遊歩道

緑道
都筑区内の遊歩道

 僕の住む横浜市都筑区の港北ニュータウンには大きな公園がいくつかあって、公園どうしが遊歩道によりむすばれている。遊歩道を歩くだけで、ニュータウン地区をほぼ全てまわれるようになっている。先週、その遊歩道を歩いたり自転車で走りながら写真を撮った。

 僕はこの遊歩道が好きだ。区内の公園は池を取り囲んで作られていたり、池を作ってある所が多い。遊歩道にも水の出入り道としてずっと小さい沢が作られている。作られて10年くらいになるので、回りの植え込みの土と一体になっているところも結構あったりする。
 そういうところでは、子ども達がザリガニつりをしたり、服を汚しながら水遊びをしたりしている。土日になると家族みんなで散歩したり、ザリガニつりをしたりする姿をよく見かける。そして親の方が一生懸命になってしまって、岩の割れ目に住み着いたザリガニをのぞき込んで探している事もおおい。
 遊歩道沿いの公園、雑木林の手入れをしている人たちの姿も見かけることがある。近くのマンションに住む人なのではないかと思う。先週は池の回りを手入れしている方々を見かけた。ほとんどが親の世代だった。
 子どもはどうしたのかな、と思ったら、遊歩道を自転車で走ってきた子どもが池の向こう側に手を振った。公園の手入れをしていた人たちが逆に手を振り替えしてきた。それに、よく見ると池の回りに自転車が沢山止めてあって、子どもちがザリガニやフナを釣ったりしていた。子どもは子どもでやっぱり近所で遊んでいた。
 こういう風景はかつてはどこでも普通に見られたのだろうなと思う。子どもは自然に体を動かすし、遊びに飽きたら親の手伝いもできる。大人も近所とつながりが自然にできていくのだと思う。

 遊歩道を歩いていると、親の世代と子ども達だけではなくて、僕らくらいの若い世代の人も結構見かける。僕が遊歩道を歩いていて、どこかに新しさを感じたのは遊歩道が人工的に造れたからということだけではなくて、遊歩道に集まる人も色々な世代の人がいるからだったのかも知れない。


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