正月

正月の光景
正月の風景

正月  今年も、というか、今回も年が変わった。例年と比べて、年末から年明けにかけてばたばたしてしまって、正月という実感がいつもの年に比べて少ないようにも感じた。

 ここ10年くらい、年が変わる瞬間は、古くからの友人と地元の神社で過ごしている。紅白を途中でラジオに切り替えて、10時30分くらいに神社に並ぶ。境内には大きな焚き火があって寒いということはない。
 友人と「年々正月という実感がなくなっているような気がする」という話をした。僕は、昨年生活スタイルが大きく変わり、正月の準備をゆっくりとはしなかった。この影響もあってか、夜中に神社に並んでいてももうすぐ世紀が変わるんだぁ、という実感はなかった。
 年が変わって、「年越し神社」を毎年やっている旧友や、時たまやる旧友と顔を合わす。年1回ほどの、近況報告なんかを聞いていると、正月なのかなぁ、と思ってきた。
 数年くらい前、正月について自分の思うところをまとめたことがある。思い出すと、正月はその前の年末の「正月へ向けての準備」から始まっている、と書いた記憶がある。確かにそうなんだなぁ、と実感した。
 正月って言うのは、当然年の変わり目で、漠然とでも「今年はこういう事をしよう」と思うときだと思う。それはとっても大切なことで、悪いところを改めるいいきっかけの一つだと僕は考える。
 こういう正月を実感できないというのは、ちょっとまずいなぁ、と思った。忙しくても年末はしっかり来年に向けて大掃除をしたりして「年末」である雰囲気を作り出すべきだと思う。その先にようやく正月があると思う。
 僕は、正月は休みが多めにあったので、いろんなところにいったりした。初めて明治神宮に行ったりもした(これは映画を見た後に渋谷をうろついて原宿に近いところにいたのでなんとなく行ってしまった)。三が日は終わっていたのに、多くの人がいた。こんなことをして今年は正月を実感してきた。

 たかが正月、でも、1年というのはいい区切り。区切りに反省と新しい目標を作ることはいいことだと思う。


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