富士山
今、昨年来かなり富士山にはまっている。
もともと、富士山は好きだった。
横浜と言うところは、高いところに登らないと富士山は見えない。空気の澄んだときでないと、富士山は見えない。
なかなか見えないと言うのは、より一層思いを大きくする。
冬になると、比較的よく見える。特に朝方。
通学途中に見える場所がいくつかって、僕はいつもそれを楽しみにしている。電車に乗っているとき、と言うのがほとんどになる。
ちらっと見えるのが一カ所。結構見えるのが一カ所。またちらっと見えるの一カ所。電車を降りてから、学校までの間でも一カ所見えていたのだけれど、マンションが建って見えなくなってしまった。
見えなくなってしまったのはかなり残念だ。
けれど、最近学校の中をふつうに歩いているときにきれいに見える場所を発見した。これは、結構うれしい。
ほんの一カ所で、数メートル動いてしまうと見えなくなってしまう、と言う場所でうっかり忘れて通り過ぎてしまうこともある。
けれど、夕日と富士山が重なったりする時に見えたりすると、非常に気分がいい。それに、その場所は富士山が大きく感じられる。これもいい。
僕らにとって、富士山というのは非常に大きなもので、神聖なものだ。
いま、富士山も世界遺産に登録しよう、と言う動きがある。僕は賛成だ。世界遺産は文字通り世界中に「日本には富士山あり」と訴えることだから。しかし、これは富士山が汚いために無理だという。だから、といって入山を規制しようと言うのも違う気がする。
入山料を取るなりして、きちんとトイレを整備するのが本来なのではないか。
「日本人なら富士山」という言葉がいつまででも聞けるようだったら、いいなぁ、と思う。
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