成人式

成人式
「成人を祝う会」
数年前僕が参加した式

 先週の月曜日、14日は成人の日だった。これに併せて各地では新成人を祝う式典や、新成人の儀式が行われた。

 14日は僕は特に何も考えずに自転車を走らせていたのだが、ちょうど川崎市の成人式の会場を通った。会場の前には晴れ着、はかま、スーツに身を包んだ新成人達が大勢集まって、色とりどりだった。
 ニュースでは今年も、荒れた成人式を報道していた。会場内で騒ぎ出したり、会場外で酒盛りをしたり。成人と言うには少しばかり大人げないのではないかと思う。
 しかし、今年は全国的に成人式の見直しが行われてトラブルは減少傾向にあるようだ。実は僕の住む横浜市では、以前から新成人中心の成人式づくりが行われている。僕が参加した数年前もトラブルはなかった。しかし、式典と言うには少しおかしい式ではあった(横浜市では「成人式」と呼ばず「成人の日を祝う会」と呼んでいた)。全員が集まって、式典が始まるという形にはなっているものの、会場は開け放たれており、途中で入出場をする新成人が大勢いたりする。
 成人式はかつては、元服の儀式だったはずで、もう少し厳かに行われるべきだと思う。今の時代はそんな式ではあれるだけだ、と言われるかもしれない。しかし、一つの儀式だと考えるならば、形式ばった式典も必要であると考える。その後で、宴会や同窓会をやりたいのならば、やりたいグループで会場を変えて行えばいいと思う。学校行事のような式典で、大暴れしてやろう、というのはやはり、まだまだ卒業できていないと言うことだと思う。
 一方で面白い試みもあった。東京都町田市では今年は市が主催の式典はなく、新成人達中心のイベントと「20歳の同窓会」という会だけだったという。式典がないのは賛成しかねるけれど、イベントは面白かった。町田駅近くの商店街で、写真展をやったり、アート展をやったりしていた。写真展を見させてもらった。通っている学校や、友人達の写真が多く、なかなか面白かった。こういう新しい試みも行われている成人式だけれど、伝統をふまえた上での式であると良いと思う。


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