飛行機

飛行機
JALドリームエクスプレス

 先週北海道に行くのに往復飛行機を使った。先月も沖縄旅行で何回も飛行機に乗った。僕は元々飛行機という乗り物は好きじゃなかった。それなのに、一月と少しで7回も飛行機の乗った。

 僕が飛行機を好きじゃないのは、飛行機は落ちそうだから怖いって言う訳じゃない。飛行機はすぐに目的地に着いてしまうことと、移動が地上じゃないことだ。旅行として移動した実感がないんじゃないか、と思うからだ。
 先月沖縄に飛行機で行ったときは「沖縄が飛行機でしか行けない場所」だからか、旅行気分は十二分にあった。以前、日記にも書いたように石垣島と波照間島の往復の飛行機はかなり楽しんだ。
 今回、飛行機で北海道に行ってやっぱり、少し味気ないかな、と思った。飛行機は出発地と目的地を点と点で結んでしまう。飛行機の眼下に広がる景色をずっと楽しんでいたら点と点にはならないかもしれない。でも、飛行機で窓側に座れる確率はジャンボで言ったら五分の一だ。中央の席に座ってしまったらなんの景色も変わらないまま目的地にあっという間に着いてしまう。
 今回、妙に違和感を覚えたのは今年の3月に電車を乗り継ぎ丸1日かけて北海道に行ったことがあったからだと思う。電車を乗り継げば1日かかるのがほんの1時間30分で行って帰ってきたのはなんだか不思議だった。行った先も札幌だけで、観光でもなかった。いつもの場所にある仕事場に行っていつもの仕事をしているよう気もしてしまった。
 それでも良かったところは北海道国際航空(AIR DO)を使った所だ。AIR DOは空港の建物と飛行機間はバスで移動だった(新千歳の到着以外)。空港内のいろいろなところが見れたし、広い滑走路を間近で体感できた。それに、機内の雰囲気が良かった。飲み物のサービスがないから少し物足りないけど(自販機とかおけないのかな)、飛んでいるところの下の観光案内とかあったり、スクリーンに機長氏の撮った写真なんかが映し出されたりして、アットホームだった。すこし味気ない旅行だったけれどアットホームな飛行機に少し救われた気がする。


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