭 エキシビションマッチ 8分間

そして迎えた月曜日・・・同じく学園祭の代休だった村田女子高校と、トレーニングマッチを行いました。

村田の選手は、実に身体の切れが良く、ショートダッシュも速い。文京の選手は、動けていない・・・そしてチャレンジせず、蹴ってしまう・・・同じ学園祭明けでも、これだけ違うのは、やはり選手、監督の意識の差でしょうか。
「代休なのに・・・なんで朝7時45分学校発なの?ゆっくり寝ていたかったなあ・・・」と、もしかしたら、私と同じように思っていた選手がいたのかもしれません。村田の選手たちの、「サッカー大好き」という、生き生きした表情、そして、矢代監督の、自分の庭にいるような幸せそうな表情・・・これぞ、サッカー王国、村田女子の強さなのだと、痛感しました。良い刺激になりました!

9時30分~12時30分まで、25分×6本。ボコボコに叩きのめされ、そして六義園へ。
バスの中では、ぐったりしている表情の選手が多い・・・バスを降りてから、六義園に向かう1年生の足取りも重い。
そして、12分間走、ペース走と、走りのメニューを続けていくと、小平・額賀・松山以外は、ノルマをクリアーできず。鈴木トレーナーも、「こんな走力では、全国は無理ですね・・・70分間のプレスなんて、かけられるはずがないですよね・・・」と、走力ダウンに、ショックを隠し切れませんでした。



あと6ヶ月・・・あっという間の6ヶ月。1日、1日を大切にしていかなければ、後悔することになるでしょう。

「ここで目覚めて良かった!」と、言えるように。

学園祭の個別相談で、たくさんの受験生とその保護者の方々とお話しできました。学校選びというのは、本当に悩むところだと思います。私立か都立か、共学か女子校か、試合に出れそうか、出れなそうか・・・
来年も、おそらく、適度な人数が、中高ともに確保できそうな感触はつかめ、ほっと一安心。多過ぎても困るし、少なすぎても困る・・・適正人数を保てるように!

中学生は、六義園運動場で、2時間の紅白戦を行いました。
高校生と違い、オフがあっても、変わらず動ける・・・という感じでした。
明日、山田先生はアメリカから帰国します。
今回は、勉強のために行っているので、お土産は期待しないでください。
中学生諸君が、成長した姿を見せることを優先してください!!

9/24 オフ明けの油断?

今日は、夕方から激しい雨。横山コーチが、ちょうど自宅を出るころに、豪雨となったので、「今日は筋トレになると思うので、来ていただかなくて大丈夫です!」と、連絡を入れました。雨は、一時的に止んだり、激しく振ったり・・・まるで誰かさんの感情のようでした。山田先生は、東京国体のミーティングがあるということで、会議が終わりグランドに顔を出した時は、すでに学校を出ていました。雨がまた降ってきたので、ゲームをやれるだけやって終わろうと・・・すると、昨日の試合で悔しい思いをした中学生(1・2年生)のBチームに、あっさり負けてしまう高校Bチーム・・・気迫ゼロ・・・オフを与えたことを後悔しました。全員新小岩でボールガールをやらせるべきだった・・・かもしれません。悔しさなんて、あっという間に忘れてしまうものです。たかが練習・・・と思って、なんとなくプレーすると、こうして中学1・2年生のBチームに負けても、別に何とも思わないのでしょう。試合に出る順番を決めることだけに精いっぱいになり、ただ、順番が来たら、サッカーをする・・・意図も声も元気もない・・・シュートを外しても、特に悔しそうでもない・・・練習のための練習。これでは、いくらやっても時間の無駄。早く帰って、お風呂に入って、ゆっくりくつろいだ方が幸せでしょう。

おそらく、ミニゲームの前に、「中学生に負けたら、その時点で今日の練習は終わり!」と告げれば、必死にやるのでしょうが、そうゆう気持ちを自分たちから出せるようにならなければ、公式戦でもあっさり負けてしまう・・・先週、木・金・土・日と、4日連続でレッズランドに行き、Bチームを強化したつもりでしたが、まだまだでした。

Bチームを強制終了した後、Aチームと中学生たちは、実に気迫あるプレーを見せていました。それは、Bチームが怒られているのを見ていたからかもしれません。

気づかされるのではなく、自ら気づくようになってほしい・・・

中1、中2のプレーを久しぶりにじっくり見ることができました。以前よりも、「意図」を感じる選手が増えてきました。昨日、十文字相手に今季のU15リーグで初得点(中1 村松選手)をあげたことで、自信を持てたのかもしれません。国体のミーティングに出向いた山田監督は、名将、山下先生(都立駒場)に、悩みを聞いていただいたようです。

「高望みをしないように、一歩一歩、頑張ります!」と、前向きなメールが届きました。指導者側には、いろいろな情報が手に入り、あれもこれもと、練習に盛り込もうとする・・・しかし、子供たちの成長は、そんなに急ではない・・・焦っても仕方ない。でも、着実に成長する亀になれば、いつか必ずウサギを追い越す!

山田先生が旅から戻ってきたときに、笑顔を輝かせながら、はつらつとサッカーをする姿を見せられるように、カメカメ軍団、前進せよ!

さて、そんなカメ軍団も学園祭でエキシビションマッチを行います。

9月28日(日) 13時30分~

中1 VS 中2+GK     
中3 VS 高1      
高2-23区 VS 高2-ルーラル+GK  

よろしければ、ぜひご覧ください。

9/23 口に出すと実現する~高校選手権都予選終了~

全日本高校選手権都予選が終了しました。

今日の試合の結果は 
十文字 1-1 修徳  
村田 3-1 飛鳥  
東久留米総合 2-2 PK3-0 晴海総合

つまり

1位 村田 勝ち点 7  東京第一代表 関東大会へ
2位 修徳 勝ち点 4  東京第二代表 関東大会へ

3位 十文字 勝ち点 3 関東普及大会 東京第一代表
4位 飛鳥   勝ち点 1 関東普及大会 東京第二代表
5位 東久留米総合     関東普及大会 東京第三代表(初出場!)

という結果になりました。


優勝した村田女子高校。実は、すでに「東京代表の注目校」という記事が、某雑誌に掲載されることになっていて、原稿差し替えになったら、困るなあ・・・と、記者の方が言っておりました。この記者の目は正しかった・・・このところ、勝てていなかった飛鳥相手に、3得点を奪い、圧倒的な強さを見せつけ、2勝1分けで優勝。お見事でした!

そして、「インターハイに出たチームは、選手権に出れないって、知ってましたか?」と、ずっと言い続けてきた有賀先生率いる修徳高校は、今日もコーナーキックで得点を奪い、「引き分けでOK」という試合を、しっかり引き分けて、選手権関東出場を決めました。

「村田戦・・・対策を立てすぎて、失敗したんです。だから、飛鳥戦は、選手の意思に任せて試合させたんです。敢えて飛鳥のビデオも見ませんでした。敵のチームのことよりも、まず、自分たちが何ができるかを考えました。コーナーキックも、選手たちが考えて、何本も何本も、練習してました。あのキッカーは、6ヶ月の間、ずっと、朝も昼もボールを蹴っていました。だから、あれだけ精度の高いボールが蹴れるんですよ。」と、有賀監督。かなり、うれしそうでした。「選手たちに考えさせて、選手たちの意思でプレーさせる・・・」きっと、奥様のアドバイスかもしれませんね。その奥様がデザインしたホームページ・・・「勝って、調子コイてるって思われるのが嫌だから、勝った時は更新しないようにしてるんです・・・」と、照れくさそうに語る有賀監督。選手たちの頑張りをたたえる内容で、しっかり更新されることでしょう。(あっ、向笠先生も、学校の柵の外から練習を見てアドバイスをしていたそうです!)

3試合目。普及大会ですが、出場すれば初となる東久留米。一方の晴海は、プレ大会から連続出場している秋の関東大会。ピッチには、FCベルタ出身の選手がたくさん・・・両キャプテンも、FCベルタ出身でした。晴海が2点先制し、万事休すかと思いましたが、後半、見事なコンビネーションで、東久留米が1点取り返しました。すると・・・中学リーグを終えた山田先生から電話があり、「十文字に1-3で負けました。2点とられて、1点取り返した時は、イケイケで、これは絶対引き分けまで持って行けると思ったんですが・・・」と、話していると、たぶんCKから、ヘディングで東久留米が同点ゴールを決めました。「文京中はダメだったけど、東久留米は追いついたぞ!」と、電話口で実況中継。試合はPK戦へ。東久留米の1番手は、GKに止められました。すると、晴海総合の1番手も、ほぼ同じところにキック。GKに止められました。これがPKの負の連鎖というものでしょうか。晴海は、2番手、3番手と外しました。一方、先行の東久留米は、2番手、3番手と決め、そして、4番手も決めて、3-0で晴海総合を倒し、第五代表として普及関東に出場が決まりました。

試合前、梅原先生が私に言ったことは、「今日は勝ちます。文京のためにも、今日は勝ちます。」という、言葉でした。勝ベイ先生が私に言ったことは、「予想屋床さんは、どちらが勝つと思いますか?」という、言葉でした。

今回、パンフレットに掲載した文京学院のプロフィール、「十文字や村田には近いが 全国には遠い」でした。

今朝、Iヤマ先生が、私に言ったことは、「負けた時に備えて、車を奥に止めた。負けたらなぐさめてね。」という言葉でした。

シンゴ先生は、「世界にはたくさん飢餓で苦しんでいる子供たちがいるんだ。だから、こんな球蹴りごときで、一喜一憂する必要なんかない。試合ができることを幸せに思わなきゃダメだ。」

最近、ある人に言われました。「口にすると、かなうんですよ。だから、常に言葉にしておいた方がいいんですよ。」と。確かに・・・謙虚に生きながらも、常に、目標を口に出していく・・・これから心がけたいと思いました。

試合後、晴海の勝ベイ先生が、私のところに来て、「一緒に再生しましょう!これからは、もっと謙虚に生きます。」と、口にしていたのが印象的でした。

表彰式・・・敗戦直後の飛鳥高校は、本当につらかったと思います。そんな中、私の言葉に、うなづきながら、しっかり前を向いていた召田選手。彼女の背番号「5」は、私には「S」に見えてしまいます。スーパーマンに見えるのです。きっと将来、日本を救う、大物になるでしょう。

先日、予想屋床さんのところに、雑誌社、新聞社、テレビ局から取材が来ました。「東京は、村田・修徳・十文字の3強ですよね。そして、その3強に立ち向かえる選手たちの気迫とフィジカルとメンタルがあり、幸運も兼ね備えているのが飛鳥という感じですかね。」ほとんどの記者が、そう言っていました。「確かに、村田は下部組織のVIDA出身の選手たちと、FCベルタ出身の作間選手が中心となり、昨年インターハイで全国優勝。そのおかげで今年は能力の高い1年生が入部。修徳も、修徳中学から来た選手に、ラガッツァ、青梅SFCのエースなどを加え、組織で戦える集団を作っている。十文字は、全国から選手が集まる名門。さらに、十文字中学からも選手が供給される・・・そう考えると、都立高校は、3年間での勝負ですから、厳しい・・・そんな中、昨年の選手権、今年のインターハイともに全国へ出場した飛鳥は、まさに雑草魂のロールモデル。そのチームを牽引したのが、スーパーマン、召田選手だったと、私は思います。」と、ある新聞社の取材で話していました。人のチームについて、あーだこーだ言っている場合では無い・・・と、思いつつ、立場上仕方ない・・・と、自分に言い聞かせ。

さて、自分のチームですが、

前日の練習・・・鈴木トレーナーのフィジカルトレーニングで、ほとんどの選手が、前よりも走れるようになっているという報告を受けました。「久しぶりに、こんなに意識が高い選手たちを見ました!」と、鈴木トレーナーをビビらせるくらい、頑張って走っていました。この頑張りがずっと続くように。ライバルが休んでいる時が、チャンスなのです!


中学生ですが、十文字中学とのリーグ戦、前出のように、1-3で敗れました。しかし、春には0-4でしたから、かなりの進歩と、ポジティブにとらえましょう。山田監督が、「一人ではちょっと不安なので」と、横山コーチを召集しました。そのおかげもあってか、久しぶりに、元気な声の報告でした!

実は、先日、こんな会話が、山田先生とバレー部の吉田先生とで展開されました。

山田:「最近、なかなか選手たちが上手くならないので、自信が無いんですよね。」
吉田:「それはきっと、自分と比べるからだよ。名選手、名監督になれず・・・と、よく言われるけど、自分と同じように成長するなんて考えない方が良いよ。」

この他にも、たくさんのアドバイスをもらったようです。中学生の指導で大切なこと・・・中学全国優勝3回の若き(もう、そんなに若くもありませんが)名将の言葉は、非常に参考になるようです。企業秘密なので、ここには書けませんが・・・山田監督は、学園祭の前後で、サッカーの指導法の勉強のために、某所に出向きます。そこでパワーアップして、一皮むけた指導者になって帰ってくるでしょう。選手のみなさんも、帰ってきた山田先生を驚かせるくらいに、パワーアップしておきましょう!

9/21 中学説明会~レッズランド

まず最初に、皆様気になる 選手権都予選の結果は

十文字 1-1 村田
修徳   4-1 飛鳥

現在の順位
1位 村田   勝ち点 4  最終戦 飛鳥
2位 修徳   勝ち点 3  最終戦 十文字
3位 十文字  勝ち点 2
4位 飛鳥   勝ち点 1

まだまだ最後までわからない展開です!9月23日、私学総合で・・・決戦です。
10時 十文字 VS 修徳  12時 飛鳥 VS 村田

さて・・・

私が広報部長・・・ということもあり、サッカー部には学校説明会の手伝いをよくやってもらっています。今回は、高1が協力してくれました。「人の話をしっかり聞いて、ちゃんと理解できる素晴らしい選手たちですね。」と、担当の先生方からは、大絶賛でした。

サッカー部入部希望の小6、小5の受験生も来ており、サッカー部が手伝いをして良かった!と、思いました。

説明会の後、レッズランドへ・・・15時~18時の3時間の練習でした。午前中、説明会を仕切り、午後は練習・・・これはかなり中年にはキツイ・・・練習の途中、何度も睡魔に襲われましたが、選手たちが予想以上に白熱した紅白戦を展開してくれたので、充実した時間を過ごせました。これからしばらくの期間、Bチームの強化をテーマに、トライしていきたいと思います。「え?これがBチーム?Aじゃないの?」と、思われるくらいに、気迫あふれるチームを作れるように・・・。見事成功した暁には、どんな手法を使ったのか、質問が殺到するくらいのチームを作る!!頑張りましょう。


中学生は、にいじゅくみらい公園で行われた、「つばさカップ」に参加。まず第1回ということで、修徳中学と戦いました。結果は 1本目 0-3  2本目 3-0  3本目 0-0 ということでした。

20日(土)、レッズランドで、南葛FCと、練習ゲームを行いました。決定機を決められず、最後に松田選手に豪快なヘディングシュートを決められてしまいました。今日は中学生の指導があったので、山田先生はチームに入りませんでした。その代わり?横山コーチが、南葛の助っ人介さん。40代とは思えない俊敏な動きを見せていました。10月4日(土)に、またトレーニングマッチをやっていただくことになりました!その時は、山田先生との対戦もあるでしょう・・・か。


9/18 担任の視点

お嬢様を連れて、試合を何度か見に来てくれた、ある先生からメールが届きました。こうして、担任から応援されるということは、教室内で、凛として生活している証拠。授業態度が悪かったり、提出物が遅かったり・・・そうなれば、職員室でネガティブな話を聞くことになる・・・誰からも愛される部員になって欲しいです。

先日の試合では、出番を待つ近藤さん、佐藤さんの後ろ姿と、試合後に応援にきていた中学生に、3人(高3)で「応援ありがとう」と言いに行く後ろ姿に一番感動してしまいました。レギュラーであれば、この時期もまだ続ける意味を見いだしやすいと思うのですが、そんな低い次元でないところに彼女たちがサッカーを続けてきた意味があるんだと改めて思いました。その意味が何なのかは、残念ながら私にはわかりませんが、素直に尊敬します。また、松山夢が大きく見えました。芝生の上での存在感が増したせいでしょうか。

ありあまるエネルギーのやりどころをもてあましていたようなところもある6年間、特に中学時代でしたが、それだけの心のエネルギーがあるからこそ女の子でサッカーをできるんだなとつくづく思う最近です。鍛えられた分、筋も通っているし、部活とは、スポーツとはすごいと思います。

9月の2試合、本当におもしろかったです。娘も「サッカーがおもしろいと初めて思った」と言っていました。声が大きすぎて、どこかのチームの生徒さんたちにギョッとされてしまいましたが、子供は素直に感じる分、本当に「おもしろい」、見ていてすごい試合だと思ったんだと思います。

いくつか印象に残るシーンもあったようです。一番の疑問は、「何を思って走っているか?」だそうです。初めて応援に行ったときは「どの子が女の子で、どの子が男の子か」と聞いた彼女があの試合からこんなに深いことを考えるきっかけをもらえたとは!と、感謝の気持ちでいっぱいです。

本人は「絶対できない。けがするし、疲れちゃうし、もし蹴られたら死んじゃうし、だから見るだけにする」と全くもって根性のないこと言っていましたが、またぜひ拝見させてください。ありがとうございました。

さすが、国語の先生。文章力がありますね。うらやましい。

こうしてクラスの生徒を応援する先生もいれば、「先生!サッカー部の練習、多過ぎませんか?うちのクラスの●●と●●と●●、授業中に疲れて寝てることがあるんですよ!あり得ないですよね!!オフをあげてください!」と、言ってくる先生もいます。「私だって授業中寝たいよ!でも寝れないんだよ!教師は!」と、意味不明なリアクションをして、その場を逃げてきました。とりあえず、敗戦後のショックということで・・・移行期間ということで・・・

今日もレッズランドで練習しました。すると、背後から、Hello! Mr.Tokozume と、話しかけてくる怪しい人・・・振り返ると、浦和レッズレディースの神戸監督でした。いつもは、芝生で調整するトップチームですが、今日は芝生が養生中ということで、フットサルコートで、文京の練習を終えるのを待っていました。吉祥女子から早稲田に行き、レッズに入団・・・そして、今回代表に入って、起用されている、そうです、臼井選手の話をチラッとしました。彼女が吉祥女子の高3のときに、文京は吉祥に勝って、初めて関東出場を決めた・・・その試合、臼井選手と接触し、GKが負傷。前十字靭帯損傷の大けが。試合が10分ほど中断され、そこから臼井選手が、「申し訳ない」という感じになり、消極的になったように私には思えました。そして、その後2得点。夢の島で、初関東を決めました。高校時代は、素晴らしい選手でしたが、普通の優しい選手だった臼井さん・・・早稲田大学には、サッカーではなく、学力で入学し、大学時代にユニバ代表、そして、卒業後に代表招集・・・という、文武両道、大器晩成型の選手・・・ こうゆう選手が頑張っていると、夢が広がりますね。

バスの中では、慶応大学主将の原志帆先輩が送ってくれた、関カレ開幕のタブロイド判(スポーツ報知)を、2年生たちが見ていました。各大学で活躍する先輩たちの写真を見て、大騒ぎしていました。こうして、後輩たちに見られる・・・今の中1、中2が、高2になったとき、さて、何人、「文京学院」という出身チームが掲載されるでしょうか・・・これだけ多くの大学で、サッカーができる環境があることに感謝して、サッカーに、勉強に、手を抜かず頑張って欲しい!!


9/17 高3のサッカーノート

サッカー部保護者各位

高3がサッカーノートを提出してきました。3人の想いが綴られています。子供を育てるって、大変だと思いますが、やはり、しっかり育った時は、うれしいものですよね。6年間もあると、いろいろな事件もあると思います。しかし、そのすべては、大人になるために必要なこと・・・そう受け止めて、子供たちが自分でできるようになるのを、しっかり我慢して見守っていただければと思います。

昨日私が高3の授業で使った、学習院大学の入試問題の英語の問題にもありましたが・・・「親にとって、もっとも難しいことは、子供が自分でできるようになるのを我慢強く待つこと。」と。「靴ひもをなかなか結べない子供に、親が我慢できず、「こうやってやるのよ」と手本を見せるが、あまりにも早すぎて、子供は理解できない。すると子供は、母親が結んでくれた靴ひもを、また外してしまい、自分でやろうとする。そして、親子喧嘩が始まる・・・特に、ストレスにあふれた現代社会では、30分でも時間を無駄にしたくないという大人の都合が優先される。」・・・というような長文でした。

親にも、教師にも、「子供の成長を待つ忍耐力」が必要不可欠なのかもしれませんね。しっかり成長できたこの3人のサッカーノートを見て、それぞれの母上、父上様に敬意をこめて、一部抜粋して掲載させていただきます。なお、この文章は、本日の練習時に、1・2年生全員に配布しました。

●私は劣等生です。チームで目立つほどうまくも無ければ、特に走れるわけでもありません。リーダーシップがあるわけでもありません。だから、なぜ私がスタメンにいるのだろうと思う事もありました。走りのトレーニングは、逃げ出したいと思いました。近藤が怪我をして、キャプテンを任されたときは、特に苦しくて、つらいことが多くて、何でこんなにうまくいかないんだろうと、いつも自分が嫌いでした。そのくせPKを外したりして・・・でも、あの経験は絶対に自分のためになるものでした。私は成長できたと自信を持って言えます。今年のインハイ予選のとき、先生が私を信じて、責任を任せてくれたからこそ、あれだけ走れるようになって成長することができました。今まで、先輩や先生方から、自信を持ってプレーしろと言われ続けてきましたが、気づいたら、自信がついていました。一歩一歩、遅かったかもしれないけれど、成長していたんだなと思いました。今は、悔しさと、満足感と、寂しさと、感謝と、いろいろな気持ちがグルグルとかけまわっています。チーム小平は、まだまだこれからです。きっと、何かすごいことをやってくれます。後輩たちは、絶対に文京を全国に連れて行くと思います。十文字に負けた翌日のあの練習は、本当に迫力がありました。毎日あのくらい気迫をもって練習したら・・・考えただけで、ワクワクしますね。

文京で6年間サッカーをやってきて、本当によかったです。私を一人の人間として、大きく育てていただき、本当にありがとうございました。

●高1のとき、高3と一緒にプレーしながら、「自分も3年生になったら、こんなふうにチームを引っ張る選手になるんだ。今までで一番強いチームを作るんだ!」って、ずっと考えてきた。十文字戦(0-5で負けている状況で)、交代で出場するとき、「松村をFWにして、右サイドで」(床爪先生)、「がんばってください」(横山コーチ)、「大丈夫です」(山田コーチ)と、言われたとき、ラスト5分でも、サッカーのプレーに対する指示をもらえなかったとき、サッカー人生で一番後悔した瞬間だった。全部、今までの自分が悪い。インターハイで代替わりといわれたとき、一言でも、「もう一度チャンスをください!」と、頭を下げてでも食い下がっていたら、何かがかわったかもしれない。しかし、周りの3年生に対しても、自分に対しても、自信がなかった。怪我明けも、もっと走りこんだり、サッカーに対して熱くなっていたら、何かが変わっていたかもしれない。代替わりしたあとは、小平なら大丈夫という確信があった。だから、そっと見守って、小平がつらそうなときがあれば、少し話を聞いたり、アドバイスできればと思っていた。実際には、そんな必要はまったくなかった。特に松山は、意識が変わった。今の2年なら、必ず文京を全国へ連れて行けるはず。こんなチームをつくってくれた小平には感謝している。

 ●東久留米戦で引退していたら、後悔が残ったままだったかもしれません。でも、引退試合があったからこそ、最後まで楽しく後悔なく引退できました。正直、ここまで続けてこれた自分に驚いています。インハイ予選で、柴田、戸田、永由が引退し、そして福田が引退し、3年が3人だけになったとき、自分はやっていけるか不安になりました。でも、やはりこの二人がいたからこそ続けられてこれたのだと思います。これは、6年間の仲だからだと思います。自分たちの学年は、人数が少なく、スタメン出場する選手も少なかったですが、この7人は、とてもよい仲間でした。この6年間では、サッカーだけでなく、サッカー以外の生活面など、様々なことを教えていただきました。「当たり前」になっていることの裏では、多くの人が支えてくれているということを、教えていただきました。最後までサッカーを楽しく、サッカーを好きでいれてよかったです。ありがとうございました。


9/16 心配されたみたいです

試合に負けて、私が落ち込んでいる・・・という、噂が流れたのか、この日記を見てなのか、よくわかりませんが、去年の卒業生の数名が、昼にやってきました。今はまだ大学は夏休みなのでしょうか・・・
コンビニで買ったソバを食べようとした瞬間、オバに声をかけられました。



コージーコーナーのマドレーヌ・・・メッセージが書いてありました。そんなに落ち込んでいるわけではないのに・・・よほど、英語の授業がうまくいかないことの方が落ち込んでるのに・・・とは言いませんでしたが、こうして心配して?来てくれることは、うれしいことです。ありがとう!マドレーヌの甘さが、疲れを癒してくれました。

今日の授業も、ギャグが滑りまくり・・・地震があったので、少し、アクションがありましたが・・・晴海総合のK部先生くらいに饒舌なトークができるようになりたい・・・

本庄第一の日野先生から電話で、埼玉は久喜と入間向陽が決勝に進出したとのこと。本庄第一はシュート本数で圧倒するも、外しまくり、PKになり・・・その時点で選手たちは号泣してしまい、埼玉平成に負けてしまったそうです。昨日の日記に東京の結果を載せなかったので、書いておきます!

●十文字 1-1 飛鳥  
飛鳥が戦術で十文字のタレント陣を抑え込み、セットプレーから得点。理想的な展開で、そのまま逃げ切るかと思ったアディショナルタイム。途中出場の1年生、源間選手が見事なミドルシュートを決め、十文字を救いました。両チームの選手たちは、両監督よりも大人でした。危険ですから、決してマネしてはいけません。

●村田 2-0 修徳  
村田は、年代別日本代表の作間選手がスタメン復帰。やはり、作間選手が入ると、起点ができ、攻撃も迫力が出ます。一方の修徳も、東京国体唯一の高校生、瀬野選手をFWに配置し、組織的なサッカーで決定機を作りました。見ごたえのあるハイレベルな試合でしたが、決定機を決めた村田が勝利しました。U19代表のスカウトも、この試合を見に来ていました。

●成立学園 0-1 晴海総合 
成立は、10番のエースが警告累積で退場になり、そのユニフォームをマカ先生が着用。一方の晴海は、饒舌勝部監督が、試合前からインザルームの戦いで果敢に攻める・・・成立の宮内総監督を、スタンドで発見!5位決定トーナメントでも、両校気持ちの入った試合を展開しました。

決勝リーグ 
第2節 9/21  赤羽スポーツの森公園  10:00 村田×十文字   12:00 飛鳥×修徳
第3節 9/23  私学総合運動場       10:00 修徳×十文字   12:00 飛鳥×村田

5位決定戦 9/23 私学総合運動場    14:00  東久留米総合 × 晴海総合高校

日本協会のマーケティング部からも、「なんと申してよいかわかりませんが・・・」と、申し訳なさそうに連絡がありましたが、「私も選手も、関東大会の運営に行きますよ!」と、応えると、「ありがとうございまーーーーーす!」と、お返事いただきました。昨年は、試合結果の予想を的中させ、TBSからは感謝されましたので、今年も予想屋床さん、全力で頑張ります。(ちなみに昨年は、日本航空×修徳・本庄第一×湘南学院 を 録画放映しました。一番ハラハラさせたのが、湘南学院でした~)

最後に・・・

~文京学院サッカー部卒業生諸君~

今回の敗戦は、結果だけを見たら、悲惨かもしれませんが、選手たちの実力が足りなかったわけではありません。十文字戦も、東久留米戦も、十分に勝機はありました。だからこそ、悔しい気持ちはありますが、今回の東久留米のように、早い段階で自分たちの長所を生かして攻め込み、その決定機を決める。そして、セットプレーで得点を取る・・・というような戦い方が、しっかりできれば、勝ち上がるチャンスはあるはずです。選手たちは、私にますますやる気を出させてくれました。東久留米は、GK以外、1・2年生でした。人数もちょうど良い人数で、梅原監督と選手たちの信頼関係もとても良く、まさに伸び盛りのチームです。新人戦では、優勝候補の一角あるチームだと思います。ライバルがたくさんいる東京の環境だからこそ、切磋琢磨できる・・・東久留米の台頭を大いに喜びつつも、負けないように頑張ります!

横山コーチ、山田コーチ、鈴木トレーナーも、手ごたえを感じた大会だと言っています。これからも、やれるだけのことをやって、後悔しないように、全力を尽くしますので、誇りを持って、後輩たちを応援してあげてください!

9/15 記憶に残る東久留米戦(敗戦2-3)~高3引退試合

ショックで更新できなかったわけではありませんが・・・

東久留米にとっても、記憶に残る、ナイスゲームだったことでしょう。
文京学院にとっても、おそらく一生忘れない試合になったと思います。

試合開始すぐに、中盤から突破を受けて失点。その後もまた、ミドルシュートを決められ失点。想定していた以上の、東久留米の選手の技術・・・この見極めができなかった監督の責任。あっという間に0-2になりました。東久留米の梅原監督は、文京学院のことを良く知っていました。この差が生んだ2点です。選手には大変申し訳ないことをしました。その後、システムを変更し、ミラクル大輪を投入すると、松山、大輪と、2得点。2-2に追いつきました。前半は2-2で終了。選手たちも笑顔でした。「追いつかれた東久留米の方がきついはずだから、大丈夫。絶対いける!」と、小平はポジティブな言葉を仲間にかけていました。後半開始。東久留米の選手に、焦りはなく、むしろ落ち着いているように見えました。8月末の練習試合で飛鳥を破り、「文京には負けない」という自信を持っていたような貫禄がありました。そして、痛恨のファール。35mほどのロングシュートが、ゴール隅に決まりました。見事なシュートでした。まだ20分ある・・・まだ大丈夫。と、思いました。しかし、徐々に時間が経過し、そして、相手のDFを剥がせない文京に、焦りが出始めました。ここで、梅原監督が、好きな選手(女性としてではなく、サッカー選手として)、俊足の小林選手を投入しました。サイドから行けば侵入できるのでしょうが、どうしても中央に急ぐ文京・・・こうなったら、中央勝負・・・と、エース松村をワントップに。そして、右ハーフに近藤選手を投入しました。残り5分。最後は、あわててくれるシーンも出て、チャンスが来ましたが決められませんでした。そして試合終了。2-3で負け。試合が終わり、選手たちがその場に座りこんだ・・・こんなシーンは、今までの文京にはありませんでした。全力を出し切った・・・そして、負けた。きっとこの悔しさは、彼女たちを強くするだろう・・・と、確信しました。この試合で引退となる後藤、近藤、佐藤・・・試合にフル出場した後藤選手は、「やりきったぞ!」という、自信に満ち溢れた笑顔を見せていて、とても清々しい表情をしていました。こんな試合ができたことを、ありがたく思います。そして、もう7強時代は確実に終わり、東久留米が台頭した8強時代(記者の方々には、3強時代とも言われていますが)が到来し、来年からの8校リーグが盛り上がることになるでしょう。

この試合に出場させることができなかった佐藤暖日選手のために、翌日、レッズランドで引退試合を行うことにしました。

そして、翌日。3試合行いました。

①Aチームに3人の3年を入れたチーム VS 高1・高2
②高1・高2の現状のベスト VS 高3+高1・高2の現状のサブ
③一貫生(清水選手が欠席だったので、10名) VS 高等部生(16名)
VS

もちろん、③の試合がメインマッチ。かなり盛り上がりました。一貫チームが先制。その後、高等部チームが2点を奪い、2-1で高等部チームが勝利か・・・と思われた17時0分10秒・・・一貫部が追い付き、2-2の引き分け。両者仲良く、引退試合を終えることができました!!

現在の高2・高3の一貫生は、中学入学の際、「中学サッカー部には常勤の指導者がいません。本気だったら、十文字を勧めます。」と言ってきた代です。高3の近藤選手は、小学生時代はテニスの王子様。佐藤選手は、中学からサッカーを始めた選手。唯一、後藤選手だけが、小学校時代からのサッカー経験者でした。おとなしい性格だったので、ガツガツではなく、楽しくやりたい・・・という理由で、文京学院を選んだのだと思います。現高2のエースの松山選手でさえ、「試合に出れそうな学校」ということで、姉たち(常盤木2名、東北1名)とは違う文京を選択・・・そのころは、「全国出場」なんて、考えてもいなかったと思います。しかし、今の高1一貫生からは、「常勤の指導者を入れて、中高6年間でしっかり育てます!」と、約束し、山田監督を就任させました。毎年指導者が変わるという状況の中で、サッカーを続けてきた現高3一貫生。中3の時、山田先生が就任され、本当に嬉しかったそうです。今の中学生には想像もつかないことだと思いますが・・・いばらの道を歩んできた学年でした。

そして、その3年生たちも、引退となりました。
近藤選手は、後藤選手、佐藤選手、それぞれ立派な挨拶でした。6年間・・・よく頑張りましたね。


さて、新生、文京学院サッカー部。
11月の関東大会は、運営役員で茨城県をサポートします。先日の会議で、「茨城県は、女子サッカー部がある学校が少ないので、出場校のうち、負けたチームが残り、補助役員を担当する」という、鬼のような提案が出されていましたが、これでその心配がなくなりました。関東大会の戦いを間近で見て、来年へのイメージをしっかり身に着けます!来年の運営ではなく、出場に向けて。早くこの宿命から解放されますように・・・

ここで、卒業生からのメールを紹介しましょう。なつかしい名前が登場します。

関カレが始まりました。私の大学は部員が5人。ルール上,他大学のサッカー部に所属していない助っ人を5人まで入れられるので全員来ても10人です。
2試合が終わりましたが,どちらも9人で戦い惨敗(--;)クリアすることに必死でパスも繋がらず日女戦は,トミーが試合に出てました。慶應戦では,はらし,あずさにボッコボコにされ,020とゆ~ラグビーか!ってスコアになってしまいました。
でも両足つっても,肉離れしてもみんな最後まで諦めないで走り続けました。
勉強はすぐ諦めるのに、、、やっぱり大好きなことは諦めないんですよね。
もしかしたら1点取れるんじゃないかって。ミスしてくれるんじゃないかって。
最後の笛が鳴るまで体ボロボロで呼吸も苦しいのに前に行こうとする力は自然と出てきて足が進んでました。やっぱり好きなことをするって良いですね!強くなれる。

はらしと文京のときの話をしたけど,文京のサッカーは本当に楽しかった。

はらしのスピードと得点力
あやめのダックスブロック
ちせこのキック力と精度
ひろこの声と気持ちの入ったプレー
向山の運動量
わかなの盛り上げる声
みずきの予想外のプレー
バードのガッツ
あしばの直向きな努力
かほの急成長とポジショニング
なおのお笑い芸人的なプレー
頑張る後輩たち。

最高のメンバーで試合してたなぁ。またあのときのメンバーで試合がしたい!

今は毎試合キツいしツラいけど試合前日とか当日になるとすごいワクワクしてくる。

卒業したらこんな気持ち味わえなくなると思うので,残りわずか絶対最後まで下を向かないで前に進む!悔いの残らないように必死に戦って最後は笑う!

なんか日記みたいな長文メールすみません(--;)
今文京出身の3人が大学でキャプテンやってますよ(^-^)v 
みんな自分の居場所で頑張ってます!

どんな結果でもやりきったときって疲労感半端ないけど心から笑えるんですよ!

先生も笑えるように頑張って下さい(^-^)

落ち着いたら顔出しに行きます!
現状報告日記なので返信はしなくて大丈夫です!
失礼します。

さて・・・中学生ですが・・・
U15リーグ 青梅に0-2  INAC多摩川とは 0-0 引き分け だったようです。

千葉選手が、責任を感じて泣いている姿を見て、責任を感じた・・・という山田監督。
結果が出るには、まだまだ時間がかかると思いますが、顔を上げて頑張ってほしいです!

最後に・・・修徳女子中高サッカー部のホームページをトップページにリンクしました。
向笠先生には、大変お世話になっておりますので・・・

修徳女子サッカー部

9/13 中高ともにレッズランド

中学は、明日、全国大会出場の青梅と、高校は、明日、東久留米総合と、それぞれ対戦します。
中高合わせてレッズランドで調整ゲームを行いました。

中学生は、ずっとやってきたパターン練習に、アレンジをつけるにはどうしたら良いか、最後のスパイスを模索していました。「こんなに面倒を見て来たのに、なんでできるようにならないんですかねえ・・・」と、練習ではできるけれど、試合ではなかなかうまくいかない現状に苦悩する山田監督。最近は、南葛FCの向笠監督に様々な練習方法を聞いているとのことでした。「きっと、私、有賀先生や武末先生より、向笠先生としゃべってますよ!」と、得意げに語る山田監督。国体では、山下先生に、悩みごとは寺谷監督(ベレーザ)・大須賀監督(エルフェン)に・・・大物キラー(コミュニュケーンスキルに長けているので、大物に面倒を見てもらえる得な人生)で知られる山田監督が、全国出場の強豪青梅に、どこまで戦うことができるか、ご期待ください。

高校生は、「あんまり面倒を見ていないのに、なんでできるようになったんですかねえ・・・」と、山田監督は高校生の成長ぶりを、高く評価していました。

勉強もそうですが、教えすぎるとダメ・・・でも、最低限の考えるベースは教えなければならない・・・その強弱が難しく、個人差もあるので、人によってアプローチも変えていく必要がある・・・指導者にとって、最も難しいことは、「やる気」を引き出すこと。チームの全員のやる気を引き出せる指導者になるためには、どうすれば良いか。これが中高ともにできるようになった時、本当の勝利が見えてくるのでしょう。私も、まだまだ、まったく。

先日、翠先生が発起人になり、湘南学院の全国3位祝賀会を行いました。芦原先生、日野先生、脇田社長をはじめ、木村先生に縁のある先生方が集まりました。ある高校の若き女性指導者は、「湘南のようなチームを作れる指導者になりたいです。」と、木村みき監督を尊敬のまなざしで見つめていました。昨年の関東予選、テレビ関係者も、「湘南学院の木村監督の声掛けが、最も選手をやる気にさせている!」と、高く評価していました。今後も関東を牽引する、明るく、元気の良いチームを作り続けてください!おめでとうございます!木村監督の後輩の山田監督(日体大時代)も、ポスト木村を狙い、頑張ることでしょう!!その先輩の八鍬コーチ(東洋大)も、相変わらず面白かったです!

9/11 木曜日のレッズランド

去年の今頃・・・木曜日に学校からレッズランドに向かう途中、文京バスがパンクするという事件がありました。それ以来、平日のレッズランドには行かなくなっていましたが、小石川も新小岩も天王洲もなかなか空いていない。レッズランドは、学校から渋滞なしで35分。到着して準備して、16時30分~18時までの練習。アップをして、紅白戦を行うと、あっという間に終わってしまいます。それでも、横では幼児のサッカー教室が行われていて、さらに18時から練習を開始するレッズレディースのジュニアユースがやってきたり・・・つまり、「人の目」を気にしながらサッカーをする環境があることで、短時間ですが、いつもより集中力が高いゲームになる・・・と、気づきました。グランド使用は、平日は18時までなのですが、野芝で走ることもできるので、それなりのトレーニングができる・・・行きかえりのバスの中で、生徒は勉強できる!!なかなか良いと思いました。



紅白戦の後、日曜日の東久留米戦のメンバーを発表しました。十文字戦では、「スタメンの10人が1・2年生。負けることを恐れずに、思い切りやるぞ!」と、チャレンジャーになれた選手たち。しかし、東久留米も、ほぼ1・2年生のチーム。初の関東大会出場をかけて、高いモチベーションで挑んでくる。気合や勢いは、相手の方が上かもしれない。文京は、負ければ、「やっぱりね。弱いんだね。」と、言われて終わる。その重圧があっても、明るく、冷静に、これまでやってきたことを体現できる選手が11人揃わなければ、きっと勝てない。そう話して、11人を発表しました。これで負けたら、メンバーを決めた監督の責任。負けを恐れて、食べ過ぎて、飲みすぎて、太るのは監督だけで良いですので。選手たち諸君は、負けを恐れず、常にチャレンジャーでファイトしてほしいです!

9/10 高校女子サッカーの観客動員のために

今回のインターハイ。観客動員は、成功したとは言えませんでした。テレビに映し出されたスタンドを見て、「こんなに観客が少ないんだ・・・」と、驚く人も多かったようです。これでは、やはり、スポンサーもつかず、今をピークに、どんどんテニスに負けていくと、冷静に分析する人もいます。

今度の関東大会では、ひたちなか運動公園の試合(5位・6位の代表決定戦)がテレビ中継される予定です。ここで、観客を動員するには、どうしたら良いか・・・という相談を受けました。

たとえば、春高バレーでは、ジャニーズ事務所と手を組んで、アイドルで集客します。V6のVは、バレーボールのVだと聞いたときは、驚きました。今でも鮮明に覚えているのは、文京学院バレー部がオープニングゲームだった時、試合の前に、嵐が一曲、歌いました。嵐を見に会場にやってきた若者は、1万人を超えていました。しかし、嵐の歌が終わると同時に、さ~っと、いなくなり、試合が始まりました。まさに、嵐が去った後の静けさ・・・でした。

高体連登録校数が、女子サッカーの10倍である女子バレーでも、このような状況なのですから、女子サッカーの現状は厳しい。(一部、メディアで、高校女子サッカーの競技人口が急増していると報じられていますが、ある地区の調査が間違っているので、実際の数の1.5倍になっています!)

私学であれば、学校がそのクラブを応援するという傾向にあれば、全校応援ということも起こるかもしれません。その移動の経費(大型バス10台とか・・・)を、捻出する寄付金があったり、補助があれば、公立高校でも可能かもしれません。しかし、現状は、あのインターハイの駒沢・・・せいぜい多くて2000人。何か仕掛けをしないとこの現状は変わらないということで、12日(金)の関東高校女子委員長会議で、関東8都県の委員長の先生方からアイデアを伺いますので、よろしくお願いいたします。

高校選手権の抽選ですが、今まではJFAハウスの会議室で、私の立会のもと、JFAの大会部会長がドローしていました。複雑ですが、ちゃんとしたルールに基づき、抽選が行われていましたが、結果を見ると、あーだこーだ言いたい方も出てくるようです。男子のように、公開抽選にした方が良いのでは・・・という提案があり、今年は、公開抽選会を実施する方向です。ここで問題になるのは、時期。そして、出席者。抽選会で、生徒の公欠、教員の出張が認められるかどうかというのは、学校長判断になるため、出場チームのすべての出席をMUSTにすることは難しい・・・しかし、そうなると、メディア映えしない・・・ここでも問題にぶつかりました。

今年から高体連共催になる高校選手権。会場も磐田から神戸に移り、いろいろな問題点が出てくると思いますが、皆様、ご協力よろしくお願いいたします。すべては、女子サッカーの普及、発展のために・・・

9/9 選手のサッカーノートを見て

負けを引きずらない・・・と、思っても、年をとるほど難しい。
今日も、全国大会の抽選を男子と同じように、公開抽選にして、テレビを入れたいという方向性の話が来て、そんな対応に追われている自分が悲しい。

と、ウジウジしていると、続々と選手たちがサッカーノートを持ってやってきました。今の2年生は、よくノートを出す。高橋・石川・中村・田所・寺本・向山・宮田・池田・稲葉・新井・・・歴代、よくノートを出していた選手たちを思い出させる。彼女たちのサッカーノートが、疲れた中年を奮い立たせる。きっと、私と同じようにガックリしているお父様、お母様も多いことでしょう。その方々のために、今日は選手のノートを掲載します。私と同じように、元気を取り戻してくださることをお祈りいたします。

昨日は、ただ漠然と悔しさだけがあって、何も書くことができなかった。冷静に試合を振り返っても、悔しさは変わらないし、時間が経つにつれて、増していっている感じもする。1点、特に、先制点の重みを感じた試合だった。あの先制点は、今も鮮明に蘇る。0-5という、後半は、技術の差を見せつけられ、ボロ負けしたという感じではあるが、前半や、後半の立ち上がりは、歯が立たないということは無く、むしろ、「自分たちにでも、倒せるかもしれない。ここまでできるようになったんだな。」という気持ちでプレーできた。だからこそ、余計に悔しい。後悔しないようにという気持ちで試合に臨んではいるが、負けて後悔しない試合は今まで無い。自分たちのために、遠征を組んでくださったり、アドバイスをくださった先生方、横山コーチ、鈴木さん、そして3年生に申し訳ない。7ヶ月後のインターハイ予選では、何としても結果を出したい。東京で優勝するには、ほかのチームの何十倍も、何百倍も頑張らなければいけないのに、今回は、まだまだ足りなかった。もっとできたはずだと、自分たちの結果を真摯に受け止めなければならない。負けてすぐの練習は、気持ちを入れて当たり前。時間が経っても、質の高い気持ちの入った練習、試合ができるかがカギだと思う。チームとしては、決定力、粘り強さ、勝負強さをつけ、個人としては一対一の強化、ボールウオッチャーにならないことを課題に取り組んでいきたい。そう簡単に気持ちは切り替えられないが、自分たちに立ち止まっている暇はない。全国出場の目標は、今年は達成できなかったが、来年に向けて、最高のスタートを切ることができるように、3年生への感謝の気持ちを胸に、順位決定戦を必死に闘いたい。(2年 スモフラ)

試合の前半は、みんなが簡単にボールをさばき、良いカタチで攻撃できていた。たくさんゴールチャンスがあったが、それを決められなかったというのが負けた一つの原因だと思った。しかし、一番の敗因は、自分にある。前半は、まだ体力が維持され、球際の強さ、明るさで、十文字に勝ることができた。しかし、後半になると、自分が動けなくなり、球際でも負け、セカンドボールも拾えなくなった。そして、失点してから明るさもなくなった。自分の中では、それほど暗くなっていないつもりだったが、チーム全体が暗くなったというのがすごくわかり、どうすれば良いかを考えているうちに、自分も暗くなっていた。今日、試合が終わった後、父と話して気付いたことがある。それは、サッカーをやっている4人の姉妹の中で、全国に出場したことが無いのは、自分だけだということ。これは自分の心に、とても響いた。とてつもない悔しさを感じた。そして、来年こそ、何としても全国に行きたいという気持ちが、心の底から湧いてきた。気持ちだけでは、全国に行けない。だから、もっと自分を鍛えたいと思う。毎日、コツコツ、技術や体力をつけ、来春のインターハイ予選では、姉たちと同じくらい、ゴツゴツした身体になっていられるようにしたい。練習の翌日のフィジカルトレーニングでは、自分が情けなくなった。これまで、どれだけサボっていたかがわかった。そして、決心した。必ず、やると。ボールトレーニングでは、ボールタッチの時から、みんなの気合を感じた。2対2では、ギリギリまで追いかける選手が多かった。小平には横のドリブルで抜かれた。大輪には、フェイントで逆をつかれた。そして、今日、一番シュートが良かったのは額賀だと思った。試合に出場した選手は、悔しさから頑張ることができるが、そうでない選手は、額賀のように、「試合に出れない悔しさ」を、練習でぶつければ良いのかもしれない。チーム全員が同じ意識で練習できるようになるために、どうすれば良いか、これからも答えを見つける努力をしたいと思った。(2年 パイマウ)

試合が始まる前、チームのみんなは、「何も考えなくて良いよ。自分らしくやれば良い。失敗しても、みんなでカバーするから。」と、言ってくれた。その時、あらためて、このチームのために闘おう!と思った。試合がスタートし、自分にできることを考え、できるだけボールを持たないように、ダイレクトでさばいた。もっとキープできる選手になれれば良いが、今の自分には、できない。だから、早くボールを配球した。自分がミスをしたとき、松山が、「期待してないから」と、声をかけ、小平は、「想定内!」と、言って、テンパりそうな自分を助けてくれた。何度も何度も助けてくれた。松村がクロスを入れた時、GK前にボールが落ちた。自分はGK前を狙っていたつもりだが、得点できなかった。前半は、攻め続けていたが、得点できなかった。でも、雰囲気はとてもよかった。後半が始まり、失点した。そしてリズムが狂い、2点、3点と立て続けにとられた。1点目を取られたときに、どう盛り上げるか・・・あとから考えてももう遅い。自分は何の役にも立てなかった。本当に情けない。チームに迷惑をかけてばかり。もっと練習して、確実にゴールを決められるようになる。もっとチームに貢献できるようになる。期待されたい。(2年 ラーリン)

今日の試合は、負けてしまったが、自分の成長を少し感じることができた。その理由の一つとして、緊張せずにリラックスして試合に入れたこと。会場に向かうバスの中では、すごい緊張して、身体がガチガチに固まってしまっていたけど、アップでボールにさわり始めたら、落ち着けた。きっと、自分に自信がつきはじめたのだろう。そして、もうひとつ、大きな声を出せたことが理由。ハーフとのコミュニュケーションもとることができ、マークもしっかり確認できた。ゲームの内容の良かったところは、ラインアップが素早かったこと。改善しなければいけないことは、相手にもっと身体をいれて、自由にさせないこと。そして、失点後の集中力。十文字のキープレーヤー、「松本さん」を意識してずっと練習してきたので、少しおさえられた気はしたが、クロスを入れられたり、中に切り込まれたりしたことが何回かあったので、もっともっと1対1を強化したい。まだこの大会は終わっていないので、気持ちを切り替え、5位になれるように頑張る。そして、今から来年のインターハイ予選に向けて、準備をしていきたい。(1年 ミドヴィレ)

9/8 文京学院リスタート

全国へのチャレンジが終わり、新しいスタート。再出発。リスタート。新生ではなく、再生でしょうか。

最初の120分は、鈴木トレーナーによるフィジカルトレーニング。今回、8月上旬までは、なかなか良いコンディションだった選手たち。しかし、8月後半に、選手たちと再会した鈴木トレーナーは、不安を隠し切れませんでした。自主トレをしっかりやっていない・・・インターハイ、富士、オフ、滋賀、勉強合宿、と、いろいろな行事が挟まる中で、自分に厳しく、毎日トレーニングができた選手が、どれだけいたか。「フィジカル連絡帳」を、提出させるべきでした・・・昨日の試合、プレスが緩くなったのは、体力のせいではなく、失点による焦りからきたバランスの崩壊のせいだとは思いますが、体力があれば、焦りもなかったかもしれない・・・トレーナーとしては、複雑な心境のようでした。



残りの60分、2対2のシュートトレーニングを行いました。フィニッシュが決まらないチームは、勝ち上がれない。練習でも、GK正面や、枠外にシュートを放つ選手が多い。絶対に決めなくてはならないシーンで、決められるFW、絶対に止めなくてはならないシーンで、止められるGK。お金を出して、呼んで来れば、全国に行けるかもしれないですが、そんなことはできない・・・選手たちの成長を祈るばかり・・・

隣では、中学生がリーグ戦に備えて、トレーニング。「つなぐことはできるようになってきたんですが、ボールが蹴れなくて・・・」と、山田監督。しかし、テーマは変えず、「つなぎ」にこだわり、トレーニング。

9月21日に、「つばさカップ」という、南葛FC(向笠先生が総監督)主催のカップ戦を行うそうです。修徳中学と文京学院中学がオーナーチームになり、ゲストにいろいろな女子チームを呼ぶと言う企画とのこと。もちろん、「つばさ」とは、「キャプテンつばさ」のこと。有難い話です。



中学予定 
9月14日(日) 9:30 下宿第三  VS 青梅ストロベリー
9月15日(月)13:20 関東村D1 VS INAC多摩川
9月21日(日) つばさカップ にいじゅくみらい公園
9月23日(火)14:10 調布西町  VS 十文字中

9/7 全国からの祈祷パワーが、43分間・・・奇跡を起こしました・・・が、そこまででした。

朝、デング熱で話題の代々木公園に隣接する明治神宮に、決死の覚悟で参拝しました。
ここ数年、封印してきた神頼み。今年の5月に中学生の関東決めで、試してみたら、見事に成就したので、今回もチャレンジしてみました。長袖に、虫よけスプレー。意外と小心者の自分に気付きました。


おもひ入る こころひとつによりてこそ さかしき道も わけつくしけれ
集中して、無心に心を傾けて、取り組めば、難しい問題や試練も乗り越えていける という意味

普段、授業で、生徒が眠そうにすると

私:「明治天皇は何やってるか知ってるか?」
生徒:「わかりません」
私:「目いじってんのう」

と、オヤジギャグのネタに使っている明治天皇様ですが、こんな時は素直に御歌を受け入れて、敬礼。


祈願の言葉を書き、心づけを5005円。5戦5勝の意味で・・・と、書きこんだら、風が吹き、紙が飛ばされました。
「これはまずい!」と、46円足して、5051円と書き、財布を見ると、なんと、ちょうど51円ありました。これは間違いなくご利益がある・・・と、喜んで、顔を上げると・・・

「あすへの願いと誓い」と、書いてあるではありませんか!!試合は今日なのに・・・と、若干不安を感じながら、明治神宮をあとにしました。

前置きが長くなりましたが・・・まあ、それだけ今日の試合に真剣だったということです。

東京に、関東大会を大差で勝ちぬいた王者がいて、そのチームと対戦できるわけですから。しかも、それが5月の時点からわかっていたわけですから。長い時間をかけて準備してきました。6月にLigaで対戦した時は、あまりの強さに、手も足も出して、ボコボコにやられました。その後の、高校リーグや、草津では、十文字Bチームにも勝てませんでした。今年は無理かな・・・と、あきらめかけましたが、石川遠征で、可能性を見せてくれました。

数日前、十文字のサッカーダイジェストの記事を印刷し、その裏面に、文京版のサッカーダイジェストを、十文字の記事の替え記事でつくり、選手たちに配りました。こんな感じの記事です。

18年分の想いを胸に十文字に挑む

一昨年関東学園大を卒業し、現在は藤枝MYFCで活躍する高橋沙樹選手、FC VIDAのキャプテン、江口響子を擁した2007年、創部11年目にして初めて関東大会出場を成し遂げた文京学院。しかしながらまだ、全国への切符を手にしたことは無い。今年は、スタメンのほとんどを1・2年生が占めるという若いチームで全国初出場へチャレンジする。そして、その最大の関門、ベスト4進出をかけた試合の相手が、関東チャンピョンの十文字高校となる。中盤でデカイ声を出し、ゲームを作ったり壊したりする松山②、何の特色も無いが、ごくたまに神様シュートを決める大輪②、インフルエンザ菌でスタメンを勝ち取り、今ではチームのキープレーヤになった稲田②、唯一ガラパゴス携帯を愛用するキャプテン小平②、普通のシュートはGK正面だが、難しいシュートは決める鳥海②、寂しがり屋でモデル立ちのGK竹木②など、芸風豊かな2年生がひしめく、まったく予想できないチームだ。



チャレンジャー精神で挑む十文字戦

コミカルな陣容でジャイアントキリングを狙う


修徳、飛鳥に破れた昨年の高校選手権都予選は、苦い思い出。修徳、飛鳥は、全国大会に出場した。新人戦で巻き返しを期した、新生文京学院。だが、十文字高校の前に0-1で敗れた。そこから僅か半年、石川県和倉温泉に姿を現した文京学院には、新たな可能性が芽吹いていた。素早いラインアップと、ダウン。運動量の多いDF陣は、相手にスペースを与えない。攻撃陣の三角形攻撃で、シュートまでリズム良くボールを運ぶシーンも増えた。「和倉温泉では、鳥海がケガで抜けていましたが、有澤を試すことができ、新しい戦力が加わりました。Ligaでは、山本捺が怪我で抜けましたが、怪我明けの近藤③や、成長期を終えた佐藤③、なぞの練習をしていた滝口①を試すことができ、新たな戦力に気がつきました。」(床介監督)十文字がベスト4決めの相手というのは、いかにも割りに合わないようにも見えるが、「初戦から、関東大会の決勝ができると思うと、ラッキーです。ここで十文字を倒せば、神戸がぐっと近くなりますからね。」床介監督以下、力むことなく、新小岩で関東の頂点に挑む。

そして・・・9月7日、十文字戦を迎えました。


スタートから5分間のシュミレーション。10分間のシュミレーション。大輪がミスして、動揺した時のシュミレーション。サッカー部というよりは、演劇部のように、リハーサルをしてきました。しかし、想定外のことがここで起こりました。4日前に、サッカーダイジェストのニセ記事に書いた、スタメン予測。その予測とともに、スタメンを想定してリハーサルをしてきましたが、23日のレッズランドの練習で足首を負傷し、手術のために入院していた山本捺美選手が昨日退院し、今日の試合にかけつけてきてくれたのですが、彼女が気を利かせて作戦ボードに貼ったメンバーは、リハーサルとは異なるポジションでした。「なんで大輪が左にいるの?」と、ボードを見て気づきました。しかし、これも、明治天皇様のご指示だと、勝手に判断した、最近皇室に近くなったと思っている私・・・その判断は、間違っていなかったようです。前半は、完璧すぎるくらいの出来でした。シュート本数も上回り、相手のCKもゼロでした。あまりにもうまくいきすぎて、思わずにやけてしまいました。そのニヤケ顔を、十文字のTAKAYUKI君は、たまたま見てしまったとか。

「認めるよ。前半は、完全に文京SHOWだよ。俺は選手たちに言ったんだよ。あのプレスは、必ず後半も落ちないって・・・」と、試合後、TAKYUKI君は、「もう文京とやりたくない!」と、余裕の顔でしたが、言っていました。

リハーサルでは、

「スタート10分でビックチャンスが2回来るはず。そこで決められるかで、勝負が決まる。」

と、言っていたのですが、そこを決められなかったら、やはり、焦ってしまうのでしょうか。余計なこと言わなきゃよかった・・・のでしょうか。また、失点した後に、連続して失点しないために・・・ということを選手たちなりに考え、「点を入れられたら、『想定内!』と、みんなで笑顔で言おうよ!」と、松山選手が提案。しかし、「それはやめて。DFとしては、みじめになるから・・・」と、小平選手が却下。失点しても、暗くならず、明るくやろう・・・と、口では言うものの、そんな簡単にはいきません。やはり、失点せず、先制することが王者を倒すための大前提。

失点の場面は、後半8分。ボランチのファールからのセットプレーでした。「え!?なんでファール?」、と、一瞬気を抜いた・・・そして、ボールを見た・・・ボールは中央からサイドに流れた・・・まだボールしか見ていない・・・ふわりとクロスが上がった・・・長身の佐藤選手にフリーでヘディングシュートを打たれた・・・万事休す。リードしたら、十文字は強い。実力を発揮してくる。そして、文京は、局面を打開するために必死になり、バランスを崩し、そして体力を消耗し、スペースを与えてしまう。その4分後、佐藤選手にまた決められる。こうなったら、パワープレーでいくしかない・・・と、FWに俊足の小林選手を投入。これもリハ通り。しかし、このころにはプレスも緩くなり、中盤で取り切れず、ボコボコにやられ始める・・・また佐藤選手に2連続失点。もっと失点していてもおかしくないくらいに猛攻を受けました。ダメ押しの5点目をくらっても、最後まであきらめずに闘うことができれば、悔しさが残り、人間として強くなれる。あきらめしてまった選手は、自分で限界を決めてしまい、悔しさを忘れるのも早い。二けた失点にならなかったのは、DFの後藤、小平の粘り強い守備があったから。この二人は、本当に成長しました。

GK 竹木(2年 文京学院中) 
DF  権田(1年 文京学院中)・後藤(3年 文京学院中)・小平(2年 YSCC)・中村(1年 戸木南ボンバーズ)
MF 松村(1年 文京学院中)・有澤(1年 フィオーレ武蔵野)・松山(2年 文京学院中)・大輪(2年 文京学院中)
FW 稲田(2年 フィオーレ武蔵野)・鳥海(2年 SFIDA世田谷)

交代 小林(2年 江東FC)→(大輪)・近藤(3年 文京学院中)


終わってみれば、0-5の大敗。次回、こうならないためには、

「最初の決めどこで、決める。先制点を許さない。」

というチームになること。そんなの当たり前でしょ・・・と、言われそうですが、これができる選手を育成できなかった監督の責任・・・と、深く反省しつつ、来年に向けて、独自性の強い、どこにも存在しない、ワン&オンリーのチームを目指し、頑張っていこうと思っています。バレー部の吉田監督が、「全国レベルのチームに通用する選手が2人いれば、他の選手は必ず育ちます。」と、先日話てくれました。サッカーでは、4人でしょうか。まずは、4人、全国レベルのチームと闘える選手がいれば・・・そう信じて、頑張ります!

忙しい時間を割き、毎週水曜日に技術指導をしてくださった 横山コーチ
一貫生の選手を中心に、要所要所でアドバイスをくれた 山田コーチ
毎回毎回自主トレメニューを作成してくださった 鈴木トレーナー

このスタッフの力を借りながら、今回のチャレンジに、私も今までにないくらいの時間と労力をつぎ込み、頑張ってきたつもりでした。しかし、まだまだ、ダメでした。

「だから十文字に勝てないんだよ」と、いろいろなところで、言われているのが耳に入ったり、直接言われたり、そんな言葉がモチベーションになり、「絶対に勝ってやる!」と、気合を入れて頑張ってきたつもりでした。が、また言われますね。

先週、

JFAの競技運営部から、
「今、高校選手権の運営マニュアルを作っているんですけど、床爪先生は何日から神戸に入られますか?」

JFAのマーケティング部からは、
「関東大会のTBSですが、今回はドキュメンタリー番組風に、作成したいそうなんですが、床爪先生は運営で入られますよね。」

と、言われ・・・「ちょっと待って!十文字戦が終わるまでは、わからない。出場するかもしれないんだから!」と、抵抗していましたが・・・

40代、最後の挑戦は終わりました。
まあ、磐田から神戸に移り、高体連が共催となる第1回の大会なわけですから・・・神様が「お前は運営に専念しろ!」と、言ったと思うことにします。

来年は、インターハイは神戸、選手権も神戸!インターハイは東京1枠!!優勝あるのみ!ますます険しい道ですが、文京学院に入学した生徒、そして保護者の「期待」に応えるために、もっともっと頑張ります!よろしくお願いいたします!

最後に・・・試合前、応援メッセージをくれた、卒業生諸君、ありがとう!感動したよ。でも、もしかして、10時42分くらいから、祈祷しなかったのでは???なんて、疑ってしまう、私を許してください。でも、次回は最後まで祈り続けてくださいね。

長野にジェラードショップを開店したという、横内様。おいしくいただきました!

宮田様、おいしい梨をいただき、ありがとうございました!

こんなところでのお礼で、すみません!!

応援にかけつけてくれた中学生に「中学生が十文字と戦ったあの試合(5月、赤羽)も、もしスタートで松本選手のシュートが決まっていたら、きっと。」と、話をしました。うなづきながら聞いてくれた選手がほとんどでしたが、右隣の千葉選手は、終始落ち込み気味でした。きっと、他人事ではなく、自分のことのように悔しさを感じたのでしょう。

千葉選手に、試合の感想を聞くと、
「捺美先輩が、怪我で抜けたところを、みんなでカバーしてあって、すごいと思いました。」と、かなり元気なく語っていました。

中3は、これから徐々に高校チームに融合していきます。中学生は、中1・中2で、チームを作っていきます。お互い、もう、来年の春に向けて、スタートです!!立ち止まってはいられません。

そして、この大会も、5位決定トーナメント戦がある・・・まだ終わっていません。

9月14日(日)新小岩私学総合運動場  16時キックオフ  VS 東久留米総合高校 

ちなみに、サッカーファンの皆様のために、ほかの試合も。

10時  飛鳥 VS 十文字 (決勝リーグ)

12時  修徳 VS 村田  (決勝リーグ)

14時  晴海総合 VS 成立学園 (5位決定トーナメント)

そうかそうか、今日の試合結果をまとめておきましょう。

飛鳥 VS 晴海  0-0で延長戦になりました。トイレに行っている間に、飛鳥がCKから点をとったようでした。そして、飛鳥が1-0で勝ちました。

村田 VS 東久留米 3-0 で村田が勝ちました。しかし、東久留米もたくさんチャンスを作っていました。
村田のベンチは、新日本プロレスの興行のようでした。ユニフォームを着る恩師を見て、山田先生は、複雑そうでした・・・


修徳 VS 成立学園  ロスタイムに成立学園がPKをゲット。それを決め、1-1に。試合は延長に。延長で修徳が2得点をあげ、3-1で修徳が勝ちました。

なかなかどの試合も、アツイ試合でした。

9/6 なるようにしかならないけど 祈ってくださいな

いよいよ明日、十文字戦。無事に調整を終えました。
力の差は歴然ですが、可能性はゼロではないと思います。やれることはやってくれるでしょう。

文京を応援してくださる方すべての祈りが通じれば、何かを起こせるかもしれません。

ある卒業生が子供の写真を送ってくれました。いつか大人になって、母になって、高校時代を思い出す・・・
そんな時、良い思い出として、語りつくせるような試合ができることを・・・卒業生諸君、みんなで祈りたまえ・・・
君たちが3年生の時の夢の島を思い出して・・・力を貸してください。求祈祷タイム:9月7日10時~11時30分

9/4 私学総合運動場(新小岩)の駐車場について

7日の十文字戦に向けては、お互い真剣勝負なので、触れずにおきます・・・
「替え歌」ならぬ、「替え記事」という新たな分野に挑戦してみた、ということだけは書いておきます。

さて、7日は私学総合運動場で4試合行われますが、保護者・応援の方は、施設の駐車場のご利用をお断りしています。これは、私学事業団から強く言われていることです。あの駐車場は、「施設利用者用」のための駐車場であり、利用者を応援する人よりも、利用者が優先されるということです。以前、満車で、テニスの利用者が駐車できず、「もう、高体連のサッカーには貸せません」と、言われたことがあります。それを何とかお願いして、貸していただいている施設であるということを、ご理解ください。そもそも、あの施設は、私学共済組合の方の福利厚生のための施設です。決して公共の施設ではないということを、お忘れなきように・・・

私も、移動は車・・・という、完全車派なので、今回のインターハイは苦労しました。「東京都では、自家用車での通勤はNG」というのが常識だと言われ、コイン駐車場を探したり、駒沢駅付近のレンタカー屋で車を借りたり・・・結構苦労しました。車派には、厳しい街ですが・・・車派だからこそ、ルールを守り、他人に迷惑をかけないようにしたいと思う気持ちは、人一倍強いつもりです。

「空いているからいいじゃん!」という、子供のような主張は通りません。もし、巡回時に、応援者が駐車しているようなことが発覚すると、来年から高校の都予選は、学校のクレーグランドで実施されることになる・・・ということです。以下、大会運営委員からの通達です。

 駐車場について
○ 裏門から入ったところの駐車は、各校1 台でお願いします。
また、門を開ける時間が限定されました。裏の駐車場を利用する場合は、指定の時間で出入庫お願いします。(個々のタイミングで門を開けることはできません。)
○ 敷地内の駐車場は、チーム、スタッフは利用して構いません。(テニス等もあるので一杯になる可能性はあります。)
保護者、応援の方は公共の交通機関、コインパーキングをご利用いただくようご連絡下さい。
  <各学校 2台まで 駐車を認めます。駐車券を配布しましたので、見えるように置いてください。>

 応援については、応援歌は可、鳴り物は不可。(バックスタンド側からの応援歌は不可となりました。メガホンはOK)
 応援の方はスタンドから応援をお願いします。(ピッチの屋根付きのところなどピッチレベルは入らないよう顧問の先生から
もお伝えください)
 敷地内は禁煙です。喫煙される場合はクラブハウスの喫煙場所でお願いします。
(以前高校女子の管轄で喫煙をされた方がいるようです。必ず保護者の方にもご連絡下さい。)
 スタッフ、選手、保護者、応援、すべての方にゴミは持ち帰るようご連絡下さい。

8/29  高校選手権東京都予選 初戦

清瀬市の下宿第三グランドで高校選手権都予選がスタートしました。
初戦の相手は都立戸山高校。誰もが憧れる難関都立校です。
今年から東大に女子サッカー部ができたので、戸山⇒東大⇒官僚⇒スポーツ振興 という、日本の女子サッカーの将来を本当の意味で担う人材が育つプロセスができたのではないでしょうか。

文武両道の頂点、戸山高校女子サッカー部を率いる樋口監督。積極的に女子サッカーの普及に協力してくださる情熱あふれる先生です。


予想通り、賢く、集中力の高い守備に、リズムが狂い、苦労しました。12分、混戦の中から松村選手が先制点を奪うも、チームはリズムに乗れませんでした。23分、フリーキックのチャンス。前日、短時間でしたが練習した成果が出た・・・かどうかはわかりませんが、これが決まり、2点目が入ると、ようやく選手たちは笑顔になりました。

先発  竹木・権田・後藤・小平・中村・近藤・有澤・松村・佐藤・松村・稲田
交代  相原(⇒佐藤)・大輪(⇒相原)・額賀(⇒大輪)・滝口(⇒近藤)・山本美(⇒額賀)

得点  稲田(3)・松村(2)・松山(2)・相原・大輪

いよいよ次は、この方との対戦です!


やれるだけのことはやって、巨人に挑みたいと思います!
決戦は、9月7日(日)10時~ 私学総合運動場です!!

8/27  Liga@鹿島⇒全国中学校大会@小牧

Liga Student  大学生と高校生の交流大会。「女子サッカーの普及」が最大の目的。大学でサッカーを続けている卒業生たちに出会える。大学生たちは、懐かしい高校時代を思い出せる。参加24チーム

小牧カップ 中学校女子サッカーの学校対抗戦。「中学校の女子サッカー部を増やす」ことが目的。JFAに主催をお願いしましたが、まずは主管の愛知県サッカー協会の主催でスタート。参加10チーム

今回、南山中学の梅垣先生の発案で行われることになった第1回の中学校だけの全国大会、小牧カップに参加するにあたり、交通手段をどうしようかと、悩みました。
中学の部員数が29名になり、マイクロバスには乗れない人数になりました。選抜して連れて行けば良いのでしょうが、記念すべき第1回大会ですので、やはり全員で行った方が良いだろうという判断を下しました。6月に、旅行会社にお願いして、バスの見積もりをとってもらうと、一人当たり、新幹線と同じくらいの金額になってしまいました。29名という大型では少なすぎ、中型では乗り切れない人数、往復500キロを超える距離なので、運転手2名での運行、燃料代の高騰など、さまざまな要因が重なり、今、観光バスは気軽に使えなくなりました。そこで考えたのは、高校生のLiga遠征を、レンタカーのマイクロで私が引率し、学校のバスで中学1、2年生を小牧に運び、中3は、社会科の勉強を兼ね、新幹線で行かせ、その分の費用を全員で頭割りすれば、3泊4日の宿泊費を入れても、2万円で収まるという、ドリームプランでした。しかし・・・中3だけを現地集合にさせるのは、いかにも無理があるということで、行きは、お母様に引率をお願いし、家族旅行風に、帰りは、私がレンタカーで運搬するという方法に急遽変更。

Liga の鹿島から 巣鴨まで 200km バス(コースター)を返して、ハイエースコミューターの新車を借り、愛知へ380km。さすがに、1日580kmは、きつかった・・・ただ、空走の時は、大きなアクビをしたり、煎餅をバリバリ食べながら運転したり、替え歌を歌ったりしながら走れるので、それほどしんどくありませんでした。鹿島を1時に出て、巣鴨で車をチェンジし、小牧勤労センターの懇親会場に到着したのは8時30分でした。【鹿島⇒巣鴨 2時間  巣鴨⇒小牧 5時間】

懇親会場で、この大会の発起人、南山中学の梅垣先生にお会いしました。日体大出身33歳。なかなかのナイスガイです。すると、聖カピタニオ高校のナイスミドル、ゼロ円先生も、奥様と一緒にご出席されていました。懇親会の後、このメンバーにお誘いいただき、田舎料理のとてもおいしいお店に行きました。店主が、「ネットには書かないでください。いつも同じサービスができるわけではありませんから。」と言っていたので、お店の名前は書きませんが、サンマのおいしいお店でした!


「グランドがクレーなので、申し訳なくて・・・」と、梅垣先生はおっしゃっていましたが、鹿児島、福井、京都、静岡、東京、そして愛知のチームが集まることに意味があるわけで、とても素晴らしい経験ができたと思います。選手たちにとっても、指導者たちにとっても、新鮮な「発見」がたくさんあった大会でした。

東京の選手は、都会っ子。鹿児島や福井の選手は、本当に純粋で、すれていない。ある学校は、指導者の男性教員が、選手たちと同じ部屋に寝ていました。「田舎では、自然ですよ。雑魚寝は・・・」ということでしたが、イネス先生は、目が点になっていました。まさに、異文化です!!ある学校の選手に、「あの8番、ヤバいよ。痛いし。バナナでもやっとけ。」と、試合中に完全にゴリラ扱されたという千葉選手ですが、福井工大の選手たちとは、とても仲良くなっていました。お互い、高校で対戦できるように・・・


今回の決勝は、十文字中学と神村学園中の対戦・・・インターハイの再現でした。そして、PK戦により、十文字が第1回のチャンピョンになりました!さすが、十文字!


1位 十文字中学
2位 神村学園中学
3位 常葉橘中学
4位 京都精華中学

やはり、ベスト4は、高校が全国大会の常連校でした!6位だった文京学院。しかし、上位との差は、努力次第で埋められる差かもしれないということを、実感できた大会でした。

予選リーグ ①常葉橘 0-1 ②南山 1-0  ③神村学園 1-2  ④福井工大 2-0  ※3位
5位決定戦 VS 東海大翔洋 0-0 PK 負け

インターハイ準優勝の京都精華高校 越智監督とも、話をしました。普通の子を中高6年間で育てることの喜びとその情熱・・・「うちの選手たちは、サッカーと学校行事だったら、学校行事の方が好きなんですよ。インターハイの表彰式でも、岩清水選手のことを知っていたのは、キャプテンだけですよ。『あれ誰やね?』という、サッカーに特に興味がない、そんな普通の女の子たちばかりです。部活を辞めさせないようにすることで、必死ですよ。」と。そう考えれば、文京よりもはるかに指導が大変なんだろうなあと、思いました。

何はともあれ、もう少し滞在したかったなあ・・・と、思いました。

余談①
Liga は、レンタカーのマイクロバスで移動だったので、インターハイの決勝戦、日ノ本学園VS京都精華のビデオを見せようと思っていたのですが、DISK ERROR になり、仕方なく、パソコンで見せました。おもに3つのポイントを切り出し、選手たちに共有イメージを持たせました。横山コーチも来て下さり、アドバイスをいただきました!


余談②
Liga 2日目の朝、なんと、チームの要である○○と○○が、寝坊しました。当然、この二人は起用するわけにはいかず・・・それにより、出場できた選手は、ラッキー!そして、勝利できたことも、自信になりました。今回、部屋割りを担当したのは私。意図を持って、部屋割りをしましたが、寝坊までは想定していませんでした。

余談③
Ligaの最終戦で途中出場し、得点を決めた滝口選手。石川の遠征も、滋賀の遠征も、メンバー外でした。しかし、着実に上手くなっているのを感じたので、起用してみると、予想を大きく上回る活躍。「どこで練習していたの?」と聞くと、「公園の滑り台でボールを転がせて、それをトラップしてターンしたり・・・」と、なかなか斬新な答え。これにはキャプテン翼が名刺に印字されている横山コーチも驚いていました。

ファイナルステージ ① VS 東京国際サテライト 0-1   ② VS 大東文化大トップ 0-6  ③ VS 東京女子体育大学 2-0 (得点 近藤、滝口)

余談④
山田先生がコーチを務める東京国体ですが、宿敵千葉(JEF)に、1-0で勝利し、本国体出場を決めました。山田先生の話によると・・・「中村ゆしか(関東学園大)が、劇的な決勝ゴールを決めました。高校生で、唯一メンバーに入っている瀬野選手(修徳高)を、相手のキーマンにつかせた・・・その指示を出したのは、アドバイザーの山下先生だったそうです。「冷静に試合を見ている山下先生の意見を聞こう」と、スタッフが決断したことが勝利への要因だったと山田コーチはうれしそうに語っていました。川辺監督はじめ、スタッフの皆様、そして選手の皆様の健闘を称えます。おめでとうございます!

 

Liga Student 、小牧カップの様子は こちらから


8/21 中高の今後の予定

高校生はレッズランドの灼熱地獄・・・
中学生は新砂グランドで十文字さんBと練習ゲーム・・・本庄の遠征に参加しなかった選手を中心にメンバーを組んだとのことです。

今日も、容赦ない暑さで、私はヘロヘロでしたが、選手たちは、足裏に感じる熱さと闘いながら、頑張っていました。


中学生の予定
22日(金) 高校生と一緒にレッズランドで練習
23日(土) 中2・中3と、中1、2名が高校生と一緒にレッズランドで練習 中3 西が丘イベント参加
24日(日)~27日(水) 小牧カップ全国中学校女子サッカー大会

※山田先生は、8/22~24 で ミニ国体(国体関東ブロック予選)のコーチとして東京選抜に帯同します。
今年は、SFIDA世田谷の川辺さんが、監督、SFIDA世田谷の佐藤さんがコーチ、GKコーチは、サカモっちゃん、監修役として、都立駒場の山下先生、そして文京学院の山田先生 というスタッフで、挑みます。
8/23  VS 栃木   8/24  VS 千葉×埼玉 の勝者  2勝すれば、本国体(長崎)の出場が決まります!


高校生の予定
22日(金) 中学生と一緒にレッズランドで練習
23日(土) 中2・中3と一緒に、レッズランドで練習  西が丘イベント参加  なでしこオールスターズ 補助役員
24日(日) 模試
25日(月)~26日(火) Liga Student 2014 関東  @鹿島ハイツ
27日(水) オフ
28日(木) 学校練習
29日(金) 高校選手権予選 10時  下宿第三グランド
30日(土) 学校練習
31日(日) 学校練習

22日からの様子は、学校のホームページに記載していきます。(時間があれば・・・ですが。頑張ります!)

8/20  暑い中、横山コーチにご指導いただきました!

高校生は、レッズランドで横山コーチに、DFのトレーニングをお願いしました。個人能力の高い相手に、自由を与えないためには・・・


同じペットボトルでも、横山コーチが持つと、カッコいい・・・
貴重なアドバイスをたくさんいただきました!

我々の前に、レッズユースと大東文化大学がトレーニングマッチを行っていました。

あまり、後輩が近寄ってこない・・・すると、大東文化の先輩や同学生の選手に、いじられる・・・
すると・・・2年生が駆け寄ってきました。

良かった良かった。

「お互い、老けて、太りましたね・・・」と、相変わらず絶好調の野田先輩。
「先生、雅子様とテレビ出たんですか?お母さんが教えてくれました!」と、相変わらず情報が不確かな斉藤先輩。
「毎年、毎年、良い子を送ってくださって、ありがとうござます!」と、川本監督の言葉を素直に信じることはできませんでしたが、楽しんでいるようで、安心しました!また、Ligaで会いましょう!

中学生は、若葉総合高校さんが招待してくださり、トレーニングマッチをやっていただきました。若葉の後藤監督は、山田監督の弟さんの同級生(日体大サッカー部)ということで、山田先生には素直に従ってくれるようです・・・今後ともよろしくお願いいたします。

8/19 久しぶりの中高合同練習@レッズランド

昨日は、中高ともにオフ。私は、学校で皇室日記の取材を受けました。8月24日(日)、朝6時30分から日本テレビでの放送です。井田由美さんという、かつて『今日の出来事』を10年以上担当された報道アナウンサーの重鎮、今は、日本テレビ編成局アナウンスセンターアナウンス専門部長という肩書きでいらっしゃりながら、皇室日記の担当をされているという方から、インタビューを受けました。校庭を背景に、ウッドデッキで撮影が行われましたが、校庭では、サッカーではなく、テニスの大会が行われていました。ディレクターさんは、苦労していましたが、どのように編集されるか、楽しみです。
学校名は出ず、高体連の役職名が出るということでしたので、広報部長としては、何とか学校名をアピールしようと、サッカーボールに書かれた「文京学院」をさりげなく見せましたが、「すみません。学校名、見えないようにしていただけますか?」と、ADさんに笑顔で言われ、シブシブボールを回転させました。
ミカサさん、モルテンさんのボールを両方持って、愛子様が、「ボールは赤なんですね」とおっしゃられた経緯を説明しました。メーカーの名前的には、ミカサの方が、皇室対応???さて、モルテンは映るでしょうか。これも楽しみです。ただ、やはり、役員ではなく、出場チームとして取材を受けたい・・・というのが本音ですね。

今年も、高校選手権の地区予選で、関東、東海、関西は、TBSが入るように、JFAのマーケティング部で動いていただいています。関東大会の会場は、茨城県笠松運動公園と、ひたちなか総合運動公園です。役員ではなく、出場校として取材を受けれるように・・・予選スタートまであと9日。(東京予選:8月29日~9月23日)

今日は、中高ともにレッズランドで練習を行いました。高校生の特進クラス、理数クラスは、英語クラスは、それぞれ勉強合宿、勉強会が開催されており、該当生徒9名は部活には出ず、各自で自主トレになりました。理数クラスに所属する稲田選手が、朝、職員室にやってきて、石川の大会でいただいたお米を使った「おにぎり」を持ってきてくれました。カバンの中から、古いおにぎりが出てくることが良くある・・・と、聞いていただけに、やや懐疑心を持ちながら食べましたが、なかなか美味しい「おにぎり」でした。一番おいしかったのは、添えてあった胡瓜でした。きっとおばあ様の作品かと・・・ありがとうございました。

そらの雲が、おにぎりに見えました。先日、「石川のコメは、みんなに食べさせたのか?」と、稲田選手に尋問した甲斐がありました。

久しぶりに中学生の試合を見ながら、いろいろな可能性を見つけ出し、楽しむことができました。6年間で、選手たちは大きく成長します。その成長を、我々大人たちが、どうサポートすべきか。過保護、過干渉、無関心、決めつけ・・・NGワードを並べながら、今後の中学の体制づくりの話をしました。

学校に戻ると、校長室に、私と山田先生が呼ばれました。何かあったのか・・・と、若干ビビりながら出向くと、「FIFAに行ってきたんだよ。FIFAに行ったら、サッカー部を思い出してね。いつも頑張ってくれているので、感謝の気持ちをこめて・・・本物だよ!これ!」と、お土産をいただきました。FIFAは、スイスのチューリッヒにあるそうです。校長先生は、お嬢様とお孫様がスイスに住んでおり、この夏休みに、スイスを訪れ、FIFAの施設を見学されたそうです。怒られるわけではなかった・・・と、ほっとしました。


8/14~17 高校は 聖泉大学 中学は本庄第一にお世話になりました

遠征中の様子は、学校のHPに載せました!⇒こちらから

聖泉大学の後藤剣監督、お世話係の団子3姉妹(京都精華出身の長女と3女 + 八幡商業出身の次女)には、感謝の言葉を探すのが難しいくらいに、お世話になりました。 



監督の後藤先生自ら、お弁当を買いに行って下さり、お世話係の方が、洗濯をしてくださったり・・・そして、雨で水がたまったグランドを、一生懸命整備してくださったり・・・生徒たちは、「一生懸命動いてくれる大人」を見て、心を動かされるのだと思います。関東学園大学の山口先生、尚美学園大学の中瀬先生をロールモデルにしながら、「おもてなしの大会を実施したい」とのこと。そのリハーサルとして、招待してくださいました。現在、部員は13名。雰囲気も良く、とても暖かいチームでした!お別れの瞬間は、とても切ない感じになる選手も多かったようです。


人の心を動かすのは、やはり、人の心だ・・・と、あらためて思いました。

中学は、本庄第一高校主催のサマーカップに招待していただきました。本来は、中高一貫のチームが招待していただける大会ではな無いのですが、日野先生のご厚意で、文京学院と横浜翠陵は、毎年ゲスト枠として声をかけていただいております。今年は横浜翠陵さんが、人数が揃わないということでしたので、中高一貫校は、文京学院だけでした。来週末にある国体関東ブロック予選の準備等で、山田監督は、日野先生主催の林亭指導者交流会だけに集中したとのことでしたが、チームは第2位と、まずまずの健闘だったと、保護者の方からお礼の連絡が入りました。本庄第一高校の生徒の皆様、保護者会の皆様、そしてスタッフの皆様、ありがとうございました!

中学の保護者の方々へ

夏の遠征に関して、諸連絡が遅れており、大変申し訳ありません。
山田監督は、東京国体のコーチ兼主務を務めている関係(東京都サッカー協会・女子連盟からの要請を受けて、今年も受諾しました。3年目になります。)で、今はその業務に追われています。小牧カップのスケジュールは、以下の通りです。何か不安なことがありましたら、床爪までお問い合わせください。
今後は、各学年ごとに意見集約のリーダーを決めて、情報交換を密にできるような体制をつくれるようにしていければと思います。よろしくお願いいたします。

小牧カップ スケジュール


8/7~9  清水エスパルスカップを通して

試合の結果は、学校のHPに載せました!⇒こちらから

すべての試合結果はこちら。ちなみに1位の湘南、2位の作陽、3位の高梁日新は、すべて女性監督!
今回、初出場で3位になった岡山の高梁日新を率いるのは、山川莉々加監督。作陽高校出身の山川監督が、作陽を倒すべく、監督に就任。池田監督も、うかうかしてはいられない・・・こうして、「1強」だった県や地域に、ライバル校が誕生することで、さらに普及と強化が進むと思います。

この大会のすごいところは、高橋賢一先生のご家族と、宮川様ご夫婦で、大会運営委員会を組織しているところ。そして、審判は、高橋先生が所属する清水東高校の男子サッカー部の生徒が担当しているところ。ここまでして女子サッカーのために・・・これこそ、テレビで取材していただきたいと思いました。


今年もまた、本光寺さんにお世話になりました。今年で9年目になると思います。お孫さんのシエル君も、もう中学2年になりました。お寺での生活。広島文教、山陽女子との生活。住職さんの、優しくも、おもしろいツッコミ。選手のみならず、指導者も多くのことを学ぶことができます。ご住職には、どうかお元気でいていただき、これからもずっとお世話になりたいと思います。


ビンゴ大会で、最後まで当たらなかった松山選手・・・きっと、試合で運が巡ってくると思います!

高橋ファミリー 本光寺ファミリー 広島ファミリー こんなにファミリーに恵まれた大会は、どこにもありません!
ありがとうございました!!

この大会の途中、8月8日に、都立園芸高校にて「皇太子殿下とのご交流会」というものが実施されました。インターハイの実行委員や補助役員から選ばれた者が召集されるというイベントでしたが、今回、東京都の実行委員会は文京学院の生徒を選んでくださいました。これは、私が女子委員長だからではありません。インターハイの予選大会を視察に来たり、いろいろな先生から話を聞いたりして、東京の競技種目の中から、女子サッカーだけを、そして、その中でも文京学院だけを選んでいただけました。いつ、どこで、誰に見られているかわかりません。試合中は、チャラチャラしているように見える選手もいますが、それはそれでパフォーマンスですから、OKだと思います。しかし、いざピッチを出たら、社会の一員となるわけで、そこでどのような行動をとれるかが大切です。けやきの森学園の先生方のように、いつも社会を明るくするような存在でいて欲しい。今回選ばれたことを誇りに思いつつも、これからも「文京の生徒なら大丈夫だ!」と、信頼できる選手たちでいて欲しいです。

近藤、後藤の二人が、ご交流会に参加することになり、8日の朝、近藤さんのご両親がお迎えに、夜は後藤さんのご両親が送りに来てくださいました。文京学院の保護者の方々には、本当に頭が下がることが多いです。言いたいこともグッとこらえ、子供たちの成長を温かく見守ってくださる保護者の方々・・・今後ともよろしくお願いいたします。

滋賀遠征には、22名を引率していくことにしました。
高3 全員 高2 全員  高1 選ばれし者。また、さらに躍進できるように、頑張りましょう!

8/1~6  東京インターハイを通して

◆1日
前日の23時・・・連絡が入る。監督会議で配布するためのプログラムを、駒沢から味スタに運んで欲しいと。私の自宅から駒沢は車で10分程度、恵比寿⇒駒沢⇒調布は、下りルートなので、それほど渋滞はしませんが、31日は駒込に泊まり、仕事をしていたので、駒込⇒駒沢は、結構時間がかかりました。ようやく駒沢に到着すると、リハーサルのために先生方が集まっていました。挨拶をして、プログラム400部(1束25冊なので、16束)を車に載せ、調布に向かいました。この日の私の流れは、13時監督会議(けやきの森学園)→14時30分、総合開会式リハーサル(味の素スタジアム)→18時、全国9地域女子常任委員会(都立新宿高校)でした。時間に追われながら、ギリギリのところで仕事をすることには慣れていますが、さすがに、今回は、悲鳴を上げそうでした。ひとつひとつの場所の移動が、大変でした。

プログラムに記載された監督会議の時間が14時だったため、アクシデントが・・・あってはならないミスでした。出場チームには、以前から13時という告知がされていたので、問題なかったのですが、運営サイドは、プログラムを先に受け取ってしまうので、それを見てしまった・・・最初からトラブル。

そんな中、監督会議の会場を貸してくださった、けやきの森学園の先生方の「おもてなし」に、癒されました。普段、障害のある生徒に対応している先生方は、表情ひとつひとつから、「優しさ」が溢れていました。いつも優しい顔でいられるというのは、本当に難しいことだと思います。感動しました。

けやきの森学園から、味の素スタジアムまで徒歩15分。優勝カップ返還のリハーサル時間にギリギリ間に合いました。本来であれば、サッカー専門部長の勝部先生(暁星中高校長)が適任なのですが、山梨で行われている男子の大会でお忙しく、私が代理で出席しました。他の競技専門部長の先生方は、みな様ネクタイを着用されていて、ドキドキしましたが、下村文部科学大臣、舛添都知事、東京オリンピックパラリンピック組織委員会会長、森元総理、そして、皇太子殿下もクールビズ!!安心しました!

開会式を途中で抜けて、新宿高校まで車を飛ばしました。18時には間に合いませんでしたが、20分くらい遅れて到着しました。来年のインターハイの出場枠の計算が、完了していました。加盟校数比率から計算すると、今年と同じ・・・開催が兵庫になります。
北海道1 東北2 関東3 北信越1 東海2 近畿2 中国1 四国1 九州2  開催枠(兵庫)1
そのほか、2015年1月に神戸市で行われる高校選手権予選について、情報を共有しました。

その後、池尻大橋に移動して、懇親会・・・最後は指導者カラオケ大会。
最初のお題は、「今までカラオケで歌ったことが無い歌」。私の選曲は、「サザエさん」。見事優勝。
次のお題は、「女性歌手の歌で、今まで歌ったことが無い歌。」アニメソングで2連覇を狙った私の選曲は、「アタックNo.1」。しかし、セリフの部分でタイミングを逃し、最下位。

◆2日
いよいよインターハイの1回戦がスタートしました。駒沢陸上では、東京の2チームの試合が行われました。飛鳥は、日ノ本学園との対戦。プラン通りに試合を運び、前半は0-0でした。後半になると、徐々に日ノ本がパスを回しはじめました。日ノ本は、キャプテンが怪我で欠場。フィニッシュの決め手に欠け、なかなか得点を奪えませんでしたが、ここぞというところで得点を奪い、あとはポゼッションで試合終了を待つ・・・という横綱の戦い方でした。飛鳥は、そんな横綱に対して、最後まであきらめずに果敢にプレッシャーに行っていました。選手たちの頑張りは、素晴らしかったです!十文字は、神村学園と対戦。十文字の選手は、非常に動きが良く、決定機でしっかり決めることができ、2-0とリード。神村学園は、東京の暑さに負けた感じで、決定機に決められませんでした。神村学園が1点返し、怒涛の反撃をしかけましたが、十文字も走り勝ち、2-1で勝利しました。こちらも、素晴らしい試合でした。

試合後、駒沢補助で、「なでしこ広場」というイベントを開催。川上、矢野という、元なでしこの選手が、女子サッカーの普及のために、汗をかくというイベントです。文京からも、リーグ戦出場メンバー以外が参加しました。


その後、17時から高校リーグ。VS 修徳高校 1-2 負け。でも、良いゲームでした!!

◆3日
インターハイ2回戦。駒沢陸上で2試合。駒沢第二で2試合。朝、7時30分、駒沢陸上で朝礼を行い、それぞれの会場に散りました。すると、きなり、第二で問題発生という連絡。プレーヤーズファーストで、柔軟に対応するという考えもありますが、ルールを真面目に守っているチームもある。このあたりが、一番難しいところです。出場する側も、運営する側も、お互い歩み寄りながら、より良い大会を作れれば良いのですが・・・
そして、今日のもう一つのビックイベント。皇太子ご一家が女子サッカーインターハイをご覧になられる。また違う緊張感が、駒沢陸上競技場にありました。これも、行政が大いにかかわるインターハイの特徴かもしれません。私は、説明者を任命され、横田部長とともに、皇室対応をさせていただきました。その様子が、昼のニュースで流れ、「テレビ見たよ!」という、メールがたくさん・・・でもないですが、少し、届きました。「これをきっかけに、愛子様が女子サッカーをはじめたら、君の功績だよ!」と、ある方に言われましたが、そんなことは恐れ多くて、言えませんでした。田島幸三JFA副会長は、帰り際にそんなことを言っていましたが、皇太子殿下は・・・これ以上は、書けませんね。
8月3日のANNニュース (これが一番長く映りました。時期が来たら、リンクが切れると思います。)

運営後、18時から高校リーグ。VS 晴海総合高校 1-0 勝ち。ようやく晴海に勝ちました。
晴海の勝部先生のお子様が、文京幼稚園だということで、気を使っていただいたようです。

◆4日
インターハイの中日。午前中、13人だけ選抜し、戸木南さんのホームグランド、惣右衛門グランドに出向きました。VIDA、星翔(大阪)、作陽と、25分×3本ゲームをやらせていただきました。あまり動きが良くありませんでした。すべて0-0でした!午後は、中学生がゲームをやらせていただきました。ありがとうございました!高校生は、目白台運動公園に移動し、3時間トレーニングを行いました。


◆5日
インターハイ準決勝。ベスト4は、日ノ本学園(兵庫)、京都精華(京都)、作陽(岡山)という、3つの西チームと、十文字を破り、ベスト4進出を決めた湘南学院(神奈川)。このうち、3チームが、女性監督。やはり、女子には、女子の指導者の方が良いのでしょうか・・・

日ノ本VS作陽では、作陽が先制・・・しかし、ロスタイムに日ノ本が追い付き、1-1でPK戦に。PKでは、王者の貫録を見せた日ノ本が勝利し、3年連続決勝進出。作陽の池田監督は、「これで決勝に行って優勝したら、私の人生変わってた。」と、試合後、高校大学の1年後輩である山田(文京学院)につぶやいたそうです。惜しかった・・・

京都精華VS湘南学院では、京都精華の10番がテクニックを発揮。会場をうならせました。

試合後、15時から駒沢補助競技場で、2時間トレーニングを行いました。練習後、苦言を呈しました。

◆6日
インターハイ決勝戦。テレビの解説は、我らが翠先生から、大野真先生にチェンジ。高体連側と日本協会側でうまく調整ができていなく、翠先生には大変申し訳ないことをしました。かなり練習していただいたみたいで・・・ご本人は、「かなりホッとしています。」と、言ってくださいましたが、私が同じ立場だったら、泣いていたでしょう。ただ、大野真先生のような、大先生に担当していただき、それはそれで、ありがたいことだと感謝しております。

決勝戦は、近畿予選の決勝と同じカード。お互い手の内を知り尽くした相手だけに、日ノ本学園が実力を見せつけ、7-1で勝利。日ノ本が3連覇という偉業を果たしました。表彰式の挨拶では、「私も3年連続で、表彰式で挨拶していますが、お互い来年も4回連続を狙いましょう。」と、言いましたが、来年はぜひとも出場して、表彰式のあいさつは、代打を立てたいというのが本音です。このままでは、テレビには、後姿しか映りませんから・・・

東京インターハイが終わりました。
今回は、ADKという広告代理店と、準備委員会の肥沼さんが、実際の舵取り役でした。
「私のような若手が、先生方に厳しい言い方をして、すみません!」と、終始恐縮しながらも、テキパキと動いてくれました。昨年10月から現場を離れ、準備委員会に入ってくださった小尾先生は、「インターハイを通して、たくさんの人とメル友になった!」と、喜んでいました。小尾先生のユルキャラも、今回大変貴重でした。奥様も、ゆりーと君に入って、協力してくださいました。(あっ、中に人が入っているなんて書いたら、また怒られますね。)

自分の職場から半年以上離れ、インターハイの準備に専念する・・・自分のチームも無く、他のチームの世話だけをする・・・インターハイでは、必ずそのような教員が必要となるわけで、その苦労は、本当に凄まじいものがあります。運営を協会や運営のプロに委託すれば、もっともっとスムーズに行くのは当たり前です。しかし、運営に教師が関わり、補助役員を生徒が担当するのがインターハイ。「だったら、インターハイなんか、やめればいいんだ!」という、意見もありますが、インターハイだからこそ、これだけの人が注目し、女子サッカーの普及発展につながると信じてやってきました。間違っているかもしれませんが、もうしばらく、女子委員長を頑張りたいと思います。

今回のインターハイを通して、たくさんの先生方が、絆を強めたと思います。
補助役員の生徒の皆さん、応援に来て下さった選手、指導者の皆さん、本当にありがとうございました!
来年は、兵庫県開催です!よろしくお願いいたします!