ゴミの分別

ゴミの焼却工場
焼却工場

 燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミ、新聞、雑誌、瓶、缶。分別して出せば資源にもなるし、環境に対する影響も少ない。まとめて出せば、埋め立て地をへらすし、全く資源にもならない。

 実は僕自身、自宅ではほとんどゴミの分別をしていない。面倒と言うこともあるけれど、自治体の回収が分別されていないから、分別しても意味がないのだ。雑誌類や紙類、それに瓶や缶は分けているけれど、燃えるゴミと燃えないゴミは区別しない。  これは、自治体の方針で焼却炉を強固なものにして、プラスチック類もいったん焼却してしまおう、と言う考えに基づいている。実際に、物理的に燃えないゴミというのはほとんどなくて、ほとんどが燃やそうと思えば燃やせるゴミになる。
 しかし、プラスチック類を燃やすと、焼却炉を傷めたり、ダイオキシン類をはじめとする有毒ガスが発生するから燃やさないのである。焼却炉が傷まないように強固なものにして、高温で燃やすようにすればダイオキシン類なども発生しないと言う。したがって、燃やすゴミと燃やさないゴミを区別するのはゴミを処理する自治体の好きずきといえる。
 ところが、プラスチック類を燃やさないとした所にすんでいる人でも、分別があやふやな人が多いという。僕は、ただ単に面倒だから分別を適当にしているだけなのかと思っていた。しかし、実際は注意しても分別しない人もいるらしい。さらに、分別している人を小馬鹿にしたような態度をする人までいるらしい。
 僕は、自宅では分別していないと言ったが、仕事場では分別している。さほどに手間にはならないと思う。中には、工業製品のようにプラスチックと金属を切り離すのが難しいものもある。でも、そういうもの以外はゴミ箱が3つあれば簡単に分類できる。燃えるもの、燃えないもの、缶瓶ペットボトル。ただ、ゴミ箱が少々場所をとるのが難点となる。でも、最近は分別ゴミ箱なる便利なものも出ていたりする。

 たかがゴミの分別、されどゴミの分別。ゴミを分けていくと、これはリサイクルできそうな気がする、と言うものが意外と多いことに気づいてきた。


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