高校

高校
高校(これは僕の母校)

 ひょんな事から、高校へ行く機会があった。ゆっくり高校生と話す機会もあった。少しばかり、今の高校生を見ることができたのではないか、と思う。

 今回行った高校というのは、公立校の進学校。特に都市部での、公立高校で進学校がそうであるように、この高校も自由な校風を持っていた。先生は生徒の自主性、この高校にいると言うプライド、そして、心に任せているところが多い。
 実際、この高校の生徒たちは自主性に任せていても安心できる生徒だった。ちょっとした機会があれば、それを活かして自分の悪いところを直そう、新しいことに挑戦していこうとしていた。
 中には、いわゆる今風のちょっと派手な高校生もいるのだけれど、そういう子の方が新しいことをやっていこうという意気込みは大きかった。それに、感受性や実行力が大きいし、いろいろな人とのふれあいを知っている。
 ちょうど話を聞けた生徒は、部活もやっていて、体育祭では、華である、チアをやったと言う。体育祭がまともにできている高校では、このチアというのが盛り上がる。
 もともとの、ダンス部やバトン部と行った部活が中心になって、3年生を中心に大人数をまとめ上げていく。普段はおとなしくしている、進学校の生徒たちが大いに盛り上がる。
 盛り上がる以上に、80人くらいの人をまとめ上げるのがすごい。特に何の共通項のない人が、体育祭を盛り上がろう! とい一点に集中して団結していく。古くさいと言われるけれど、僕はこういうのが好きだ。
 こういう人たちは、ずっと友達でいられると思う。やっぱり、考え方古いけれど、一生懸命な事を一緒にやった人は、ずっと深いところでつながっていられるのだと思う。
 そして、多少、疎遠になる事はあっても、ずっと互いに覚えているし、街中でばったりあったりしたら、互いに素直に話せると思う。

 いま、一生懸命に勝負することが、小学校、中学校から排除されようとしている。けえど、体育祭などは勝敗の為に一生懸命やるべきだと思う。


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