モーターショー

東京もーたーしょー
一昨年のモーターショー
写真が出来次第差し替えます

 先週、2年に一度の東京モーターショー(乗用車・二輪車部門)に行って来た。各社とも華やかなコンセプトカーや環境対策、情報関連の技術などを展示していた。

 東京モーターショーに行くのは実は2度目だ。1回目は2年前だった。2年前は、展示してある車にさわったり、運転席・助手席に収まるのが楽しくて、それだけで時間が経っていた気がする。
 今回は、少し方向を変えて、各社のコンセプトカーを中心に見て回った。
 まず、燃料電池自動車が現実味を帯びてきた事を感じた。燃料電池自動車とは水素を燃料として発電して、モーターを回して走る自動車だ。水素を燃料にすることで、地球温暖化の原因となる二酸化炭素をいっさい出さない自動車も実現可能にすると言われている。
 そして、各ブースをまって気づいたことは、「車と空間輸送」が一つのトレンドになりそうだ、と言うことだ。車は人や荷物を運ぶ物、と言うのが今までの車のあり方で、僕らの考え方。ただ、このところ、ワゴン車の需要が伸びて少し変わってきた。車の中のスペースを何に使うか、と言うことだ。
 少し前、「どこで、何しようと、私たちの勝手でしょ『携帯空間ファンカーゴ』」というテレビコマーシャルがあった。これで僕は「私たちの勝手」に気が取られていた。けれど、ポイントは「携帯空間」あったようだ。
 このファンカーゴという車は1300cc、1500ccのエンジンを積む小さい車である。けれど、ワゴン車タイプで、後部座席を様々にレイアウトすることが出来る。座席を収納して大きな収納スペースにしたり、座席を倒してベットのようになったりする。
 今回、数社のコンセプトカーとしてあったのは、これを一歩進めて、大きなワゴンタイプの車で後部座席に当たるところを一種の“リビング(居間)”にしてしまった物だ。自分たちの生活空間の一部をそのまま移動させてしまおうというのかもしれない。ま、生活空間というのは言い過ぎかもしれないけれど、動くオープンカフェみたいな物があっても面白いと思う。
 自由空間を運ぶ車、今後の車のあり方の一つの方向として面白いと思う。


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