音楽

コンパクトディスク
CD

 音楽というと、小学校の音楽の授業を少し思い出してしまう。縦笛がうまくできなくてちょっとばかり嫌で、先生がいい人でちょっとばかり好きだった。でも、ここで話をするのは授業のことでなくて、歌などのことだ。

 いろんな音楽がある。昔からずっと聴かれている音楽、昔はやっていた音楽、今はやっている音楽。また、明るい気持ちになる音楽、どこかくらい感じのする音楽。
 音楽を聴く状況にも色々ある。じっくり聴く、何かをしながら聴く、ドライブをしながら聴く、お店でかかっているのを聴く。一人で聴く、家族と聴く、友達と聴く。
 自分の好きな音楽を選んで聴く、ラジオで流れている音楽を聴く。
 音楽はいろいろなところから入ってくる。そう言う中で、日本では流行している音楽を多くの人が聴いていることが多いと思う。とくに、同じ世代だけを取ってみるならば、共通言語のように同じ音楽がある。音楽を送信する事を目的にグループを作る人もいる。そこまで行かなくても、音楽を通じて価値観を共有していたりすると思う。
 何度も同じ音楽を聴く。何回も聴いた音楽には、音楽の元々のイメージ、言うなら作り手が発信しているメッセージの他に、自分自身のイメージが出来てくると思う。特に、昔、流行していた曲で多いと思う。
 「この音楽を聴くとあのころを思い出す」。音楽に限ったことではないけれど、小説などよりも、耳からはいる音楽の方が思い出を引きずり出すことが多いと思う。
 音楽と当時の自分が重なると、より鮮明な音楽が流れる。それに、なぜか音楽と自分が重なっていることが多い気がするのだ。
 自分だけでなくて、同じ時代に生きた多くの人が同じ音楽を聴いている。自分の思い出を思い出すだけではなくて、同じ時代に生きた人と思い出を共有できる。

 流行曲はすたれたら、それまで、と言われたりするけど、そんなことはないと思う。昔流行していた曲はよく時代に結びついていて、自分と周りの昔を探るいい手がかりになると思う。


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