箱根

箱根大涌谷
箱根大涌谷

 横浜と言うところにすんでいながらいいままで箱根に行ったことがなかった。先週の日、月と箱根に少しだけれども、行き思った以上の好印象を持った。

 僕の今までの箱根のイメージは変に観光地として開発されてしまった、つまらない温泉地という物だった。芦ノ湖を、欧風なオブジェクトで飾った遊覧船が走っているのを見たりするとあまり行くべき所ではない気がしていた。それに、箱根は混雑するというイメージが常につきまとう。
 ところが、今回職場の人たちとの旅行と言うことで日曜日、月曜日での旅行となり、箱根には月曜日に行くことになった。すいている月曜日に訪れることが出来たのがまず第1の好印象の元だと思う。伊豆方面から芦ノ湖スカイラインを通り芦ノ湖の北岸、桃源台から箱根に入った。
 湖畔のレストランで湖面をわたる涼しい風を浴びながら昼食をとった。観光地の大型レストランの隣に小さく感じのいいレストランがあってちょっと安心した。
 大涌谷へ。わいている温泉や、立ち上がる噴煙を見て、鼻を突く硫黄のにおいをかいで、箱根がただの観光地ではなく、きちんとした温泉であることを実感した。変に脚色されることなく、温泉たまごのみを売っていた展望台もよかった。
 そこからの帰り道も緑のトンネルだった。横浜だと新緑シーズンは終わってしまったけれど、箱根のような標高の高いところではまだまだ若葉がまぶしかった。さわやかな空気がさらに箱根の印象を良くしてくれた。
 帰り道、僕はずっと車の運転をしていたので街道沿いの街をあまりゆっくり見ることが出来なかったけれど、ちらちら見ていた感じでは国道一号沿いも悪い雰囲気ではなかった。

 本当に少ししか箱根を見なかったけれど、僕は又行きたいな、と思った。箱根の他の所をゆっくり見て歴史的な由緒あるところとかを見て回りたいなと思わせてくれた。古くからの変わらぬ箱根の表情を見た後、あるいは前であれば芦ノ湖を回る欧風な遊覧船に乗ってもいいかな、と思う。


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