カレンダー

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 先週、このコーナーを書き終わり、カレンダーをめくり忘れていることに気がついてカレンダーをめくった。7月らしい、青い空の写真が出てきて少しうれしくなった。

 だいたい、ずぼらな性格なのでカレンダーを月が変わるときにめくることが珍しい。この日は、ホームページの更新がらみで7月になったことに気がついたので、カレンダーをめくった。
 僕の部屋には、今、とあるカメラメーカーのカレンダーがかかっている。毎月、季節感のある写真がカレンダーに彩りを添えている。しかし、どうも、この写真が僕の波長とあわない。自分で選んで買ってきたカレンダーなのだけれど、どうもしっくりこない。
 選んだ店と自分の家の雰囲気が違うのか、選んだときと今の自分の雰囲気が違うのか、ぱっとみて、いいなぁ、と思う写真が少ない。
 だから、何も期待せずに6月をはがして、7月にした。すると、そこには青い空に雲が浮かんでいる僕の好みの写真があった。久々に、カレンダーをめくって新鮮な気持ちになった。
 そういえば、昔、小学生とか、中学生の頃は家中のカレンダーをめくって歩いていたことを思い出した。カレンダーごとに違う季節感のある写真やイラストが、カレンダーをめくった瞬間、色とりどりの枠の中に展開される。これが何ともうれしかった記憶がある。
 ひとつ、僕自身がカレンダーの楽しみを減らしている事があるように思う。カレンダーを写真を見ながら選んだと言うこと。僕は、楽しみは先延ばしにしておく方が好きなので、カレンダーを選ぶときもあまり写真をじっくりとは見ないようにしている。でも、選ぶときには多少といえ、すべての月をめくっていると思う。カレンダーの楽しみの一つの初めてめくってみる喜びというのがだいぶ減ってしまっていると思う。
 ということは、後半年はカレンダーの楽しみがないと言うことか。いや、それはないと思う。7月の写真は新鮮に見られた。選んだ時の記憶が薄くなってきているのだと思う。これからも新しい月のカレンダーを新鮮に見られると思う。カレンダーをめくる事を楽しみにしていきたいと思う。


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