自転車
中学2年の誕生日に、はやっていたマウンテンバイクを買ってもらった。買ってもらった当初は家と近所の移動にしか使っていなかった。高校に入ってから、時間ができると少しばかり遠出するようになった。未だに、この趣味というか、行動は続いている。
ちょっと遠出するようになったのは、高校の時に写真を始めたことも理由のひとつにあると思う。高校の時、バイクの免許は持っていなかったから、どうしても移動手段は徒歩、自転車、電車・バスになってくる。
自由に道が選べる、と言ったら徒歩か自転車になる。でも、徒歩だと移動距離が稼ぎにくい。自転車は歩きの3倍は距離を稼げる。と言うことは、遠くへ行ける。
たぶんこんな事で自転車で「ちょっと遠出」を始めたのだと思う。
はじめのうちは市内が多かった。それも、高校や家の近くの遊歩道や裏道を探しながら移動して、おもしろい場所を探していたような気がする。実際、知らない場所をいっぱい発見してかなりうれしかった。
でも、次第に近場は見尽くしたような気になって、少しずつ遠くへ足が運ぶようになった。今度は移動手段として自転車を使うようになってきた。
車のように渋滞はないし、駐車場にも困らない。行った先でも小回りが利いて非常によい。細かく回っただけいい写真ができる、と思っている僕にはかなりいい。
乗っているときも、夏場はかなり暑いけれど、春や秋に木陰を走ると、気持ちがいい。それて、なんと言ってもクルマと違って、自分の体で行ったという実感がある。
何度か、自転車で行った所にクルマで行ったり、クルマで行った所に自転車で行ったりしていが、自転車で行ったときの方が達成感がある。徒歩や自転車で行った場所は何となく自分の場所だ、と言う感じもする。
クルマの免許を取ってからも自転車での「ちょっと遠出」は続いている。クルマの免許を取ったから、体を動かすことはしない、と言われるのが悔しかったのかも知れない。でも、自転車に乗ること自体が楽しくなくちゃ、こんなに続いてはいないと思う。
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