インターネット

パソコン
 

 ちょっと前に、インターネットの検索エンジンで遊んでいて、「あっ、やっぱりインターネットなんだなぁ」っていう事を感じた。
 仕事場で作業の待ち時間が出来たので、何となく検索エンジンを開いた。最初は、写真のネタを探していたのだけれど、待ち時間が長かったので、なにか、検索する単語はないかな、と考えていて、昔好きだった人の名前を打ち込んでみた。
 前にも暇なときにやったことがあって、何もひっかからなかったので特に期待もしていなかった。ところが、結果の画面が表示された。同姓同名かな、と思いつつも、検索されたページを開いてみると、本人に関係していたページだった。
 大学関係で本人が写真入りで載っていてかなり驚いた。僕はその子がどんな大学に行っていたかも知らなかった。今回見つけたページを見て、その子が何をやっていたのかを初めて知った。意外だなぁ、と思ったけれど、何となく懐かしく思った。

 インターネットの検索というのは思わぬ発見があったりする。今回のはその特別な場合だと思う。でも、こういう事があるとコンピューターの世界も捨てた物ではないなと思う。
 僕自身もホームページを作っているので、時たまメールを頂く。写真を使わせてほしい、リンクをさせてほしい、など。結局は仮想的(ヴァーチャル)な付き合いだろうな、と思ってしまう。でも、メールなどをやりとりしていて、たまにインターネットと人の結びつきの話題をしていると、インターネットは人間が作っただけに、人間のつながりに近いのかな、と思うことがある。
 でも、やっぱり、忘れてはいけないこともある。気をつけないと一方通行がまかり通ってしまう。僕が検索した昔の好きな人にしろ、昔を懐かしみ、新しい形のつながりが出来るならいい。でも、そうではなくて、返事の来ないメールを送り続けたり、仮想と現実の区別の付かないような行動にはしってはならない。

 画面の中だけど、電線の先にあるのはあくまで人。現実が仮想に結びついているように見えるインターネットだけれど、画面の向こうにあるのはあくまで現実なんだ。


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