京都

京都のバス
京都のバス
1994年の写真なので遷都1200年記念バス

 少し前に用事があって京都のお隣大津市に行って来た。帰りに京都によって観光してきた。

 大津の石山という所から京都に戻るのはJRを使った方が早い。今回は京阪電車に乗った。昔は路面電車が京都三条京阪から浜大津を結んでいた。けれど、最近京都側は地下鉄になってしまった。高校生の時に京都側の路面電車には乗った。交通量の多い三条通で、車とすれすれになりながら電車が走っていた記憶がある。今も路面電車として残っている滋賀側は車とすれすれを走った。京津線は途中の御陵から京都市営地下鉄に乗り入れる。
 二条城駅前で下車して神泉苑を観光。二条城に入るかどうしようかと迷っていたら、まだ桜が三分咲きだという案内があったのでパス。バスに乗って移動。
 京都に来ると必ずバスのお世話になる。東京ほど地下鉄が多くないのと、バスにちょうど良い街の大きさなのか、京都ではバスが移動手段の主流になっている、と思っていた。
 けれど、実際に久々に乗ってみると、大勢のお客さんがいるけれど、乗客に偏りがあることに気づいた。観光客と年輩の方が非常に多いのだ。僕が観光で移動していたために、観光客の多い路線に乗ったのかも知れない。けれど、年輩の方が多いのは確かだと思う。
 結局、バスが主流と言われる京都でもビジネス向けの移動手段ではないようだった。平日の五時前だったのに多くの道が渋滞していた事もそのためではないか。最近地下鉄が増えてビジネス街はバスを利用せずに移動できるようになってるのかも知れない(ただ僕は京都のビジネス街を知らない)。
 でも、バスの本数を見た感じ、以前と大きく変化していることは無いようだったので、昔からバスは地元の人の移動手段だったのかも知れない。いずれにしろ京都と言ったらバス、と言うイメージを持ちすぎていた僕にはちょっとした発見だった。

 しかし観光客に優しい京都のバスは健在だった。途中、どのバスに乗ればよいか分からず来たバスに乗った観光客の女性が運転士さんに聞くと、しばらくして「後ろのバスに乗り換えなさい」と運賃を取らずに案内していた。


もどる