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日本中どこを探しても、温泉という物がある。
実は東京のど真ん中にもあったりするらしい。家の近所(?)にも「綱島温泉」というのがある。それに、今は「綱島」と言っている東横線の駅も昔は「綱島温泉」と言ったという。
地方に行けば、温泉を使用した地域の施設があちこちにある。
そして、こういう施設は結構地元の人に利用されてにぎわっていたりする。
ごく最近、縁あって、四国は松山へ行くことができた。松山は日本最古の温泉、道後温泉の地として有名。温泉の湯には夏目漱石もつかったのか? という。
道後温泉は観光客が多い。私が98年の夏に訪れたときには、観光シーズンであったために、芋の子を洗うような混雑であった。
地元の人は、温泉には興味はなくなりそうだな、と思っていた。けれど、そうではなかった。地元の人は「スーパー銭湯」に行ってるようなのだ。銭湯、と言っても、当然温泉。
僕らも松山に下宿をしている友人に教えてもらって(友人に感謝)、地元の温泉に3つばかり行った。そのどこもが、地元の人で朝から晩までにぎわっているのだ。中には、終夜営業をしているところもあった。
道後温泉も、今回、早朝に訪れたら、地元の熟年の方でにぎわっていた。
「やっぱり、松山は温泉の街だなぁ」となった。
こういう、地元の人が集まってきてわいわいやるの物は、別に温泉じゃなくてもいいいのでは? とも思う。
けれど、温泉やら銭湯があったりすると落ち着く気がする。温泉だと、一日中入れ替わりで地元の人がわいわいできるのだ。
一時期の温泉ブームで、どこでも温泉を作れ! と言う感じだった。税金の無駄使い、などと言われた。けれど、地元の人に開かれているのであれば、作ったことは正解だったのではないか、と思う。