通勤電車

　毎日、朝と夜に乗る通勤通学の電車。いつも同じ様でも偶然知り合いにあったり、ちょっとした出来事があったする。

　先週、ホームや駅の改札で何回か偶然に知り合いにあった。前にも何度か週に2、3回くらい偶然会うことはあったので格別不思議と言うこともない。でも、毎朝時間を合わせていないのにもかかわらず、偶然会うのは行動パターンが似ているからなのかな、と思う。 　先週は何となく人恋しいなと思ったときや、会う必要があるときに知り合いに会うことが多かったので良くあったと思ったのだと思う。必要と言うほどでもなかったかも知れないけれど、お互いに話したいことをがあったり、渡したいなと思っているものがあったりした。
　また、ある友達は、偶然電車の中で考えもしなかったような友達にあったという。お互いに地方にいるときに知り会ったので、東京にいるとは思いもしなかったそうだ。
　電車の中の話ではなくなってしまうけれど、こういう偶然は国境を越えてもあるそうだ。テレビで聞いた話だけれど、大学で同じゼミ出身だった人がインドの辺境で偶然会って、また次の国でも偶然にあったという。偶然会う確率を計算すると、いくつになるとか言っていたがそれはもう覚えていない。しかし、それに対してコメントしている人の意見が面白かった。「もともと、ちょっと癖のあるゼミにいた人なら、少し変わったところを旅行しようなんて事は同じように思いつく」偶然なのか、必然なのか。
　前に後輩に「偶然会うから面白いんですよ」と言われたことがある。そのときはその通りだなと思った。でも、一見偶然に思えることでも、色々考えてみると偶然では済ませられないようなことはいっぱいある。

　でも、僕は偶然でも必然でも運命でも会ったことには変わらないと思う。偶然、知っている人に会って話をするのはなかなか面白い。お互いにあまり会いたくないときとかもあるかも知れない。でも、どういう巡り合わせかは分からないけれど、話せそうだったら話をして楽しむことにする。

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