結婚式

準備中
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 先週の日曜日友人の結婚式に出席してきた。むかし、小学校に入るか入らない頃に親戚の結婚式に出て以来だった。写真の手伝いをしたので結婚式にどっぷり浸かるという感じではなかった。けれど、神の前で誓いをたてるというのは、厳かであった。

 友人の結婚式はホテルにある教会で行われた。ずっと昔に出席した結婚式というのが神前だったので教会の結婚式ははじめてだった。
 父親に連れられて新婦が入場して、ヴァージンロードの途中で新郎に連れられて神の前へ。神の前で二人は一生の愛を誓う。
 僕は別にどの宗教にも入っていない、と自分では思っていて、前から結婚式は神前だろうなぁ、と漠然と思っていた。でも、単純な僕は純白なウエディングドレスに包まれた新婦の表情を見て、教会もいいなぁ、なんて思ってしまった。  式自体は30分ほどで終わった。ずっとファインダーを覗いていたせいかあっという間だった。もちろん、式は厳かにとり行われていた。でも、実際、もう少し“間”があってもいいかなぁ、と思った。新郎新婦や集まった人が、結婚をかみしめる時間がもう少しあった方がいい気がした。
 けれど、それは結構あわただしく写真を撮っていた僕の感想であっただけのようだった。教会の建物から出て、少し緊張がやわらいだ新婦の目から大粒の涙がぽろぽろこぼれ落ちた。式は十分に新郎新婦に結婚の感触を与えたのだなぁ、と思った。
 その後、友達と抱き合う新婦、握手をする新郎の姿があった。まだ、結婚するのには少しばかり若いかなぁ、と思う二人であったけれど、みんな祝福していた。もちろん、僕も二人を祝った。僕は半分カメラマンとして行った。カメラマンの祝福と言えば、やはり写真を撮りまくるることだと思うので、必要以上と思うほど写真を撮った。
 僕も、もっとゆっくり二人の結婚を祝福できたら良かったかな、と思いつつも、やっぱり、式に行っていたら写真に撮りたくてしょうがなくなるんじゃないかな、とも思う。しょうがないですね。
 最後ですが、二人の結婚をうれしく思うと共に、僕も結婚したいなぁ、なんて思ったり


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