遊園地

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遊園地
(多くの人が集まる読売ランド)

 先週の日曜日、横浜ドリームランドという遊園地が閉園した。多くの人で賑わう遊園地がある一方でこのように幕を閉じてしまう遊園地もある。

 ドリームランドは横浜駅から電車で15分の大船駅からバスで行ける都会型の遊園地だった。僕は行ったことはないのだけれど、かつて賑わっていた頃は豊島園や後楽園遊園地などと同じくくりで話をしていたような記憶がある。
 また同じように閉園する遊園地として向ヶ丘遊園がある。こちらは、新宿から電車で20分というこれまた好立地にある。規模的にもドリームランドと同じ程度ではないかと思う。  両方の遊園地とも、末期には、大学生や社会人のカップルより親子連れや中高生のグループが多くなっていたと思う。すくなくとも、僕の中ではそう言うイメージがある。
 理由としては、最新、世界一の乗り物を次々に入れることができなかったからだと思う。ジェットコースターにしても、よみうりランドや富士急ハイランドにあるような巨大で刺激の強いものではなくて、どちらかといえば穏やかな物があったように思う。
 しかし、親子連れも減ったから閉園にまで追い込まれたのだと思う。他の元気のある遊園地やテーマパークに多くの人が流れたことが最大の原因だと思う。多くの人が車を持つようになったので、郊外の遊園地にも気軽に行けるようになった。ハウステンボスのような地方型テーマパークもいくつかできた。
 でも、そればかりではないように思う。親子で遊園地という構図そのものが減って来ているのかも知れない。遊園地で丸1日過ごすとかなりの出費になるので、ここ数年の景気状況から敬遠されているのかも知れない。しかし、家族で出かける目的地として、遊園地の占める割合が小さくなっている気がするのだ。もしくは、家族で出かけることが減っているのかも知れない。

 別に、遊園地に行くことが家族の団らんだとかレジャーだとかいうことはない。けれど、家族でどこにも行かないよりはどこかに行った方が良いと思う。その中に近所の遊園地という選択肢もあっていいと思う。


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