100m

グランド
グランド(ふたたび母校)

 先週、写真を撮りにクルマで30分程の所にある少々大きい公園に行った。陸上のグランドがある公園で、ちょうど高校・大学生の競技大会が行われていた。ちょうど、100m走の競技中だっった。
 中学生・高校生が、体育祭で走る姿は結構見る機会がある。けれど、陸上をやっている人たちが走るのを見るのは久しぶりであった。
 運動会でみんなが走っているのと、どこが違うかと考えるとやっぱり速さが違うと思う。当然と言えば当然だけれど、同じ高校生。速いからには理由があるはず。
 理由はとても簡単で、毎日陸上の練習をしているから。そして、きちんと用具もそろえているから。
 毎日練習して、用具を集めて、大会に備えれば当然速く走れる。

 こんな事を考えていて、小学校や中学校の頃言われた事を思い出した。それは「結果が大切なのではない、それまでの過程が大切なのだ」ということ。
 もちろん、努力に結果がついてこないこともあると思うし、努力しなくても結果だけでてしまうこともあると思う。
 けれど、きちんと準備がなされた上での、結果というのは見ていて気持ちいい。どんなことであれ、努力に裏付けされた結果というのはきれいだ。逆に一夜漬けで準備をしたのであればその結果はやはりどこか、しっくりこないところがある。
 もちろん、陸上だけに限らずいろんな事がそうだと思う。
 例えば、今回の競技大会もきちんと運営するのには事前にいろんな準備が必要で、当日もその場にあった対応も必要なのだと思う。選手を整理する係員や、スターター、審判など多くの人が仕事をした上で、はじめて選手が走っているのだろう。
 大会はスムースに進行していた。単純に、選手が順番通りに走っているように見える裏にはいろいろな努力があるのだろうと思う。
 暑い日だったけれど、すーっと進行している大会を見てちょっと、暑い日が和らいだ気がした。


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