◎公立中学サッカー部に所属する女子選手に朗報!!
現在、中学校のサッカー部(男子)に所属している女子の選手が、文京学院などの女子チーム(この制度を認知し、中学の先生と十分な話し合いができるチーム)に登録することで、女子の公式戦と中学校の部活の公式戦の両方に出場することができるようになります。
昨年までは、二重登録ができず、中学のサッカー部を辞めざるを得なかったのですが、2006年度から、女子中学生に限り、両方の大会やトレセンに参加することができるようになります。
詳しい情報をお知りになりたい方は、文京学院 床爪までお問い合わせください。


以下、日本サッカー協会理事会記録(2006.3.10)からの抜粋です

女子選手の第3種年代大会参加に伴う大会規定(参加資格)改定の件」

女子チームに登録している選手であっても、その中学校の生徒であれば、第3種年代の大会に中学校サッカー部員として参加可能となるよう、(財)日本サッカー協会主催大会の規定を下記のように改定する。
 
背景:「日本サッカーの発展に女子サッカーの活性化は不可欠」という認識のもと、女子委員会ではCHQと連携を取りながら、女子チーム・選手の増加に取り組んできた。中でも中学生年代(U-15)の活性化を最大課題として、2003年度から「U-15女子チーム創出制度」「スーパー少女プロジェクト」「全日本女子ユース(U-15)選手権大会の単独チーム化」を、今年度から念願の「ナショナルトレセン」をスタートさせた。
 しかし、女子チームに登録して活動していても、毎日のようにトレーニングができる環境にあるチームがほとんどないため、平日は中学校で、週末は女子チームで活動している選手が多いのが現状である。
一方、中学校の指導者からは中学校サッカー部で活動する女子選手を公式試合に出場させたいという要望も出ている。
 また、中には部活動に参加することが義務付けられている、公式試合に出場できないと部員になれないという中学校もあり、その中学校に女子選手が公式に所属できるサッカー部がないと、他の競技を選ばざるを得ず、サッカーを続けることを断念してしまう選手もいる。
 
趣旨:女子チームに登録する選手が増え、活動・試合が増え、さらなる女子選手・チームの増加につながることを狙いとする。また、女子選手が「女子」としてのさまざまな取り組み(トレセン活動等)に関わりやすくなる、
中学校サッカー部にも大会に参加できるチームが増える、などの効果も期待できる。
 
備考:
(1)第3種大会部会(2月26日)にて承認。
(2)最終的な大会規定・大会での運用方法は、追って第3種大会部会にて決定し、地域・都道府県協会へ展開する。
(3)中学校サッカー部で一度登録をすると、女子チームで試合に出るためにはやはり移籍手続が必要となる。
 正確な情報を周知徹底するために、現在小学6年生の女子選手が登録している約1,600チームには直接通知する。