公園

北の丸公園
北の丸公園
1999.6.6

 写真の撮影などで、公園によく行く。小さい児童公園から、東京の代々木公園のような所、はたまた、国立公園のような所まで。
 ただ、国立公園や国定公園というのはここで言う公園というのとはちょっと違うと思う。

 僕が好きな公園は、都会の喧騒から一歩離れられる様な公園だ。クルマの騒音が聞こえてきて気になるような所は僕はあまり好きではない。
 住宅地の中にあって、小さい公園でも近くをクルマなんかが通らなくて、こどもの遊び声が絶えず聞こえていれば、すてきな公園だと思う。
 いくら大きい公園でも、すぐそばに幹線道路があって騒音を出すクルマが行き交っているのが分かるような所は僕は好きじゃない。
 公園にいて、目に入る景色というのも大切。緑だけが見えていてほしいと思う。住宅地はまあしょうがないかと思う。高いビルが目に付くと、ちょっと残念な気持ちがする。一番気になるのは、緑に林の上からちょっと除く高圧電線の鉄塔。ゆっくり落ち着いた雰囲気で緑を眺めている気分がちょっとゆううつな気分になってしまう。

 逆に公園ではないけれど、京都の市街地にある寺社はけっこう好きだ。濃い緑に囲まれていて、隣を幹線道路が走っていても、騒音があまり入ってこない。そのうえ、落ち着ける庭園や建物なんかがあったりして、静かな雰囲気が一層引き立つ。
 それに、なんといっても、公園(ではないけれど)の中核のなる物がある。
 ちょっと大きめの公園になると、ただ、木が植えてあって広場ああって、と言う程度ではつまらない(もちろん大きいことも大事)。公園のシンボル、と言うか、その公園にしかない物があると人が集まって過ごす場所として一層よくなるのではないかと思う。
 近所の少し大きめの鴨池公園には、大きい池がある。最初に書いた代々木公園の隣は明治神宮だ。町田駅からすぐの所にある芦ヶ谷公園にはわき水が湧いていたりする。
 それぞれの公園ならではの楽しみ方がある。もちろん、僕がよく行く公園でもまだまだ、見つけられていない魅力もあると思う。


もどる