5/30(土) こんにちは マカちゃん あなたの笑顔♪

久しぶりの更新です。いろんなことが一気に押し寄せ・・・なんとか、ほっと一息・・・ご心配をおかけしました。

試験前に入り、5/25から、部活はお休みですが、選手たちは昼休みに走ったり、蹴ったり、ミニゲームをやったりと、各自ストレスを発散しております。ただ、木・金と、雨だったため、かなり体力が余っているのではないかと、心配です。

土曜日は、生徒は自宅学習、教員は学校で研修会でした。研修会の講師は、佐藤校長のご友人で、本校が今年から取り組みを開始する「国際塾」のアドバイザー、○○大学外国語学部英語学科教授・・・英語のお話かと思えば、「大学からでは遅い・・・中高時代に、自立できる若者を育てるために・・・」というお話でした。

最近の若者は、80%が反抗期を経験していないとか・・・「彼氏や彼女よりも、親が大切」と思う学生が、非常に多いということです。「親孝行でやさしい子供が増えた」と、喜ぶ大人が多いですが、これは、大変な問題・・・とのこと・・・

また、大学入試の面接で、「高校時代の思い出は?」と、聞くと、「修学旅行・・・学園祭・・・合唱コンクール」というような答えが非常に多くなったそうです。そんな短期的行事の思い出しかない高校時代では、悲しすぎる・・・そのような学生は、「大人」としての自覚を、なかなか持てない、持とうとしない・・・また、挨拶ができない若者が非常に多い。遅刻して来ても、何も言わず、目の前を素通りしていく学生・・・挨拶は、自分の心が開いているということを相手に示す、非常に重要なコミュニケーションの基本・・・そのような学生に、注意を促すと、「大丈夫です」という応えが返ってくるそうで・・・この「大丈夫です」とは、「私にかまわなくて大丈夫です・・・ほっといてください・・・」という意味かと思われる・・・というようなお話でした。

「人間関係の難しさを体験させる、挨拶ができる若者を育てる、人に言われたことだけではなく、自分で考えて行動できる自立心を培う・・・そのためには、中学高校時代の課外活動が重要・・・その一番がクラブ活動です!部活は、非常に重要な教育活動です!」と、言われ、まだ、自分は、サッカー部の顧問を続けられそうだと、ほっとしました。学校の方針が変わらなくて良かった・・・

研修会の後、15時30分から、高校リーグの会議を行いました。有賀先生が一番乗り・・・14時30分・・・2番手は、走って登場した金澤先生・・・今日は気合が入っているなあと思いきや・・・15時と間違えたそうで・・・「ラーメン屋ありますか?」と、すぐに外出・・・

17時から、東京都サッカー協会女子連盟の委員総会が、行われました。今年で4回目の会場提供・・・初年度のときに、現3年生のH選手のお母様が、チームの代表代理として総会に来校され・・・「きれいな学校だあ」と、感動して、受験校のひとつとして考えてくださるようになったという伝説を管理職に伝え、毎年使用しています。今年も、結構お母様らしき方々が多かったので、期待しております。(司会進行が、昨年のスクール生、現都立校1年のTさんのお母様だったのには、ビックリしました!)

総会の最後に、いきなり、「全国高体連サッカー部女子部加盟に関して一言・・・」と、ふられ・・・上野二三一先生(高校男子サッカーの一時代を築かれた、元全国高体連サッカー部のドン・・・現在は東京都サッカー協会副会長)を前に、緊張しました。6月26日の加盟記念パーティーは、目標の70名を超え、100名までもう一息・・・となりました。
広島から、松木先生(広島文教)、阿部先生(広島山陽)、山崎先生(作陽)、京都から世良先生(京都橘)、富山から中井先生(高岡商業)・・・など、遠方からのご出席もいただき、ありがたい限りです。せっかくですので、一芸を・・・期待しています。先日、毎日新聞の取材も受けました。高校女子サッカーが注目されるよう、皆さんがそれぞれのお立場で頑張ってくださっていることを痛感する今日この頃です。

そして・・・記念すべき、第1回女子サッカーインターハイが行われる可能性が高い、長野県で女子委員長を担当している、坂巻さん(高1横内選手の恩師、茅野ビアンテ監督)から、メッセージが届きました!

3
年目を迎えた「県内高校女子8人制リーグ開幕」が、525日の信濃毎日新聞写真グラフで大きく報道されました。大町北高校など新しい学校が加わり、盛り上がっています。今後とも、長野県の高校女子サッカーを温かく見守っていただければ幸いです。

グラフページのリンクは↓です。

http://www.shinmai.co.jp/photo/200905/09052501.htm

総会の後、小尾先生主催の懇親会・・・参加者は少なかったですが、いろいろな先生方とお話できて、それぞれの学校が抱える悩みなどを共有できて、勉強になりました。有賀先生と、同じコカコーラを飲み、中野先生と同じ、抹茶アイスキナコがけを食べ・・・関東大会出場の二人を追いかける自分に哀愁を感じました。




5/24(日) Liga Student VS 日体大 at 日体大(健志台キャンパス)

昨年は、選手権後のLigaで、2連敗・・・6月に日体大と戦った時は、先制点を守りきれず、1−1の引き分け・・・今年は・・・と、期待と不安を胸に、日体大健志台キャンパスに向かいました。従来の予定では、JASRA・日体大と、2連戦だったのですが、インフルエンザの関係で、危険地区の東京への進入を禁止された大原学園が、キャンセルとなり、日体大の対戦のみとなりました。

実は、私は、健志台キャンパスに入ったのは、初めてのこと・・・駒沢公園近くの世田谷キャンパスは、よく知っていましたが、まったく違う雰囲気に、ビックリしました。ここで、あの人たちは、育ったんだなあ・・・と、いろいろな人の顔を思い浮かべました。

Liga用のユニフォームが、黒同士でかぶるため、文京は、緑のユニフォームでやることになりましたが・・・緑の半袖を持っている者が、13名しかおらず・・・久しぶりに、交代2名という、少人数編成で、試合に臨みました。

今回は、「しまっていこうぜ・・・よし!」という、お笑いポーズは、封印され、開始から、緊張感のある展開となりました。日体大のLigaチームは、もちろん、トップチームではありませんが、十文字・村田・修徳などで活躍していた中心選手が、個の勝負では、高校生を圧倒します・・・そんな、激しい試合展開となりましたが、前半、原志帆が先制点を決めました。選手権予選では、ずっと得点できなかったので、ようやく点を決め、チーム全体も盛り上がりました。その後、日体大の圧力は、激しくなり、耐える時間が長く続きましたが、DFとGKが集中して、守りきりました。特に、1−0でリードしている状況でのラスト5分は、選手権予選の教訓を全員が思い出し・・・成長を感じました。

翌朝、一番にサッカーノートを提出したテツ・・・テツノートには、「今日からスタート・・・悔しい思いを忘れずに!今日は、全員で守れたという気持ちになれた!」と、力強い言葉が書いてあり、さらに、試合で危険だったと思われるシーンの分析も明確に記載されていました。

これからは、2年生の力が、大きく影響してくる・・・「後輩には負けられない」という気迫はあっても、「なかなかうまくできない」という焦りもあり・・・全員が試合に出れていないという状況の中で、どうやって団結していくか・・・今後のテツノートに注目していきたいと思います。

何はともあれ、明治神宮参拝後の初勝利!!よかった・・・

この試合のWOMAN OF MATCHは・・・原 志帆選手でした。

Liga の第7節まで終了

神奈川大 0−3 ×  日本航空 2−0 ○  関東学園大 2−3 ×
埼玉栄   3−1 ○  横浜翠陵 1−1 △  健大高崎   2−0 ○
日体大   1−0 ○   現在 4勝2敗1分

今後の対戦  十文字高校・大原学園JASRA


今回は、4年生の山田ゆり香選手(村田女子出身)に、お世話になりました。「関東大会前には、日本航空・湘南・村田と、練習ゲームの予約が入っていますが、関東始まったら暇になるので、是非来てください!」と、本音か、建前か・・・わかりませんが、愛されるジプシー文京は、なるべく参上いたします!


5/23(土) オール文京フェスティバル〜U15地域トレセン東京代表選考会

文京学院創立85周年記念式典が、大学のある本郷キャンパスで行われました。本校外国語学部の教授、「英語で落語」で有名な大島教授の紹介で、落語家の立川志の輔さんがゲストで登場。軽妙なトークで場を盛り上げ、落語も披露・・・さすが、プロフェッショナル・・・話に無駄がない・・・東大前にある本郷キャンパスから、タクシーで学校に戻り、そこから自家用車で駒沢へ・・・

現地に着くと、U15トレセン担当の宮澤氏(FC ベルタ)・仲野氏(立川 FC)・坂本氏(関東トレセンGKコーチ)が、すでに準備万端の様子・・・そして、技術部会長、福井さんのご登場・・・さらに、中学部会の大野さん(欅SC)・若生さん(ラガッツァFC)にも、お手伝いいただき、今年も選考会が順調に行われました。

U15女子ナショナルトレセンがスタートし、関東女子にも技術部会が発足し、千葉エンジェルスの根本先生、横浜翠陵の翠先生がとりまとめるようになり、東京→関東→ナショナルへの橋渡しをスムーズに行うためにと、東京の技術部会、関東の技術部会の事務局を依頼され、引き受けました。従来U15・U18・国体と、個別に活動していた、「東京選抜チーム」の運営母体を、技術部会に集約することで、「東京で育てる」という発想を持ち、福井さんにお願いして、技術部会長に就任していただきました。現場の指導者の方々は、本当に協力的で、一生懸命やってくれました。昨年から石山先生が国体監督に就任、U18を中野先生が担当し、U15では、信頼のおける宮澤・仲野・坂本の若手3兄弟が頑張り、そして、U12トレセンも、今年はなるべく活動を共にし、U12から国体までの、「東京の選手と指導者の絆」を深めていこうと、考えていたのですが・・・それを「おもしろくない」と思う人もいるようです。もちろん、私のかわりに、事務局をやってくださり、すべてのカテゴリーの指導者と、うまくコミュニケーションをとって、まとめてくだされる人がいらっしゃれば、私はいつでも手を引きますので、どうぞお申し出ください。関東各都県の女子委員長、関東技術部会長、副部会長、関東各都県の技術委員長、日本協会・・・しっかりコミュニケーションをとって、女子トレセンを盛り上げていただきたいと思います。自分の利益のためではなく、女子サッカーのために・・・



5/22(金) 関東大会抽選会 文京にて開催 「運があるから強くなる」

関東高校女子サッカー専門部、関東サッカー協会女子委員会の事務局である文京学院は、関東大会の抽選会場になることが多々あります。全国高体連サッカー部女子の事務局にもなったので、記念すべき第1回インターハイの抽選会も、文京で行われるかもしれません。となると、抽選グッズは、100円ショップの編み棒では、情けない・・・ということで、ネットで探して、京都のイベント屋から取り寄せたのが、「LUCKY BOX」と、カラーボール・・・なかなか効果的に利用できました。日本サッカー協会のキャッチコピー「夢があるから強くなる」を、ちょいといじり、「運があるから強くなる」と、副題をつけて、夢の抽選BOXは、活躍しました。

組み合わせの詳細は、千葉から配信されるまでは、掲載しませんが、1回戦で、横浜翠陵高校と幕張総合高校が対戦・・・「生徒に、ここだけは引かないでって言われていたところを引いちゃいました・・・」と、ウンバ先生・・・「ここ数年、予備抽選だけは、1番なんだけどなあ・・・」と、予備抽選王を自負するスミス先生・・・6月13日(土)14:30の対戦です。

抽選会後の懇親会・・・「みなさん、関東大会頑張りましょう!」という乾杯の挨拶で、完敗の哀愁を漂わせていました。調整用の練習試合を、いろいろな学校から頼まれましたが、5月30日は試験直前、6月6日は芸術鑑賞、6月7日は先約済み・・・ということで、お相手できず、申し訳ありません。皆様のご健闘をお祈りいたします!

今日の抽選会を進行しながら、つくづく思ったこと・・・2年前の関東出場・・・かなりの運によって後押しされたということ・・・そして、昨年の秋の関東も運が味方していた・・・得失点差でリーグ優勝できたのも、かなりの強運・・・毎年関東に出場しているチームは、この運を逃さないのでしょう。つまり、2年連続で、関東に出場し、昨年の第4代表から、第3代表へステップアップした成立学園高校は、運を味方に、実力を伸ばした学校・・・ということになるのでしょう。徐々に徐々に血管が浮き出てくるマカ先生の頭を見ていて、強運のポイントは、この頭か?と、思いましたが、さすがに私はそこまでの勇気が無いので、別の方法で運を呼び込みたいと思います。

選手たちは、これから全日本選手権都予選に向けて、熾烈なポジション争いを展開することになります。生き残るポイントは???・・・暑さに慣れるのが、最も難しい時期・・・熱中症でダウンしやすい時期・・・笑顔とスタミナを維持できるだけの栄養をしっかり摂れるような食生活、規則正しい生活、定期的な運動、そして学業との両立・・・授業中にしっかり背筋を伸ばせない者は、試合でも同じ・・・好きなことだけをやるのではなく、自分というものを、磨き上げていこうという気合と努力がある者を、評価していきます。常に巡回してチェックしに行きますので、覚悟していてください!

素直で、明るい・・・という人柄では、文京生は、No.1かもしれません。しかし、ちょっと手を抜いたり、ごまかしたり・・・というのも、得意な人が少なくありません。それは、私に似てしまったのでしょうが、そんなことでは、レベルアップできません。若者らしく、目標を高く持って、現状に満足せず、自分と戦いましょう。

そうすれば、自然と運が寄ってくるかも・・・

まだまだ文京は、新興チームの一種・・・いろいろな先生方に育てられ、ここ数年で、少しずつ評価されるようになってきた・・・自分も含めて、謙虚さが無くなっていたのかもしれないと、今日の抽選会で思いました。チャレンジャーとして、いろいろなことに謙虚に・・・ひたむきに頑張りましょう!

※運は決して離れてはいなかった・・・

4月上旬、バスを体育館に格納しようとしたときに、右側に駐車していたハイヤーに、わずかに接触し、いわゆる「事故」が発生しました。相手の車は、新車のシーマ・・・しかも、ハイヤーなので、営業補償も上乗せされ、当初の見積もりは・・・○○万円・・・暗くなりました・・・しかし、先日、先方から保険会社に連絡が入り、「今回は修理しないので、賠償はしなくて良いです」とのこと・・・保険会社の担当者も、「こんなこと、20年間仕事していて、初めてのケースですよ!ましてや、相手はハイヤーなのに・・・」と、ビックリ・・・おそらく、運はここで使い果たしたのでしょう。次の強運は、是非、全日本選手権都予選、そして、U18選手権都予選で使えるように・・・




5/21(木) 投資ある者は グランドを作れ!

村田学園が、勝負をかけて人工芝に張り替えた・・・西船橋の短大グランドに招待してくださいました。帰りは、千葉組の生徒を西船橋駅まで送ってくださる接待を受け、「決勝戦を盛り上げて良かった・・・」と、心から思いました。

実は、村田のコーチの福井さんと有田さんは、決勝戦の直前、「十文字高校 監督 石山隆之 43歳 趣味はサーフィン」と、アナウンスしたとき、吹き出しそうになったのですが、矢代先生がまったく表情を変えないのを見て、「これは、かなり気合が入っているなあ・・・」と、ビクビクしていたそうです。そして、「村田女子高校 監督 矢代浩平 年齢48才くらい 趣味は 牛丼」というアナウンスで、やっと矢代先生が笑うのを見て、安心したとか・・・「結果、村田女子が先制したのですから、あそこでリラックスして良かったですよね・・・」と、無理やりおふざけ放送を正当化しました。

ちょうど、選手権予選の前に、工事が完成したというこのグランド・・・「やっぱり、練習のときのモチベーションが上がりますよ!」と、うれしそうな福井さん・・・昨年9月に人工芝に張り替えた十文字、今年4月に人工芝に張り替えた成立学園、現在人工芝に張替え中の修徳・・・すべて関東に行っていることを考えると、やはり、バスを買うくらいでは、競争に勝てないのか・・・と、落ち込みました・・・しかし、そこに、VIDAに入団した石川先輩が登場・・・「いや〜文京は、文京らしく行きましょうよ・・・無理しちゃダメっすよ・・・妻沼で3位・・・これだけでもいいじゃないですか・・・弱かった頃の文京を思い出せば、関東、全国なんて、そんなことばかり求めちゃダメっすよ・・・文京じゃなくなっちゃいますよ・・・先生・・・選手の補強とか、絶対やめてくださいよ!先生は、先生らしく・・・」と、釘をさされました。「去年、今年と、関東、全国に行ける可能性が十分あるチームだっただけに、行かせてあげられなかったことは、とても残念・・・私がやっている限り、おそらく、数年後には、十文字・村田・成立・修徳には、きっと差をつけられてしまうと思うから・・・今年がチャンスだったんだよね・・・」と、ウジウジしていると、ゲームスタートの時間となってしまい・・・すると、矢代先生が、「○日と、○日に、調整のためのお相手をお願いします・・・文京が関東に出た時は、何でもするからさ・・・」と、ありがたいお言葉をかけてくださいました。ジプシークイーンの文京としては、この村田の人工芝を有効活用しながら、身の丈に合った成長を、着実に頑張りたいと思います。

明日は、関東大会の抽選会が文京で行われます。今年は、23日の85周年記念事業の準備の関係で、ホールが使えず・・・会場が狭いですが、抽選会は盛り上げて行きたいと思います。ただ・・・ネットで注文した、抽選BOXの配送が間に合うかどうか・・・もし間に合わなかったら、ごめんなさい・・・いつもの「編み棒」になりますので・・・

さて・・・選手権予選突破を目指し、3月上旬から頑張ってきた部活も、24日のLiga Student(VS JASRA・日体大)で、一区切り・・・中間試験に向けて、オフに入ります。

6月14日(日)に、関東イケメンフェスタ(関東大会に行けない面子(文京・晴海)のエキシビションマッチ)を予定しています。晴海にしようかなあ・・・文京もいいかなあ・・・なんて、考えている受験生の方には、ちょうど良い機会だと思いますので、是非お越しください。両校の選手が、活動について、詳しく説明し、希望があれば、一緒に練習試合に参加できます。日程が近くなりましたら、詳細をアップしますので、お楽しみに・・・

先日の、「頑張れ中学校サッカー」の記載に関して、いくつかリアクションをいただきました。その中から、ある東京のクラブチームに所属する中3選手のお父様からのメールをご紹介させていただきます!

はじめまして。いつも高校女子サッカーの各種大会情報の更新を楽しみにしております。いつも楽しく示唆に溢れる女子サッカーのホームページを拝読させていただき大変ありがとうございます。現在中学3年生でクラブチームにてサッカーに励んでいる娘を持つ 親として、先生の熱意には頭が下がる思いです。

さて、今回の先生の書かれた「頑張れ中学校サッカー」について、 日頃より感じていることをお伝えしたいと思いメールを認めた次第です。

女子サッカーには中学世代になると急に受け皿が少なくなるのはご存知の通りかと思います。東京都の小学年代で61チームあるのものが中学年代となるとU15エントリーチーム数で26チームとなるのは受け皿が狭隘化する事を端的に物語っていると思います。

中学の部活あるいはクラブチームでサッカーを続けるしかない環境でどこに進ませるかは小学年代で女子サッカーを始めた娘を持つ保護者の方の共通の悩みではないかと思います。

全体的には少子化が進む中で、女子サッカーに関わる人数を増やす為には、先生の努力されている各種イベントを数多く組成し、そこからの情報発信が更にサッカーに興味を抱く女子の人数を増やすことに繋がればという思いは同じだと思います。従って、今回の「組織化」「環境整備」の重要性について、まさに我が意を得たりとの思いです。

現在の高校年代が良き指導者の方々の頑張りと組織化によって現在のような状態にまでなったことは大変すばらしい事だと思います。中学年代の娘を持つ保護者にとって、サッカーを続ける場所が多くなってきたことは大変嬉しいことだとも思っています。

しかしながら、女子サッカーの競技人数は少ない為に(因にU15東京都大会でエントリーしていた中学3年生は143名)、高校、クラブチームと分かれて進む事は競技人数の分散になっているのではないかと最近感じています。

つまり、高校サッカーとU18の二つの全国大会がありますが、男子に比べて圧倒的にチーム数の少ない状況で大会レベルで構成チームを分けてしまうのは女子サッカーを更に隆盛なものにするという目的に照らすと全体最適になっていないのではないかと最近考えています。

ましてや、中学レベルで中学校大会だけの組織化を進めてしまう事は、現在あるクラブチームとの選手の奪い合いを招いてしまい、全体のレベルアップに結局は繋がらないのではないかとの危惧を抱く次第です。

組織化、大会組成を学校チームだけに限定するのではなく、すべての女子大会についていろいろなチームが参加出来る環境を整えていただければ、レベルの異なるチームが切磋琢磨を通じて全体レベルが上がるのではないかと考えています。

いろいろなご意見があろうかと思いますが、女子サッカーの隆盛を夢見る一保護者として、大会・組織をリードする方々で是非議論の俎上に載せていただければ幸いです。

前回の、関東サッカー協会女子委員長会議の場でも、「少女年代から、U15年代への継続選手が増加しない理由を分析し、現状を改善することが急務」という意見が多々ありました。中学校の部活動の活性化(女子選手の活動場所の確立)ということが、現状打破のひとつのキーワードになっていますが・・・ただ、現在の中学部会は、クラブチームの指導者の方々で組織されているのが実情で、なかなか議論の俎上には、載りません。おそらく、逆のことが高校年代であるのでしょう。U18部会を組織しているのは、高校の指導者たち・・・U18年代の選手を抱えるクラブチームを育てていこうという議論は、これまたなかなか俎上に上らないのも事実です。やはり、高校年代は、「高体連」と、「クラブユース連盟」、中学年代は、「中体連」と、「クラブユース連盟U15部会」などという組織に別れ、お互いが、しっかりと組織を作っていくことが急務なのではないかと、考えています。いずれにしても、情熱が必要であり・・・しかし、情熱が強すぎると排他的になり・・・難しいです。先日も、他のカテゴリーの運営に関して、腹が立つことがあり、「上に立って組織をまとめる人間は、こうあるべきだ!自分だったら、こうするのに・・・」と、思ってしまうような出来事がありました。自分も、味方も多いですが、敵も多い・・・いろいろと疲れることはありますが、負けずに頑張っていきたいと思います。このページの与える影響力が、非常に大きいということを肝に銘じつつ、これからも、刺激を与え続けて行きたいと思います。


5/19(火) 頑張れ中学校サッカー!キーワードは「組織化」と「環境整備」!

高校生は、明日の体育祭の準備のため、オフにしましたが・・・暇をもてあましている選手も多かったようで、「何で今日サッカー部無いんですか?部員たちが、ストレスを溜めた顔をしていますよ!」と、ある先生から言われました。体育祭実行委員の2・3年生や、リレーに出場する選手は、最終確認に忙しかったようですが(1年生は、初めてなので、それほど準備を入念にはしないようですが・・・)、それ以外の部員たちは、時間を持て余してしまったかもしれません。

校庭では、フィジカルトレーニングに汗を流す中学生の姿が・・・「十文字、修徳に、追いつくには、まずは基礎体力をつけることです!しばらく、フィジカルをガンガンやります!」と、カルガモ隊長伊藤先生の気合のもと、選手たちは汗だくになりながら、頑張っていました。

現在、文京学院U15サッカークラブは、文京中学に在籍する者が、中3 3名  中2 3名 中1 5名 合計11名、クラブ生として、受け入れている者が、中3 1名  中2 3名  中1 2名 合計6名、その他、現在迷い中の中1が1名 全体で、合計17〜18名のチームとなりました。東京の中学サッカーをリードする十文字、2年目にして急成長を遂げた修徳中、そして、難関中学でありながら、サッカーのレベルを年々UPさせている吉祥女子中学、江戸川女子中学・・・仲間たちに負けないように、文京学院中学を、いかに伸ばしていくか・・・練習、練習試合、試合、合宿という環境を、しっかり与えていき、成長できるように・・・カルガモ隊長の体調と相談しながら、考えて行きたいと思います。

週末のU15東京選抜選考会に、中3 1名 中2 2名 の合計3名の選手を推薦しました。 選考会で重要なことは、いかに、アピールするかですが・・・文京の選手たちは、そのような場に慣れていないので、難しいかもしれません。チームの名前を聞いただけで、ビビッてしまい、気持ちで負けてしまうような選手も少なくないですが、「受かる」「落ちる」とか、そんなことは二の次にして、会場でたくさんの仲間をつくってきて、楽しんできて欲しいと思います。

このところ、U15年代のトレセンでは、神奈川・茨城が、非常に力を伸ばしています。もちろん、東京にはメニーナ、埼玉にはレッズ、千葉にはジェフがあり、それぞれが、選手を強化しているわけですが、その他のところでは、組織的にトレセンに取り組んでいる神奈川・茨城が、成果を上げています。やはり、キーワードは、「組織力」なのでしょう。

高校の女子サッカーが、盛り上がりを見せているのは、日野先生を中心とする、組織力の賜物であり、そして、6月・・・全国高体連サッカー部女子部発足のパーティーを行い、インターハイ実現に向けて、組織をさらに強い絆で結ぼうとしている・・・

東京の中学校の女子サッカーも、組織化して、全体のレベルアップに取り組む時期が来たかもしれません・・・東京都中学校大会だけではなく、関東中学校大会、全国中学校大会を設定する・・・「環境整備」も課題です。

まずは、十文字中学が全国デビューしてくれることを祈っています!

5/18(月) 今日は更新さぼろうと思いましたが・・・

ようやく高校選手権が終わったと思ったら、「夏のU18の大会の日程は?固めてくれないと、合宿の予定が組めない!」という問い合わせがあり・・・U18予選の案を、役員に配信しました。「女子サッカーの普及発展のため」と、思ってバランスよくやってきたつもりですが・・・「真に実力のあるチームを東京代表に!」と、考えれば、最後はリーグ戦にして、今回の選手権予選のようなカタチをとるべきでしょうが、それは、上位だけの盛り上がりになってしまうという指摘もあり・・・つまり、上位チームは、決勝リーグで切磋琢磨される一方で、1回戦で敗れたチームは、それで終わり・・・全体のレベルアップにつながらない・・・という批判を受けるわけです。確かにそれも正論・・・

「上位のチームが、上位にいるのは、それなりの理由があるわけで・・・顧問の努力・・・これに尽きると思うのですが・・・それがなければ、何をどうしたって、レベルアップなんて、できないと思うのですが・・・」という主張をしてしまうと、ますます格差が広がり、「上位校が、勝手にやっている大会」というような、雰囲気になってしまいます。「今回悔しい思いをした選手たちを、何とかU18で関東へ導きたい!」という感情が入ると、なかなかバランスの良い考えが浮かばず、苦労しています。現在、第三案まで作成しました。

「もう、どうでもいいや!」と、ヤケになりそうになったときに、またまた、他校の保護者の方から、温かいメッセージをいただき、これは、更新しないで寝るわけにはいかないと・・・

はじめまして
○○高校へ本年入学いたしました○○の母です。
 
長期間の大会運営が床爪先生はじめ文京学院の生徒の方々のおかげで昨日無事終えられましたこと
大変感謝しております。 最後までにこにことプログラムを売りさばいていた文京生の姿がけなげでした。
他校の生徒も顎で使ったほうが良いですよ。
 
床爪先生のブログおよび東京都高体連女子サッカー部の情報のおかげでいろいろ学ぶことができました。
(毎朝チェックするのが日課になりました。 更新されていないとさみしいです。)
 
鹿島での試合の後・・・床爪先生へどうしても御礼をいたしたいと思いつつも、すべての試合を終えてからと本日のメールになりました。
5日間で終わった・・・とおしゃっていましたが、男子ですと、最初からトーナメント、敗者復活などもなし。
へたに、前回の大会で中途半端に良い結果など出すと、県大会1回戦から登場・敗退などしょっちゅうです。
リーグ戦があり、トーナメントもあり、敗者復活戦もあり・・・・勝ったチームにも負けたチームにも悔いのない戦いを
繰り広げられたと思いました。
全て、床爪先生のおかげです。

試合開始前のファンファーレから如何にも決勝戦といった盛り上がりのあるマイクパフォーマンス、最高でした。
床爪先生の美声に聞き惚れてしまいました。(我が子も、チームメイトも「床爪先生の声、カッコイイよね」と言っていたそうです)

若いころに何を培われたのかは(声のナンパですか)知りませんが、十分すぎる出来栄えでした。
お得意な方面を生かし、Ladies & Gentlmen・・・でもよかったかもしれませんね。
最後に、後日談の反対ですが・・・
高校選びの時、急きょ「都内のサッカーのそこそこ強いところ」を埼玉の奥地から探し出しに行こうと主人が言い出しました(他チームのコーチたちに同じタイミングで勧められもし)。
○○、○○に加え、主人は文京も見てみようよと言っていたのですが、高校探しに疲れ果てていた私がスルーしてしまいました。
 
今、娘は○○高校で高校生活とサッカー生活をエンジョイしています。
きっと、丁度身の丈に合った選択だったのでしょうね。
 
これからも何かとお世話になることが多々あるかと思います。
お体にお気をつけて、また、ご自分をあまり責めることもなく、お仕事を抱え込みすぎないようにとお祈りして(クリスチャンではありません)終わりといたします。
 
準備期間も含め東京都の女子サッカーは床爪先生がいらっしゃったおかげで運営できているようなものです。
 
本当にありがとうございました。

このようなメールをいただけるなんて・・・幸せ者です。ちなみに、若い頃に、培ったものは、「良い子のちびっ子諸君!大変ながらくおまたせいたしまいた。さあ、みんなのお待ちかね・・・○○戦隊○○○レンジャーショーのはじまりです!Let's Go ○○レンジャー!」という、子供ショーの前説のマイクパフォーマンスです。悪者のボス役も、結構シャベリの勉強になりました。ヒーローの声と、悪者の声を、たまに間違えて、スポンサーに怒られたこともありました。30代は、結婚式の司会のオファーがたくさん来ましたねえ・・・そしてここしばらくは、替え歌オヤジに徹していて・・・めぬまで歌った、宇宙刑事ギャバンの替え歌で、十文字高校Gパン♪ おら東京さいくだ の替え歌で おら文京さいくだ(おら こんな村田いやだ〜♪) そして、未発表に終わった、崖の上のマカ・・・考えて見ると、私が替え歌のネタにした学校は、みんな関東を決めました・・・次は、自分のことをネタにしようと思います。

今日、昨日の決勝の舞台、アミノバイタルフィールドの担当者から連絡があり・・・「あの〜昨日、ワイヤレスマイクは、どちらにしまわれましたか?」と、聞かれ・・・すぐに思い出しました。「私のポケットです・・・」と、答えると、さすがに笑われました。これぞ、マイクパフォーマンス・・・と、言いながら、宅急便の伝票を書いている自分が哀れでした。



5/17(日) 東京の頂点に立ったのは・・・技 と 魂の 決着は・・・

1ヶ月にわたって行われてきた、全日本高校女子サッカー選手権都予選の最終幕・・・決勝戦のカードは、十文字VS村田・・・伝統の一戦に注目が集まりました。栃木から、文星の鈴木先生、神奈川からは、スミス先生(置き引き犯の捜査にご協力いただきました)なども、いらしてくださいました。両校の保護者だけでなく、U15年代の選手、他県の高校チーム、OGなど、悪天候の中、多くの方々がご来場いただき、盛り上がりました。

ただ・・・試合前のマイクパフォーマンス・・・どうも、うまく口がまわらず・・・散々でした。「矢代監督48才・・・趣味は牛丼!」くらいしか、ウケませんでした。ショック・・・自信を失いました。若いときに培った特技も、もう20年の歳月が経ち・・・風化しました。

選手たちに、立候補を募り、運営のお手伝い・・・今日は3年生も全員来てくれて、大会運営に協力してくれました。ありがとう!!この場を借りてお礼を言います!・・・来年は、我々がステージに立ち、どこかの学校にサポートしてもらえるように・・・祈りましょう!


テント支え係・・・意外に疲れます・・・


見るのも勉強・・・でもやっぱり、自分たち主役じゃないという寂しさがこみ上げる時もある・・・そんな時は、走る!!脇役がいて、主役が引き立つ!運営の立場を経験すると、常に感謝の気持ちが沸いてくる・・・それが文京らしさの原点なのだと、ある選手はサッカーノートに書いていました。



決勝戦

開始13分・・・村田の高1豊嶋選手が、驚異的に加速する長距離ドリブルから、イッキにシュートまで行き、技ありのフィニッシュ!!これには、会場もビックリ!!「オーウェンかと思った!」と、福井さんも興奮・・・村田ベンチは、大盛り上がり・・・その後、十文字がコーナーキックの混戦から1点を奪い、1−1で前半終了・・・ハーフタイム・・・Gパン先生が、叫ぶ・・・「ウオー!!ウオー!!」と・・・ウオー炎!!涙ぐむ十文字の選手たち・・・そして後半、十文字もスイッチオン!!激しい戦いを展開しました。魂VS技の戦いは、見ごたえがありました。最後までドキドキハラハラ・・・決勝戦らしい、見ごたえのある試合でした。結果は3−2で十文字!十文字が2連覇を決めました。

3位決定戦は、成立が修徳を2−0で破り、第三代表となりました。米本選手、2得点の大活躍・・・死んでしまうかと思うくらいに、ユデダコのように顔を真っ赤にして、ゲキを飛ばすマカ先生、その横で、冷静に指示を出す宮内総監督・・・絶妙のベンチワークでした。第三代表となり、全国へと距離をグッと近づけました・・・一方の修徳は、昨日、大怪我をしてしまった中軸の選手と、1年生のエースが不在・・・昨日の激闘の疲れが、残っているようでした。関東までには、きっと立て直しをして、活躍を見せてくれるでしょう。隣の味の素スタジアムでVERDY戦が行われていた関係もあってか、修徳OBの北澤豪氏が修徳の激励に来ていました。

学校に戻る途中、バックミラーでつかれきった選手たちの顔が見える・・・可愛そうに・・・でも、これも経験です!「やっておいて良かった!」と、思える日が必ず来ると信じましょう!そして、保護者の方に、「今、駒込で解散しました。遅くなり申し訳ありません!今回は、関東にも行かせることができず、さらに手伝いをお願いしてしまい、本当にすみません・・・」と、連絡をすると、「運営のお手伝い・・・子供たちには良い経験です。他の、携われない子供たちよりも、幸せです!」という、ありがたいお言葉をいただき、疲れも吹き飛びました。選手たちに支えられ、保護者の方々にも応援され・・・自分は幸せです。

試合を視察に来ていたスミス先生・・・「いや〜東京のレベルは、高いですね〜この環境で戦えば、お互い強くなりますね〜」と・・・夏のU18の都予選では、SFIDAが高校7強に加わり、8強に・・・2枠を争うますます激しい戦いとなるわけで・・・夏もまた、しっかりした大会を、みなさんで作っていきましょう!

最後に・・・各学校の応援団の皆様・・・東京ベスト4のチームの応援団の熱意と、マナーは、非常に素晴らしかったと思います。関東大会でも、引き続き、よろしくお願い致します。これからも、女子サッカーの普及・発展に、ご協力よろしくお願い致します。

※今回、残念ながら、メインスタンドにて、置き引き事件が発生しました。このような大会を狙って、グループ化した窃盗団が、常に貴重品を狙っています。この種の事件を未然に防ぐには、観戦エリアの特定と、不審者の早期発見が重要です。来年からは、バックスタンド側を本部にすることも検討したいと思います。その方が、窃盗団の逃走ルートが遠くなり、犯行を防げるかもしれないので・・・







5/16(土) Bブロックの戦友たち・・・関東を決める!!成立・修徳、おめでとさん!

駒沢補助競技場に、代表決定戦の運営部隊を編成し、乗り込みました。現在の大会方式である、決勝リーグ1位が決勝へ、2位 VS 3位のタスキがけで代表決定戦という方式を考えたのが3年前・・・

修徳高校は・・・
1年目、代表決定戦で十文字に延長で破れ、Gパン先生がピッチに乱入し狂喜乱舞する姿を目の前で見た・・・2年目・・・同じく代表決定戦で、成立に、PK戦で破れ、ピッチ乱入し、涙を流すマカ先生を見た・・・そんな死ぬほど悔しい思いをしてきた3年生と、有賀先生が、3度目の正直をかけて、代表決定戦を迎えた・・・

晴海総合は・・・
1年目、決勝リーグで、文京相手に決定機を決められず、4位に・・・そして、2年目の昨年、代表決定戦で文京を破り、関東へ・・・そして、初の全国出場を果たした・・・さらに、秋の関東大会は、2年連続準優勝という結果を残し、「成功のシナリオ」を描きながら、代表決定戦へ臨む・・・

しかし・・

晴海には、大きな誤算がありました。それは、昨年、晴海を関東〜全国へ導いた立役者・・・守護神嶋田(3年)が、鹿島ラウンドで負傷・・・チームに動揺が走ったことは、間違いありません。試合前の大滝先生の表情は、いつもより、『厳しい』表情でした。

一方の修徳は、最後の決戦にかける、『なんとも言えない気迫』が、選手、応援団、そしてスタッフに感じられました。ベンチの後ろで試合を見ようとしていた、有賀先生の恩師でもあり、高校サッカー界の重鎮、M先生を、「ここは、関係者以外、立ち入り禁止のエリアです。ベンチに入るか、あちらにまわって見てください」と、観客席に誘導した修徳高校サッカー部部長の市丸先生の姿を見て、『今日は、本当に勝負をかけているんだ・・・』と、感動しました。

18時・・・キックオフ・・・試合開始後、お互いチャンスを作るも、前半は0−0のまま・・・異様な緊張感が漂いました。そして、後半・・・修徳の選手が膝を痛めて負傷・・・去年の坂本選手のような状態でした。その直後に、修徳が先制点をとる・・・2年前、小林選手が怪我をした後、相手チームが動揺し、文京のペースになり、得点を奪った・・・1年前、坂本選手が怪我をした後、文京が動揺し、失点した・・・大きな事故の後は、何かが起こるのかもしれません。試合の途中で救急車のストレッチャーがベンチ横まで来る・・・そんな中、淡々と試合を続ける選手たち・・・緊迫した空気が流れていました。すると・・有賀先生が、私のところに駆け寄って来る・・・「先生、試合時間って、35分でしたっけ?」と、確認・・・本部近辺に笑いが起こり、一瞬緊張感がほぐれる・・・このまま試合終了かと思われた時、晴海が追いつき、1−1に・・・興奮する大滝監督・・・ロスタイムは、3分・・・延長突入かと思われた時、晴海のフリーキック・・・距離は、かなり遠い・・・これが終われば、延長戦かと思われるような時間・・・晴海のキッカーの選択は、延長戦ではなく、追加点を取りに行くことだったようで・・・枠を狙わず、サイドの選手にグラウンダーのパス・・・もし、GK嶋田がいれば、延長を凌ぎ、PK戦に持っていく晴海の「勝利のシナリオ」を忠実に実行したかもしれません・・・しかし、嶋田不在で、「ここで決着をつけなくてはならない!」そう思って、点を取りに行ったのでしょうか・・・しかし、そのパスをインターセプトされ、カウンター・・・終了ギリギリのところで、失点・・・万事休す・・・晴海にとっては、非常に辛い幕切れとなりました。ガックリ倒れこむ晴海イレブン・・・悔やんでも悔やみきれないフリーキックとなってしまいました。

3年目にして、代表決定戦を勝利した修徳高校・・・修徳の選手起用は、2・3年生中心で、新1年生は1名のみ・・・上級生の気迫が勝利を導いたと言っても過言ではないでしょう。スタッフをやりながら、試合を見ていた文京の2年生たち・・・きっと、来年に向けて、感じることが多かったと思います。試合終了後、あまり激しく喜びを表さなかった修徳高校の選手、スタッフ、保護者・・・きっとそれは、この2年間で、負けたチームの痛みを、心からわかっているからでしょう。手伝いに来ていた文京の選手たちに、「ありがとうございました!」と、丁寧にお礼する修徳の生徒たちの姿を見て、「青春時代の真剣勝負が、人間を形成していくんだなあ・・・」と、あらためて思いました。

今回、ボールを協賛してくださっているボールメーカーのモルテンさんの営業マンに、「文京さんは、いつ試合ですか?」と、強烈なジャブを打たれ・・・大会の経緯を説明すると、「何で、予選トーナメントで1位になっている修徳と、成立が、両方Bブロックに入るんですか?おかしくないですか?」と、言われ・・・昨年までは、予選リーグ方式を採用し、各リーグの順位を参考に、ベスト8決めのトーナメントを行い、その後、抽選だったわけですが・・・1年目は、十文字と村田が同じブロックになり、2年目は、十文字・村田・修徳・文京が同じブロックになり・・・3年目は、村田・修徳・成立・文京が同じブロックになり・・・来年は、やはり、8チームの総当り戦ですかね・・・

試合終了後、会議室で、来週行われるU15強化トレセン選考会の打ち合わせ・・・その間、文京の選手たちはミニゲーム・・・

U15トレセンチーフである、FCベルタの宮澤監督・・・「今年は、文京さんの真似をして、必勝祈願に行ったんですがね・・・勝てませんでした」・・・技術部会長福井さん・・・「やっぱり、ミッション系にならなくちゃ・・・来年は私が祈りましょうか?」(福井さんは、牧師さんです)・・・国体監督石山先生・・・「十文字も必勝祈願に行ったよ・・・でも、お地蔵さんだ・・・」と、試合前の神頼みの効果について、熱い議論が展開されました。

必勝祈願というのは、人間の自己中心的な祈願であり、それは、神様に通じるものではないのかもしれないと、最近思うようになりました。それに対して、「身体安全」という祈願は、人間に対する仁愛の心がこめられているので、神様も味方してくれるのかな・・・と・・・今年一年、部員たちが、大きな怪我をすることなく、大好きなサッカーを思う存分楽しめるように・・・神様、よろしくお願い致します!

十文字・村田・成立・修徳・・・この4校は、今年の東京をリードする4強に間違えなく、東京代表にふさわしいチームだと、心の底から思い、大きな拍手を送りたいと思います。今年、1年、リーグ戦、U18予選、秋の関東予選、新人戦で、この4校から吸収できるものを出来る限り吸収し、サッカーも、人間性も、磨きをかけていきましょう。

  G-Pan, Y-Shiro,Maka-O, and Ariga-ANA・・・I really envy you for your success!

今年の代表決定戦は、昨年の反省を生かし、試合の前後に十分な時間がとれるように、各試合4時間確保しました。午前中、VERDYを9時〜13時、夜、駒沢補助を17時〜21時・・・アップも十分・・・ロスタイムもしっかりとれる・・・雨でも試合ができる・・・会場を渡り歩いて運営に協力してくれた、国際高校の小尾先生・・・先生がいなければ、成功してませんでした。ありがとうございます。試合環境をよくしてあげようと思えば思うほど、運営は大変になりますが、いつの日か、国際、そして文京が、このステージに立てるように、お互い頑張りましょう!

今回の大会は・・・いろいろ事件がありました。
1)プログラムの締め切りに間に合わない学校があり、ブチ切れた。
睡眠時間を削って、苦労してプログラムを作っている人のことを、考えて〜

2)敗者復活戦で、会場校同士がぶつかる可能性が出てきて、急遽日程を変更した。
飛鳥VS芦花の試合を、抽選会で想定できなかった我々のミス〜

3)決勝リーグへの抽選をいつ実施するかで、スッタモンダした。
こだわりを持ったチームが、関東に進んでいるので、やはりこだわるべきだった〜

4)新型インフルエンザに、ビビッタ。
日本で発生したら・・・関東で発生したら・・・東京で発生したら・・・各校で対応に差が〜

5)鹿島ハイツへの往復バスや、宿泊の件で、ふりまわされた。
いきなり保護者が予約を入れたり、苦労してルートを組んだバスが留め置きになったり・・・まさに、ふりまわされた〜

6)鹿島ハイツへの審判派遣がギリギリの段階でNGになり、神庭隊長に依頼した。
前日に依頼して来てくださった東京の先生方、コーチの方々にも大感謝!〜

7)鹿島に出発する直前、ある学校が、協会登録費、選手登録費を一切支払わず、大会に参加していたことが発覚し、対応に追われた。
タダで参加した学校も悪いが、それをチェックできない運営側のシステムの責任もあると・・・〜

8)鹿島ラウンドで、ベンチが荒れた。
試合が白熱し、審判への抗議、コーチングがエスカレートし、雰囲気が悪くなった〜

9)鹿島ラウンドで、ある学校の保護者が、立ち入り禁止区域に堂々と侵入し、ベンチに差し入れを持って入って来ているのを見て、唖然とした。
悪意は無いのでしょうが・・・顧問の先生は、しっかりルールを説明しないと〜

10)そして・・・鹿島ラウンドで、文京が負け、矢代先生の言葉に、泣けた・・・


めぬまカップ3位・・・しかし、めぬまに参加した東京の5校のうち、関東に進めなかったのは、文京だけ・・・これは、事件と言えるでしょう。しかし、事件が起きるから、面白いのでしょう。大いに東京を盛り上げた2009年5月・・・明日の決勝で、私の仕事も一段落・・・疲れた〜

私を疲れさせる事件の発端は、すべて大人・・・ルールを守れない自己中心的な大人が多すぎる・・・しかし、選手たちは、本当によく頑張りました。選手たちの頑張りが、癒しの特効薬です。女子サッカーの選手諸君!!明日も頑張ろう!!

5/15(金) 4ヶ月の準備を経て 5日で終わった選手権・・・

勝利したチームや、勝利したチームの関係者のホームページのコメントを見ると・・・うらやましく思ってしまいます。ただ・・・本音はどうなのでしょうか???10年以上前に、東京大学の入試で出題された英語の問題で、私がよく教材に使う英文を思い出しました。

It is understandable that those who fail should incline to blame the world for their failure. The remarkable thing is that the successful, too, however much they pride themselves on their fortitude, thrift and other qualities, are at bottom convinced that their success is the result of an accidental combination of circumstances.

『成功者が、どんなに彼らの忍耐強さなどの資質を誇り高く語ったとしても、心の底では、彼らの成功は、偶然が重なった結果であると思っている。』 

つまり、成功者も、「これをやれば、絶対に成功する」という確実なファクターを持っているわけではないということ・・・

しかし、負けた者が、何を書いても、負け惜しみ・・・と、落ち込んでいると、
ある他校の保護者から、次のようなメールが来て、「そうだなあ・・・私は幸せ者だ・・・」と、痛感しました。

全く無関係な私が先生にメールをするのは大変失礼かと思いましたが、今回の大会をはじめ東京の女子高校サッカーを観戦し、そして今回の大会の結果(途中ですが)をみてメールしてしまいました。私は娘が某高校サッカー部に所属している女子サッカー大好きおやじです。 各大会で文京の選手たちを拝見し、いつも心癒され、そして感心しております。今大会でも運営のため素敵な笑顔でパンフレットを販売している姿を見て「大変だな〜他の学校にもさせればいいのに」と妻と話していました。
今大会、文京にとって大変悔しく、辛い結果だったと思います。しかし、先生には「文京サッカーが好き」「文京を選んで良かった」と言ってくれる父兄、そして選手がいます。これは全国優勝する監督や選手よりかけがえのない「宝物」を持っているに等しいと思います。私は長年指導をしていた女子チームと転勤のため離れました。会社をはじめいろいろお世話になった方々より子供たちとの別れが一番辛かったです。きっと家族の次に大事な存在だったと思います。それ以上かも・・・ですから先生は大変な「宝物」を持っていると思うのです。 (中略・・・ここは、ちょっと丸秘の話・・・)

大会運営など各チームに分担させ持ち回り?順番?で行えないのですか?おいしいとこだけ持っていくチームを見ていると腹が立ちます。
審判への文句・・・今回の予選や普段のリーグ戦などのほうがよっぽどひどいものです。派遣審判だと自分達の事は棚の上状態です。 指導者が審判に文句を言っていると選手も父兄も勝敗を審判のせいにします。

といろいろ愚痴に近い事を並べてしまいましたが  先生には 「宝物」 があると思います。そんな先生が羨ましいのかもしれません。
そして次はもう一つの「宝物」をゲットして下さい。


そして、時田・坂本も、原武・岡田同様、気持ちを切り替え、次の大会に向けて頑張ろうと思っていることがわかり、過去最短の、たった5日間で終わってしまった選手権(予選トーナメントで1回勝ったチームよりも短い・・・)後のショックから、少しずつ立ち直っていくことができました!

〜時田CAPのコメント〜
10日の村田戦・・・負けたのは自分のせいです。つなごうとしすぎ、陣地内なのに、無駄な小技を使って、抜いてパスを出そうと思ったところを、奪われ、ワカナが頑張ってくれたけど、コーナーになり、点を取られました。成立戦のコーナーも左サイドでした。集中力・判断力が、まだまだでした。試合のあと、1・2年生が泣いているのを見た時、さすがに少し泣きましたが・・・責任はすっごい感じているけど、自分は立ち直っています!元気いっぱいです!もう次に向けて頑張ろうと思っています。「悔しくないのかよ」とか、「ヘラヘラしてる」とか、思われるかもしれないけど、ちゃんといろいろ考えています。自分は、最後まで残るつもりです。来年は、必ずテツたちが先生を高校選手権で関東連れて行ってくれますよ!私たちは、次、U18で・・・頑張りますよ!!文京の今のプレースタイルや、笑顔で楽しく・・・は、そのままでいいです。これが文京です!

〜坂本選手のコメント〜
修徳戦・・・逆転ゴールとなった、オウンゴール・・・自分がもっと、高く飛べてたら・・・とか、さわらなかったら・・・とか、後悔が残る。2失点とも、崩された得点ではないので、悔しい。
成立戦・・・やっぱり米本さんは、上手かった。平気で2対1でも抜いてくる・・・いい形で点を取れたのに、コーナーで、失点してしまった。残り5分・・・集中していれば・・・
村田戦・・・村田は本当に魂のサッカーだった。私は、前へ前へと、焦ってしまった。もっとつなげばよかったのに・・・周りが見えなくなってしまった。

選手権は終わってしまったけど、私は文京サッカー部を誇りに思います。負けたけど、このチームの一員だったことを、誇りに思える・・・私には、サッカーしか無いので、これから将来に向けてサッカーを続けられる環境を探しながら、最後まで部活を続けたいです。いつか、日本代表になり、先生の名前を世の中に知ってもらえるように、頑張ります!


日野先生(本庄第一)・・・「なかなか電話できなくて・・・何で?どうして?」・・・日野先生は、東京の優勝は、文京だと予想してくれていました。期待を裏切り、申し訳ありません。

中井先生(高岡商業)・・・「関東にも行けないの?東京って、厳しいねえ・・・同い年、同じ英語科の先生には、頑張って欲しかったのに・・・また、次!しっかり!」

某クラブチーム監督・・・「何度もメールを送信しようとして、保存でやめて・・・でも、今日は用事があったので、電話をしました。文京は、5月の勝負には弱いかもしれませんが、3年間で、着実に成長し、そして、3年生を中心に、秋に結果を出すチームだという印象があります。「勝利を楽しむことしか考えていない」という保護者には勧めませんが、高校時代に、しっかりと成長できるチームを探している保護者には、必ず勧めています!」無理に紹介しないで良いですよ・・・身の丈に合った経営で、十分ですから・・・

12月末のリーグ戦で、3年生が引退し、そこからチームを作り、静岡遠征〜深谷遠征〜新人戦〜JEFのトップチームとの対戦〜関東学園カップ〜めぬまカップ〜尚美学園カップ〜メニーナ・レッズ体験〜東北遠征〜新小岩・レッズランドでの紅白戦〜 と、頑張ってきたつもりでしたが、8月から新チームを作ってきた村田・十文字との差は、埋められませんでした。でも、これが文京です。スタイルを変えずに、来年もチャレンジします!
(ただし・・・基本的に、大学を一般受験で受験しようと考えたら、5月に引退するのが普通です。もちろん、関東に進めば6月、全国に進めば8月です。高校卒業後もサッカーを続けて行こうと考える生徒で、推薦受験で進路を確定する生徒は、12月まで、続けることができます)

明日は、代表決定戦・・・せっかくなので、じっくり楽しませていただきます!
明後日は、決勝戦・・・全国高体連発足記念パーティーに上映する映像を撮影するため、カメラマンに徹します!


5/12(火) 「情けは人の為ならず」・・・「ココ一番に弱い文京」・・・練習再開!

新しい目標を設定し、練習を再開した選手たち・・・写真をとろうとすると、自然とピースをする屈託のない明るさに、「やっぱり文京らしくやろう」と、思わされました。

選手たちのノートには、「負けたのは、運が悪かったわけじゃなくて、自分たちの力が無かったから・・・全力を出したのに、勝てなかったのだから、もっともっとうまくならないと、U18は勝ちきれない・・・自信はズタズタにされたけど、絶対に次は負けない!文京らしくやりたいが、やはり、勝負には勝てるチームにしたい・・・村田の選手たちは、本当にすごかった・・・魂を感じました・・・村田の選手を尊敬します。村田が関東に決まって、うれしいです!でも、やっぱり、村田・文京で行きたかった・・・」というコメントが、レギュラー陣には多く見られ、「どの試合も、見ていて負けた気がしなかった・・・勝負を分けるのは、ほんとうに一瞬だということがわかった・・・文京らしく戦えていた・・・成立は一年生が多くても、あれだけ強いので、これからは、私たちも頑張らないと・・・」というコメントが、控え選手には、多く見られました。新小岩での練習でしたが、尚美学園サッカー部に所属する江口先輩が、後輩たちを励ましに来てくれました。

文京が負けたと聞いて、「やっぱりねえ・・・ココ一番に弱いよね・・・文京は・・・」と、言っていた人がいると聞き・・・確かに、フェスティバルの文京と名づけられるお祭りチームは、勝負に弱い・・・それは、監督の、勝負に対するこだわりが他校の監督に比べて弱いからなのかもしれません。「何が何でも勝つ!」・・・今回の各チームのベンチワークを見ても、審判の判定に、興奮するチームも多く、それは、きっと、「自分のチームを何が何でも勝たせたい!」という、気迫からくるのでしょうが、審判派遣を依頼している自分が、まさか、審判にクレームなんかつけれれないし、自分は、チームの監督というより、常に運営者という立場で東京の大会に臨んでいるので、勝負師になれないのかもしれない・・・だから、お膳立てをしてもらえるフェスティバルでは、結構勝負にこだわってできるのかなあ・・・なんて、思ったりもして・・・しかし、誰かがやらなくてはいけない仕事なので、ここは、やるしかないですから・・・選手には、申し訳ないですが、選手に頑張ってその差を埋めてもらうしかありません!

今日も、私にEメールで、「高体連ホームページの得点表が間違っているから、修正してください」とか、「アミノバイタルの試合は、一般公開されているのか」とか、匿名のメールが来て・・・それも、この立場の人間の宿命でしょう。

そんなとき、ある強豪チームの監督さんからいただいたメッセージに、元気づけられました。

やはり試合慣れって大事だなと感じました。いくら練習試合を重ねてもやはり公式戦は違うものです。自分も肝に銘じて頑張りたいと思います。でも、情けは人のためならず ですよ。これだけ人のために働いていれば、いつかきっと自分に帰ってきます。そう信じてお互い頑張りましょう。

情けは人の為ならず・・・
人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。

休んでいる暇なんてありません・・・
残る大会を盛り上げ、勝負師たちの戦いを演出します!

5/11(月) たくさんのメッセージに感謝・・・敗戦を振り返り チャレンジャーに!

予備校の講師をしていた時代、大学受験に失敗した生徒が、浪人して成功するかどうかの判断をするときに、「悔しさ」と、「伸びシロ」を、基準にしました。自分より模試の成績が悪かった友人が合格し、自分は実力を出せず不合格になる・・・そんなとき、「なんでダメだったんだあああ」と、ウジウジ思うのではなく、「絶対に来年は合格してやる!」と、悔しさをバネにできる者は成功する・・・さらに、「自分は、ここがダメだから、不合格だったんだ!」という、明確な弱点を見つけられ、それを克服しようと努力する者は、浪人しても伸びる可能性が高い・・・

今回の決勝リーグBブロック・・・3試合での失点は4点・・・
@GKのファールをとられたPK  Aヘディングクリアが入ってしまったオウンゴール
Bコーナーキックから       Cコーナーキックから

得点は2点・・・
@フリーキック直接(坂本)  Aクロスからドンピシャ(原武)

失点は、Cの村田戦での1失点以外は、すべて事故のような点・・・しかし、そのような事故の得点は、いつだって入る危険性がある・・・つまり、その失点を跳ね返すだけの得点力が無ければ、勝ちあがれない・・・決定力は、どうすればつくのか・・・技術と精神力の両面での鍛錬が必要なのでしょう。思えば、昨年の代表決定戦でも、高橋選手は、決められなかった・・・しかし、秋の関東では、文京を関東3位に導く活躍を見せた・・・きっと、原武選手も、秋には化けてくれるでしょう。そう思っていたら、本人からメッセージが届きました・・・

選手権、勝ちあがれなくてすみませんでした。何より、勝てた試合が1つも無いということが、本当にショックでした。原因は自分の得点力不足にあります。今、こんなことを言っても何も起きないですが、自分がもっとうまければ、あのとき、しっかり決めていれば、絶対に勝ちあがれたと思います。昨日は、かなり落ち込んで、暗かったですが、でも、いつまでも落ち込んでいても仕方ないので、切り替えました。U18選手権に向けて、明日から頑張ろうと思います。なので、今、原武は、元気です!文京のプレースタイル、とても好きです。やっていて楽しいです。あとは、勝つだけです!

そして、オカツからも・・・

先生が、かけてきた気持ちは、私たちにはすごく伝わっていました。その気持ちに応えたくて、頑張ったのですが、結果を出せなくて、本当に悔しいです。悔しすぎます。今、まだ引退したくはありません。U18で結果を残したいです!だから、お願いです。文京サッカーをさせてください!また、みんなで一緒に頑張りましょう!チャレンジャーで!!

きっと、坂本は、一日泣いていたことでしょう。

しかし、お母様からは・・・

去年のこの時期、娘は大怪我をして、大きな不安を抱えて、チームにも迷惑をかけて、泣いてばかりいました。あれから1年・・・たくさんの仲間に支えられて、ピッチに立っている娘の姿を見て、感謝の気持ちでいっぱいです。昨日流した涙は、次につながる涙です。気持ちを切り替え、前に進んでくれると信じています。試合後、矢代先生にも、感動をもらいました。関東大会、ぜひ頑張ってもらいたいです!

そして、キャプテン時田は・・・

きっと、まだ立ち直れていないでしょう・・・責任を背負った分だけ、立ち上がるには時間がかかるかもしれませんが、明日からの練習で、また輝いて欲しいと思います。U18選手権予選まで、あと3ヶ月・・・100日間の戦いのスタートです!

と、人を励ましながらも・・・鹿島関係の清算処理、週末の審判割り当ての準備になかなか取り組めず・・・ボーっとする時間が多かった今日一日・・・

左に掲載した写真は、試合の様子を取材に来ていた、「みんなのサッカー(携帯サイト)」のライター・・・大森さんが撮影したもの・・・

土曜日は大変お世話になりました。東京都は大会自体に活気があり、力が拮抗しているチームが多かったので、見ていて面白かったです。実際に戦っている選手、指導者の方々は大変でしょうが、みんなが熱くなるわけですね。成立学園戦の先制点直後の選手の画像をお送り致します。文京学院の敗退は残念ですが、次の大会に向けて頑張ってください。また、チームが一丸となって戦う文京サッカーを見るのを楽しみにしています。

さらに、福島の孫悟空先生からも、メッセージをいただきました。

ブログ拝見させていただきました。春先に東京の各チームと対戦させていただき、散々やられましたが、その時「このすべてのチームが凌ぎをけずる環境こそが選手を強くする」と痛感したのを覚えています。今回はその環境が、文京さんにとって本当に残念な結果になってしまいましたが、このシビアなところで勝ち負けを争った選手たちは、必ずや何かをつかんでいることと思います。多くの方から受けている言葉とは思いますが、文京らしさを失わずがんばってください。

僕も先生に命名していただいた「孫悟空」としてがんばります。また機会がありましたら練習試合よろしくお願いします。

それにしても、何で勝てなかったのでしょうかね・・・何で予選トーナメントには敗者復活があるのに、決勝リーグには、敗者復活が無いんですかね・・・修徳や成立の粘り強さは、厳しい予選で培われたのでは?と、分析する人もいます。いずれにしても、原因を「運」だけに言及せずに、しっかり分析して、次につなげたいと思います。

保護者の方々からの、たくさんの温かいメッセージ、本当にありがとうございます。返信できず、申し訳ありませんが、負けたにもかかわらず、「文京を選択して良かった!」と、言っていただき、心救われます。今後ともよろしくお願い致します。







5/10(日) 鹿島からの帰り道、笑っていられませんでした。鹿島ラウンド奮闘記・・・

9日(土) 鹿島に向かう途中、対戦相手の成立学園のバスが横に・・・緊張気味のマカ先生・・・「全然眠れないんですよ・・・」と、本当なのか、嘘なのか、わからない・・・そして、宮内総監督が、「バスの調子はどうですか?ブレーキ効きますか?」と、先制攻撃・・・これには、ビビリました。さすが、元女子日本代表監督・・・私の弱点をよくわかっていらっしゃる・・・ 決勝リーグ第2節・・・VS 成立学園  まずまずの立ち上がり・・・テーマであった、「個の仕掛け」は、結構できていました。後半54分に、クロスから原武選手がドンピシャでゴールを決めた瞬間、思わず興奮して、喜びすぎてしまいました。夢を見れたのは、2分間だけでした。56分、コーナーキックから痛恨の失点・・・1−1の引き分けとなりました。鹿島ハイツの宿泊を、他校に譲り、文京は潮来ホテルに移動・・・なかなか落ち着いた雰囲気のホテルで、選手たちは、ゆっくりくつろげたようです。


ホテルの前には、坂本徳次商店・・・斜め前には、舟のりば ときた・・・これも縁?

関東大会に来たような雰囲気で、夕食後、ミーティングを行いました。決勝リーグ最終戦・・・もし、文京が村田に1−0で勝ち、成立が修徳に1−0で勝つと、4チームが 勝ち点 得失点 総得点で並び、直接対決でも順位が決まらないため、抽選になる・・・と、伝えると、選手たちの顔に、緊張が走りました。文京が村田に2点差以上差をつけて勝ち、成立が修徳に、1−0で勝てば、まだ、文京が1位抜けできる可能性がある・・・まだ、1位〜4位の可能性を秘めた最終節になったことで、宿泊することの意味が、十分にありました。気迫の村田魂に対して、どう戦うか・・・文京らしさを、どう出すか・・・選手たちは、一晩中語り合ったと思います。

10日(日) 12時キックオフ・・・VS 村田・・・試合開始から、昨日のミーティングで話したことを、選手たちはしっかり実践していたと思います。しかし、決定機でなかなか得点できず・・・そして後半・・・「コーナーにさせない!」と、言っていたのですが、一瞬の判断ミスから相手ボールになり、やむなくコーナーに・・・39分・・・村田魂を背負う石田選手(マッチョ)に決められました。その後は、ドタバタとあわてることもあり・・・試合終了・・・0−1負け・・・これで、修徳が、成立に2点差以上で勝たないと、4位になってしまう・・・選手たちには、「成立が大敗してくれれば・・・なんて、考えるな!もう、村田に負けた時点で、終わりだと思おう・・・自分のチーム作りが、甘かった・・・」と、伝えましたが、どこかで、「修徳!!2点取って〜」と、お願いしている悪い自分がいました。すると、開始3分で修徳が先制・・・ちょっと期待してしまいました。しかし、そんなに甘いものではありません。後半、成立が1点取りかえし、1−1に追いつき、文京を突き放しました。これで、2年連続、選手権は都予選敗退・・・負けることを願ってしまった自分の小さに、自己嫌悪に陥り、マカ先生が挨拶にきてくださったときにも、まともに話ができませんでした。すみません・・・

そして、ある保護者からのメールで、突然、涙が・・・

試合が終わった後、矢代先生が我々文京の保護者に「ありがとうございました。床爪先生のサポートをよろしくお願いします」と、言葉を詰まらせながら二度深々と頭を下げられました。受け手の私達も胸が詰まりました。去年、私は勝ち負けにこだわり、相手の気持ちをおもんばかる配慮なんて微塵もなく、改めて反省させられました。勝ち負けも大切だけれど人を思いやる気持ちの深さを改めて教えていただいた気がします。

昨年、春の選手権予選、秋の関東予選と、決勝リーグ4位となり、関東に行けなかった村田・・・秋の関東大会予選の時、村田の保護者の方が、文京の保護者に、エールを送ってくださったのを、思い出しました。また、矢代先生が、よく、「文京に負けても悔しくない」と、言ってくださったことも、よみがえってきて・・・涙が溢れてきてしまいました。だから、今日はその言葉をお返しします。生活のほとんどをサッカーの指導に賭け、「死ぬならグランドで死にたい!」と、いつも言っているサッカー馬鹿の矢代先生・・・そんな先生に怒られながら、必死に頑張り、いつも遠征で私の布団を敷いて、掛け布団を三角に折ってくれる村田の選手たちに、敬意を表し、エールを送ります。

そして・・・朝、坂本選手と、原武選手にテーピングをまいてくださった十文字高校の菊池トレーナと、それを快諾してくださった石山先生にも、お礼の気持ちをこめて、決勝戦は、全力で盛り上げたいと思います。久々の伝統の決勝戦・・・十文字VS村田・・・盛り上げて行きましょう!

石川先輩・宮下先輩からは、電話があり・・・「ここで負けるのが、文京らしいところじゃないですか・・・ここからですよ!文京は!焦っちゃダメですよ・・・先生!!頑張ってください!」と、なぜだか、少しうれしそう・・・

そして、高橋先輩からは、メールが・・・
こんにちは!お久しぶりです。今日は群馬の天気はとても暑い日でした…東京も暑かったでしょうか。試合の結果を聞きました。自分は1度も応援に行く事が出来なかったので影から応援する事しか出来なかったのがとても悔しいです。自分達の1年の頃や、去年の東京大会予選の事を思い出しました。けどこのような経験をする事で得る事はたくさんありました。チームの課題や自分の課題を考えたり、しっかり思い返すことが出来ていました!又、先生の集合のお話しもとても、ためになる事ばかりでした!最近好きな歌があります。馬場俊英さんが唄っているスタートラインです。この歌は自分だけかもしれないのですが、すごく良い歌なのでもし機会があったら聞いてみて下さい!自分のお勧めの曲です!

「スタートライン」の歌詞

鹿島まで応援に駆けつけてくださった、保護者の方々・・・そして、暖かいメッセージをくださった、たくさんの方々、本当に申し訳ありませんでした。契約監督なら、そろそろ更迭ですね・・・でも、試合をご覧いただき、「おもしろい!」とか、「未来がありそうなサッカーだった!」と思ってくださった方は、今後とも見捨てず、応援よろしくお願い致します。

大会中、他校のスタッフや、他校の選手に、「先生の力で、東京の関東出場枠を増やしてくださいよ〜東京予選、厳し過ぎですよ〜」とか、「Aグループと、Bグループで、差がありすぎますよ〜!!」と、言われ、「来年から全チーム総当りの決勝リーグにする?それとも、プレーオフ制度を導入する?」なんて、言っていた自分のチームが、最下位になり、何とも複雑な気持ちです・・・きっと、神様が、「お前のチームが、その悔しさを味わい、大会方式を再検討しようという気持ちになりなさい!」と、お告げをくれたのかもしれません。確かに、今大会、Bブロックは、実力が拮抗しすぎて、引き分けか、1点差のゲームでした。選手の疲労度を考えても、AとBでは、差がありすぎたようです。現在、決勝リーグから、代表決定戦、決勝戦までは、5日間の日程で行っていますが、これを7日間×4試合でこなすことも、来年に向けて考えていくべきかとも思いました。しかし、そんな状況でも、勝ち上がった十文字や村田は、やはり、他校の追随を許さない、「何か」があったのでしょう。その「何か」を、つかみとらなければ、ずっとずっと関東には行けないかもしれません。頑張ります・・・

追伸

このページを見て、すぐにリアクションをくれた方が3名いらっしゃいます・・・誰かは、ご想像におまかせします・・・皆さん、匿名希望のため・・・一部抜粋です!「自分は、勝負師になれないなあ・・・カブリモノ師で、一生終わるのかな・・・」と、落ち込んでいたところに、このようなメールをいただき、本当に心救われました。これから、様々な批判に直面するでしょうが、受ける批判はしっかり受けとめ、前を向いて、次の目標を設定し、前進できるように、頑張ります。自分がしっかりしないと、生徒もしっかりしないので・・・

A氏 

何と表現していいかわかないけど、疲れがドッと出たと思います。本当にお疲れ様でしたとしか、俺には言えないです。正直言うと、私もガッカリしました。文京は、関東大会という真剣勝負の場所で、戦いたかったチームの一つだったからです。先生には、先生らしく、人生の真の勝利者を育てることを目指す教育を、続けて欲しいと思います。これは、先生にしかできないことですからね・・・

B氏 

先程、先生の日記に本当に心打たれてしまいました。私は、高校女子サッカーに巡り会えて本当に良かったと感じていましたが・・・改めてそのように実感させられました。これからも一緒に女子のサッカーを盛り上げましょう(先生の貢献度から考えたら私は微力ですが)・・・お互い頑張りましょう。生徒とともに一喜一憂しましょう。教育者としてのスタンスで・・・。そういった意味で、先生は私の最大最強のライバルですから・・・。

C氏

僕は指導の最初は定時制の高校で、暴走族の頭や少年院帰りの連中を束ねて初の定通制大会で、東京代表で全国制覇しました。 でも僕は選手として関東すら経験してません。僕の高校の監督(故人)は、母校の先輩でしたが、サッカーの専門家ではありませんでした。でも代表選手やよい指導者を輩出しました。

@サッカーの経験のあるなしうまい下手は、高校サッカーの監督として、あまり重要な問題ではない。

A文京の選手は皆文京サッカー部が好きである。これはすでに、指導者としてひとつの勝利を得ています。

Bたとえばトルシエの「フラット3」僕に言わせりゃチャンチャラおかしい。でも当時の流行になり、マジックとなった。最近誰もが言う、「ボールと人が動くサッカー」こんなの当たり前と思う。ゾーンプレス・アイコンタクト・・・・過去に様々なマジックがありました。文京にも絶対床爪マジックがあるはず・・・それが機能したとき全国は見えてくる、また、常識を覆す選手が登場すると思います。

C何よりも情熱を持った先生が最後に勝つ!
みんな対戦相手なので、最後まで本当のことは言わないようですが、自信満々の先生は一人もいませんでしたよ。みんな不安でびくびくしてました。先生もぜひ貫いてください。言い訳をせず、逃げ道を作らず批判を恐れず、選手を愛し、正々堂々と戦う指導者が必要です。期待しています。

本当に勝手にすみません。先生には文京サッカー部監督としての誇りを失って欲しくありません。ぜひここから立ち上がってスマイル文京・・・貫いてください。



5/8(金) 25人の愉快な仲間たち・・・いざ鹿島へ・・・帰り道、笑っていられますように!

雨が降ったり、止んだり・・・はっきりしない空模様・・・中学生が、「練習をしたい!」と、やる気満々なため、高校生は、外に出て、最後の確認・・・と、急遽予定を変更し、施設をおさえましたが・・・講座や体育祭の準備で、出発時間が揃わない・・・さらに、雨も強くなってきたので、軽いストレッチだけで、帰宅させようと判断・・・しかし、4時を過ぎると、突然雨が止み・・・ということで、1時間半程度でしたが、身体を動かすことができました。

練習の様子を見ていると、チームが一丸となっていることを実感でき、ひと安心・・・宮内総監督・山郷コーチ・マカ王という、最高にマニアックなスタッフを擁する成立様に、たったひとりのメタボリックなオッサンが、サッカーで勝負なんてできないので、いかに生徒の力を引き出すかで、勝利の方程式を考えました。生徒たちは、マカ先生の頭よりも、きっと、輝いてくれると信じています。

ある方から応援メッセージをいただきました。

運営におわれて。。。とございましたが、追われることによって 神経が研ぎ澄まされ、ピンポイントのタイミングで最適な決断ができ、勝利を勝ち取ることができると思います!以前、締切日ギリギリになって、ガァ〜っと動くことが心地よい!とおっしゃっていたことを思い出し、正にこれは床爪ワールドな環境ではないか!!なんぞと思っているのは私だけでしょうか?(笑)きっと勝利が舞い込みます!!

そうなれば・・・良いですね・・・ありがとうございます!
たくさんの方々の応援を背に、25人の愉快な生徒たちを、引率してまいります・・・


5/7(木) グッドスマイル・・・文京学院サッカー部に笑顔が絶えませんように・・・

GWに、たっぷり休んだ生徒・教員 と GW中の最後の最後まで、波乱万丈だった生徒・教員では、表情が違う・・・

もし、昨日の敗戦が、代表決定戦だったら・・・きっと、インフルエンザに感染していたでしょう。大会はまだ始まったばかり・・・週末で終わらないように、頑張らないと、来週の月曜日に笑顔でいられません。

左に掲載したひまわりの写真は、昨日の試合の前、高3の坂本選手が、誓いの言葉に添付して送ってくれた写真です。坂本がはじめて文京に来たのは、新校舎が完成して間もない頃・・・「妹は、何時くらいにくるのかな?」と、聞いてしまうくらい、男らしい少女でした。中1の部員は、坂本ひとりだけ・・・江口を追いかけて文京に来たものの、まさか一人だけとは、思ってもいなかったでしょう。翌年、時田選手が文京のU15スクールに参加・・・二人は、長い間、文京でサッカーをやってきて、今年がそのラストイヤー・・・仲良しのときもあれば、喧嘩をするときもある・・・「闘志むき出し」の炎のファイター坂本と、「感覚的な遊び心」でプレーする天才型の時田は、まったく対極的な選手・・・両者に共通することは、お兄さんが、かなり高いレベルでサッカーをやっていること・・・おそらく、二人とも、兄のサッカーを見ながら、自分のスタイルを築いていったのでしょう。中学時代は、坂本がキャプテン、そして、高校時代は時田がキャプテン・・・この二人が、息を合わせたとき、本当に最強になるのですが、この二人の息が合わないと、ガタガタになってしまう・・・そんな文京の運命を担う二人の顔を、今日は見れませんでした。元気だったでしょうか・・・週末は、力を合わせて・・・後悔しないように・・・

残る二人の3年生、原武選手・岡田選手も、まったく違うタイプ・・・原武選手は、サッカー選手として、かなりの実績を持たれるお父様のDNAを受け継ぐ・・・と、期待されるも、なかなか思い通りに行かず、自宅では、ビデオを見ながら父・兄に常に怒られる・・・ゴール前で、何か技を使いたがる・・・難しいシュートを決めるのは得意だが、簡単なシュートを外すことも得意・・・曲芸師としてのプライドの高い選手・・・今年こそ、DNAがうまく作用し、難しいシュートも、簡単なシュートも、決めてくれると信じています。岡田選手が、オカツと呼ばれる理由は、@岡田という選手がもう一人いたので、岡田TWOという意味 A深津絵里に似ているので、フカツ→オカツ・・・名づけの親は、石川先輩・・・

彼女の日常会話を聞いたら、サッカー選手と思う人は誰もいない・・・そのくらい、テンポがずれている・・・中学時代にサッカーをやっていなかったということもあり、なかなかうまくできず、辞めようと思ったことも何度かあったそうで・・・しかし、今ではDFの要・・・昨年の飛鳥戦(秋の関東予選)での奮闘は、素晴らしかった・・・そして、新人戦の村田戦で、見事なシュートを決め、一躍トップステージに・・・週末も、きっと魅せてくれるでしょう。

個性の強かった猛獣6匹をひとつ上の姉に持ち、13人の妹を一つ下に持った、4人の3年生諸君・・・週末も、明るく元気に気合とアイデアで、私を関東に導いてください!

そして・・・今日、提出されたある2年生のサッカーノートを読んで、感慨深い気持ちになりました。

◆負けちゃったけど、良かった事・・・
それは、ファールをとられ、PKになった時、紘子(中村・テツ)が泣かなかったこと。いつもなら、前が見えなくなるまで涙を流す。ボールが見えなくなるまで泣く。でも、今日の紘子は、心が違った。闘争心むき出しだった。昔だったら、首をかしげ、自信の無い顔をしていたが、そんな顔はしなかった。それを見て、みんなも下を向かずにすんだのだと思う。男っぽくなったのは、見た目だけではなく、中身もだった。紘子のため、雨の中、文句ひとつ言わずにサポートしてくれたみんな、そして、応援してくださっている人たちのために、勝ちたい!と、11人全員が思えた試合だった。

◆自分がPKにさせてしまったときから、流れが変わってしまった。もう一つ判断が早かったら、ファールをとられなかったかもしれない。でも、出たことは、間違いじゃなかったと思う。判断の遅さが命取りになったのだろう。味方DFのヘディングボールが、ゴールに向かってきたとき、「もしかしたら来るかも」と、感じたのに、対応できなかった。触れたのに・・・秋さん(尚美の秋山GKコーチ)が、「ゲームの中では、常に最悪な状況を考えよう!」と、おっしゃっていたのに・・・もう少し状況を考えるべきでした。あと2試合、気持ちを切り替えて、自分らしく、文京らしく、楽しく頑張ります!

1年生は、部室の掃除をしてくれました。全員が一つの目標を持って取り組むと、どんなことでも、チームワークが育ちます。しっかり絆を強めたことでしょう。

鹿島ラウンドの運営は、予想以上に大変で・・・でも、それを理由に負けたなんていったら、選手たちが可愛そうなので、なんとしても、スマイルを手に入れなければなりません。それが教師の役目・・・文京VS成立の試合は、1敗同士の、激しい試合になるでしょう。そして、初日の結果次第では、2日目は、もっと激しくなるかもしれません。できることを考えて、最善を尽くします!まずは、少し、睡眠をとります・・・





5/6(水) 決勝リーグ黒星スタート!しかし、選手たちは明るいです!

午前中、明治神宮を参拝し、神楽殿でお払いを受けました。この不景気な時代に、3万円を祈祷料に使うか、別のことに使うか、かなり迷いましたが、やはり、神様には、キッチリお願いしておかなければ・・・と、試合当日にもかかわらず、参拝を決行しました。昨年までは、「必勝祈願」だったのですが、2年連続で怪我人が出ているため、今年は、「身体安全」の祈願を行いました。その後、1年間お世話になったお札を返納・・・そして、3年生には絵馬を渡し、願い事を書き、つるしました。




明治神宮を出る頃に、雨が・・・そして、VERDYグランドへ・・・テツが決勝リーグ用に編集してきてくれた、モティベーションUPのための音楽を満載したCDを流し、テンションを上げるはずが、徐々に眠りに落ちていく選手たち・・・VERDYグランドに到着すると・・・雨が激しく降ってきました。

15時40分・・・雨の中、キックオフ・・・スタートは、文京の方がリラックスして入れたようです。修徳は、なぜか慎重になりすぎて、本来の力を出せていなかったかのように思えました。有賀先生が、「攻めないで、相手の攻撃を吸収しろ」なんて言うはずが無いので、試合の入り方は、文京の方が良かったかも・・・前半は文京が押し込んでいたように思えます。しかし、気迫あふれるシュートブロックを続け、シンプルにボールを切り、セーフティーを徹底する修徳の前に、文京らしいテンポの良い攻撃ができず、得点できません・・・そんな中、坂本のFKが直接決まり、前半1−0で終了しました。「この1点を守りきりたい!」・・・この私の弱気な考えが、敗戦を招いたのでしょう。朝、全員に、交代のシュミレーションを配布したのですが、その原則とは異なる選手交代をして、「速さで勝負」というスタイルから、「パワフルにリスクをかけず、セットプレーで得点を狙う」スタイルに変えてしまいました。それにより、セットプレーから、チャンスを何度か演出できました。しかし、決まらず・・・逆に、前線へのロングパスが、GKまで流れる・・・雨で滑ってハンブルしたところに、オフサイドラインギリギリのところにいた選手がツメようとしたところを交錯・・・昨日の練習では、ロングボールに対して、ペナの外に出て、クリアする練習を徹底して行っていたのですが、運悪くペナルティーエリア内でのプレーとなり、審判の角度からは、GKが遅れて入ったように見えてしまい、ファールの判定・・・PKを献上・・・そのPKをキッチリ決められ、流れが変わりました。徹底してロングボールを放り込む修徳・・・これも想定して、昨日は、かなり長い時間をかけて、ヘディングの練習をしたのですが・・・クリアが、バックヘッドのようになり、ゴールへ・・・オウンゴール・・・これまた不運な失点・・・こうなると、完全に修徳ペース・・・最後の15分は、かなり危なかった・・・2失点でおさまったことが奇跡としか言えません。後半はほとんどシュートを打っていないと思います。不運というよりも、修徳の方が、「雨の日の戦い方を熟知している」ということでしょう。これは、監督の力量の差・・・だから、選手には、やっぱり不運な雨だったのでしょう。

試合後、悔しいという思いよりも、「怪我人が出なくて良かった」「よく2点でおさまった・・・1−3で負けてたら、やばかった・・・」という安堵の気持ちの方が先に立ち、「良かったあ・・・良かったあ・・・」と、つぶやいていると、選手たちにもそれが伝染したようで、負けたとは思えないような明るさで、元気を取り戻していました。会う人会う人に、「アンラッキーだったですね・・・」「この雨じゃねえ・・・」と、言われましたが、アンラッキーかラッキーかは、5月10日までわからない・・・もし、ここから快進撃が続けば、今日の敗戦を、「神が与えた試練 〜God Made Us Stronger in the Rain〜」と題し、もし、3連敗したら、今日の敗戦を、「雨を憎む 〜Don't Fight Against Shutoku in the Rain 〜」  と、題するでしょう。

Bブロックのもうひとつの試合、村田VS成立は、水溜りのできた人工芝の中、激しい試合となっていました。成立がPKで先制しましたが、村田が逆転し、2−1で勝利・・・試合後、マカ先生とふたりで、「逆転マケーズ」という新ユニットで売り出そうと、盛り上がりましたが・・・土曜日は、逆転マケーズの直接対決です。あと2試合、連敗すれば、もちろんそれで終わり・・・1勝すれば、代表決定戦の権利を得る可能性70%くらい・・・2勝すれば、1位抜けの可能性もあり・・・だから、まだ、今は笑っていられるのでしょう。帰りのバスも、妙に明るい文京生たち・・・これなら心配ないでしょう。土曜日も、きっと良い試合の入り方をしてくれるでしょう。鹿島の2日間が、関東大会だと思って、頑張りましょう。ここで、成立や村田に勝てなければ、関東に行く資格なんて、無いと思えば、思い切りできるでしょう。

それにしても、サッカーって、うまくいかないものですねえ・・・「だからこそ面白い」と、ポジティブに考えられる人もいれば、一時的にサッカーが嫌いになる人もいる・・・もしかしたら、サッカーのことだけ考えれば、今日の敗戦後は、「サッカーなんか嫌いだ!」と、叫んだかもしれません。でも、部活という視点では、子供たちはしっかりと思い出を刻み、成長していると確信できるので、負けても意味があると思えるのでしょう。イエローカードをもらったテツも、「自分に負けない!」と、宣言し、ポジティブに考えてくれています。昨年1年間の経験で、強くなった2・3年生・・・応援に来てくださった、たくさんの保護者の皆さんの愛情をたっぷり感じ、生徒たちは、次にまた、熱い戦いを見せてくれると信じています。監督は風邪気味でショボショボしてますが、選手たちは元気ですので、ご安心ください!

決勝リーグ 試合結果
Aブロック  十文字 15-0 共立第二   飛鳥 2-0 晴海総合
Bブロック  修徳   2-1 文京学院    村田 2-1 成立学園



5/5(火) 調整は万全!?明日からスタート!初戦は修徳との対戦です!

5/1・2・3・5 と、4日間、レッズランドの人工芝で調整練習を行いました。グランド代金は、4日間で6万円ですが、学校から40分というアクセスの良さを考えると、リーズナブルな調整だったと思います。選手たちの疲労もそれほどなく、後は試合を待つばかり・・・

今日、練習の準備をしていると、遠くからレッズランドのお姉さんと思われる人が近づいてきて・・・何か注意されるのかと思ったら、「床爪先生・・・卒業生の○○です!」と、挨拶に来てくれました。ジェットと同じクラスだったという彼女は、昨日、上司から、「お前の母校が最近よく来てるぞ!明日も来るぞ・・・」と、言われたそうで・・・「先生、よく北浦和で目撃しますよ!」と、言われ、そんなに何度も北浦和(バスの駐車場の所在地)に行ってないのに、見られるとは・・・恐ろしや・・・文京卒業生の目・・・と、思いました。今後ともレッズランドを利用させていただきますので、よろしく!

レッズ出身のT選手は、「レッズランドで調整できて、本当にうれしかったです。この時期の人工芝は、足の裏が熱くなったりするというのを思い出せて、良い経験になりました!」と、喜んでいました。

ちょうど雨が降り出してきたころに、終了・・・学校に戻ると、テツがサッカーノートを提出してきました。今日、練習中に指摘された、ある英語の間違えを赤で修正してあったのが印象的でした。

選手権の決勝リーグの組み合わせを聞いたとき、自分は少し焦りました。だけど、すぐに楽しみにかわりました。不安なところはあるけれど、それより、自分たちがどこまでやれるか、すごく楽しみです。今は、個性が強いあの、6人の先輩方はいませんが、文京は文京であることに、かわりありません・・・よね?自分は、去年、ベンチで見ることしかできませんでした。でも、誰よりも声を出して応援したつもりです。だから、負けたときは、本当に本当に悔しかったです。3年生の気持ちが、痛いほど伝わってきました。だけど、今年は、自分が試合をつくっていけたら・・・と、思っています。自分がやれることを、しっかりやりたいと思っています。
声を出し続け、DFと声をかけあい、チームを盛り上げ、全員で気持ちよく文京のサッカーをする!そして無失点!楽しく!これが私の目標です。
まっ!楽しく行きます!気持ちを入れすぎると、空回りするので・・・冷静に行きます!


帰り道のバスの中・・・「明日、頑張ろうね」と、友人と話していたと思ったら、「ねえねえ、矢代先生って、結婚してるのかなあ・・・きっと奥さん、おもしろい人だよね。ギャグセン高そう!」・・・「石山先生って、イケメンだよね。ニットの帽子かぶってさあ・・・カッコいいよね・・・」と、高1のS藤選手が、一生懸命隣に話しかける・・・このくらいリラックスして試合に臨めれば大丈夫でしょう。学校に戻ると、4泊5日の富山遠征から戻ってきたバレー部が、監督に尋問されている・・・「お前らは、何のために練習してるんだ!合宿のためか?インターハイで勝つためか?」・・・青春ドラマのようなシーンが展開されているところに、お笑いサッカー部員のテツ&ワカメが登場し、私のPCの背景の写真がマカ先生であることを発見し、大笑い・・・学校の看板を背負い、魂をかけて戦う村田や修徳には、お笑いで勝負するしかない・・・そして、マカにはマカを・・・そんな作戦は、まったく期待できませんが、まあ、明日の更新をお楽しみください。

修徳さんとは、3年連続決勝リーグで同リーグです。(村田は2年連続、成立は、初です) 一昨年が1−0、昨年が0−1・・・今年は、どうなるでしょうか・・・
修徳の選手たちの、いろいろな頑張りを見てきているので、負けても悔しくありません。有賀先生からは、ナイキのトレシューをもらっているので、闘志が沸きません。どちらかが勝って、どちらかが負けるのですから・・・熱く、感動的なゲームになることを期待しています。

←私のPCの背景画像です。

十文字中学が、フィオーレ武蔵野を破り、関東大会初出場を決めたそうです。おめでとうございます。中学校の部活が、いよいよ関東に出場することができ、とてもうれしいです!!中高共に、後ろを追いかけます!!




5/4(月) 決勝リーグ抽選会 〜 Liga Student 第6節 VS 高崎健康福祉

まずはじめに・・・飛鳥高校が、敗者復活から勝ちあがり、今日、成城学園高校を破り、決勝トーナメント進出を決めました。本当に良かった!今回、鹿島ハイツで決勝リーグを行うにあたり、宿泊や交通手段など、あらかじめ、予想を立てて手配をしていました。当然、7強の進出は想定して動いていますので、7強のうち、1つでもコケてしまうと、大変なことになってしまっていたのです。私が「良かった!」と、金澤先生に言うと、「よく言うよ・・・」と、まるで、疑っているかのようでしたが、対戦がどうのではなく、鹿島ラウンドの運営上、良かったのです!本当に・・・

抽選会の結果は、文京・村田のBブロックに、成立・修徳が入り、厳しいブロックに・・・Aブロックを引いた金澤先生は、終始笑いが止まらない様子・・・「じゃあ、頑張ってくださ〜い!帰りま〜す!」と、ニコニコと会場を後にしました。

「先生が、敗者復活方式を提案しなかったら、復活できなかった・・・本当に感謝しています!」と、言われ・・・もし代表決定戦で対戦することになったら、その気持ちを忘れずに対戦願います。なんちゃって・・・ウソです。

抽選会の後、特に動揺することもない選手たち・・・というか、あまり抽選会に関心を示さない選手たち・・・そして、なぜか、私も、昨年のような衝撃が起こりません。きっと、石川や宮下がいたら、「先生!どうなんですかね・・・修徳・成立は・・・勝てますよね??・・・」と、必ず聞いてきたと思います。1位になるかもしれないし、4位になるかもしれない・・・力が拮抗した4校の激しい試合になると思いますが、今の選手たちは、きっと、「負けても、自分が文京学院サッカー部でいることにプライドを持っている」と、そして、私も、「負けても、文京学院のサッカー部はWonderful!!」と、言い切れると思うので、不思議なくらいに、勝ち負けのプレッシャーがないのです。もし、これで負けたら、監督の闘志不足かもしれません。→選手権予選詳細

去年までは、「絶対に勝たなくてはいけない!」とか、思っていましたが、今年は、実力を出し切れれば、それで良いと思っています。私は体育の教師ではないし、サッカーで飯を食っているわけじゃないので、気楽に考えられるのかもしれません。そして、顧問として、監督として、自分がやれるだけのことをやってきたという自負があるので、充足感を持って、試合を迎えられるのかもしれません。なるようにしかならないのですから・・・熱戦を思い切り楽しみます!文京学院大学女子高校サッカー部のたくさんの思い出を刻んでいきましょう!

抽選会後、Liga Student 第6節、高崎健康福祉との対戦でした。高1の7名に、寺本・伊藤・中野・芦葉・増田・渡辺の6名を加えた合計13名で、Liga チームを結成し、ここ数日間トレーニングしてきました。そして、主審に原わ、副審に原し・向山、記録に中村・藤山を配置し、残りは応援部隊という演出で、試合に挑みました。前半20分・・・岩崎選手のクロスを中野選手が押し込み、先制!!見事な得点に、会場も盛り上がりました。そして、27分、寺本選手の豪快CKに、岩崎選手が打点の高いヘディングでさわり、高く舞いあがったボールが落ちてくるところを、伊藤選手がミート・・・2点目を上げ、2−0で勝利することができました。この試合のWoman of Match に、寺本選手が選ばれました。
Liga Student 09 星取表

健大高崎は、保護者の方々が引率して、選手たちを東京に連れてこられたそうで・・・GWの格安プランで、皇居そばのホテルに泊まり、明日は幕張総合と、明後日は横浜翠陵と、練習ゲームを行う予定だそうです。健大の選手たちの屈託のない笑顔と、人柄の良さは、きっと、後藤監督や保護者の方々の愛情を受けた選手たちが、自然と湧き出しているのだろうなあ・・・と、思いました。

試合後、Ligaメンバーで、成立学園Bチームと練習ゲームを行いました。宮内総監督・中野監督の両者のコーチングは、勉強になりました!


中学生は5/3に、0-1で破れ、決勝トーナメント1回戦敗退となりました。伊藤監督から、コメントをもらいましたが、敗戦のコメントは、選手にとっても保護者にとっても、見てうれしいものではないと思うので、敢えて載せません。きっと、伊藤監督も、選手たちも、保護者たちも、死ぬほど悔しかったのだと思います。だから、しばらく、冷却期間を・・・GWは、暇になってしまったと思いますが、少しリフレッシュして、勉強や家の仕事の手伝いなどに、打ち込んで見るのもよいと思います。7日からまた練習し、10日の十文字との練習試合で力を試せるように頑張りましょう。

高体連女子へのアクセス数が、過去最高になってしまいました。原因は、更新が遅れたことでしょう・・・「まだか・・・まだか・・・」と、クリックをした方が、少なくないのでしょう。実は、今回の大会で、ある学校で、顧問よりも先に保護者が動いてしまうということがあったので、更新のタイミングを、1日遅らせようと考えました。すると・・・更新を待ちきれなくて、メールで問い合わせをしてくる方もいらっしゃいました。もちろん、そのような問い合わせには、一切応えませんが、お嬢様方を応援する気持ちが強すぎて、我慢できないのでしょう。気持ちはわからなくもないですが・・・5/6の応援ルール、もう一度確認しておきます。

1)駐車場は、遊園地の有料駐車場を使用してください。違法駐車は、絶対にしないでください。GW中ですので、なるべく公共の交通機関をご利用ください。
2)集団での歌や、大声を出しての応援は控えてください。当然、鳴り物は禁止です。
3)ピッチ内へは、スタッフ以外立ち入り禁止です。


4)当たり前ですが・・・ゴミの持ち帰りの徹底 審判や選手への暴言撲滅・・・

マナーを守り、円滑な大会運営にご協力願います。女子サッカーの普及発展のためにも、視野を広く・・・自分の娘だけではなく、自分のチームだけではなく、その場にいる全員を仲間として、温かい目で見守れるような、みなさんの心の広さに期待しております。


5/2(土) チームの仕上がりは順調 大会運営は難航 点とり虫たちに期待

昨日に続き、レッズランドに出向き、つくばFCと練習ゲームを行いました。高校生以上の選手たちとやらせていただき、良い調整が出来ました。昨日の練習のテーマだったカタチから、得点を奪うことができました。まだまだ完璧ではありませんが、順調な仕上がりになってきています。ただ、どこのチームもバッチリ調整をしているでしょうから・・・後は運次第です!!決め所で決めた方の勝ち!そんな展開になるでしょう。

アップをしている選手たちを見て、イメチェンしたテツを筆頭に、男らしい選手が増えてきたなあ・・・と、良く言えば、凛々しい・・・悪く言うと、イカツイ・・・さて、どっちに見られるでしょうか?昭和40年代の男性アイドル風な選手もいれば、健さんの映画に出そうな選手もいます。三浦友和風、東映映画出演俳優風、田原俊彦風、あいざき進也風・・・




前回のサッカーノートに、坂本選手の誓いの言葉が書いてありました。今の3年生は、去年の野獣的な3年生とは違い、昆虫系・・・てんとう虫という感じです。サンバのリズムにのって、踊りだしそうな3年生・・・あまり自己主張をせずに、空気のような存在感を保つ・・・4人全員に、お兄さんがいる・・・血液型は、A・B・O・ABと、まさに4種類・・・

「照れてる私に♪ 虫たちが♪ 関東行こうとはやしたて♪ そっと行かせてくれました♪
・・・A・B・O・ABの 血液をつけた てんと虫が しゃしゃり出て♪ サンバに合わせて 踊りだす♪・・・」という 替え歌が歌えたらいいなあ・・・と、思いました。

題して・・・「点とり虫のサンバ 〜春の親孝行〜」

今日、飛鳥会場では、ドラマがたくさん生まれたようです。

第1試合・・・共立・成城学園の3位決定戦では、共立第二がPK4−3で勝利し、決勝リーグ進出を決めたとのこと・・・

第2試合・・・敗者復活戦・・・国際・江戸川の試合は、江戸川が逆転勝利・・・国際の小尾先生、北澤お父様より、立て続けに連絡が入り・・・思わず返信できませんでした。

第3試合・・・飛鳥・吉祥女子の試合は、試合終了間際に、吉祥の選手の痛恨のファールで、飛鳥がPKをゲット・・・1−0で飛鳥の勝利とのこと・・・金澤先生のブログから、その試合の凄まじさが伝わってきます・・・

昨年、文京も、代表決定戦に破れ、多くの方から励ましのメールやお言葉をいただきました。「強いチームが勝つのではなく、勝ったほうが強い」という言葉をよく耳にしますが、私はそんなふうには思えません。受験でも、「合格した者が賢く、不合格だった者が愚か」なんてことはありませんから・・・諸要素がうまく結びつけば、成功する・・・それは、必然ではなく、偶然である・・・もちろん、偶然を引き起こすには、努力と強運が必要ですが、勝敗の紙一重のところは、本当に偶然だと思っています。だから、面白いのだと思います。だから、やるせないのだと思います。3校には、明日以降も試合があり、3校は今日で終わり・・・しかし、僅差の熱い戦いを演じ、周囲の大人を興奮させた選手たちに、みなさんで拍手を送りましょう!

中学生は、明日の決戦を前に、学校で調整練習を行いました。大事な試合があるにもかかわらず、グランドを空けてくださったソフトテニス部に、感謝の気持ちを忘れずに!
練習ができた当たり前・・・ではありませんから!!そのために、多くの大人が動いて、頭を下げて、何かを犠牲にしているということを忘れてしまったら、ダメですよ!

いろいろなことが発生して、とても疲れた一日でした・・・こんなときは、てんとう虫たちに、サンバを踊って元気を出させて欲しいです!