上海を歩く -1-

上海の繁華街「南京路」
上海の繁華街「南京路」

 6月28日から7月6日まで中国最大の商業都市、上海に行って来た。観光だけが目的ではなかったので、十分に街を見て回れたとは言えなかったけれど、中国上海の雰囲気は何となく分かったと思う。

 6月28日、夕方にホテルにチェックインした。中国で外国人用が泊まることのできるホテルは限られていて、星印で等級がついている。今回のホテルは5段階あるうちの4段階目でかなり良いホテルだった。日本にあるようなホテルと何らそん色がない。
 この日の夕方、早速中華料理を食べに上海市の中心街のひとつである人民公園へ向かった。観光ガイドに載っている、観光客向けレストランへ。観光ガイドに載っているような所は、英語のメニューがあったり、片言の英語や日本語が通じる。それでも、中国語が話せなかったので注文に一苦労した。かいあってか、初の本場の中国料理には満足できた。
 店を出て少し歩いたら小腹が空いたので、ラーメンを食べようと大衆食堂のような所に。入った。中では地元の不良男女がひとつのテーブルを囲んで話をしたりしていた。いくつかの料理が頼まれていたが、ビールの瓶やコップが倒され机の上はぐちゃぐちゃになっていて、机から水がぽたぽた垂れていた。
 彼らの服装はかなり良い物で、かなり所得の高い家庭に育ったのだろうと思う。その後の一週間も不良らしい不良というのは見なかったから、これが上海で一番進んでいる(?)不良なのかなと思う。
 ラーメンは、ラーメンと言うより、鶏のスープにつけた、そうめんと言った方がわかりやすいと思う。これにいろんな具の入った物もあった。鶏のだしの味しかせず、少し食べづらいと言う人が多かった。ちなみに、僕は普通に食べられた。

 基本的に上海の繁華街の夜は早いらしく、11時過ぎには多くの店がしまっていた。タクシーを拾ってホテルに戻る。途中、住宅街を通ると、まだ開いている商店や、人々で賑わっている屋台があった。意外なところが意外に遅くまであいていた。ちょっと、日本ではなかなかない光景かな、と思う。


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