電車の車内
僕は大学までの往復に毎日電車を利用している。その車内で、毎日マナーに対する呼びかけの放送がある。
車内でのマナー放送というのは、今は携帯電話の使用に関する物だ。僕は東急線、JR線、京王線を利用している。JR線と京王線は車内での携帯電話の使用はご遠慮下さい、と呼びかける。東急線は、偶数号車では使用しないでほしい、奇数号車では通話はしないでほしい（メールは可）と呼びかける。僕は、東急線ではある程度呼びかけに従っている。それ以外の線ではあまり良い乗客ではない。
もともと、人の多いところで重要な会話をするのはあまり好ましくない、と思っていた。ので、電車の中で携帯を使わなくてはいけないような会話をするのは少し疑問があった。しかし、急を要するから携帯で話すのも仕方ないのかなとも思うようになった。
すると、今度は逆に特に用もない会話が気になると言われるようになった。他愛もない会話なら、周りの人に聞かれても被害はないかも知れない。しかし、今度は聞いてる側が不愉快になりかねない。ただ小声でしている分には車内の会話とさほど変わらないからまだ許せるという人が多いのではないかとも思う。
しかし、携帯のメールが普及してきてからは車内で会話をする人はあまり見なくなった。特に僕らと同じくらいの若い世代の人はメールでやりとりをすることが多くなった。みんながみんなメールを打っているという光景は少し不気味ではある。けれど、みんながみんな大声で他愛ない話をしているよりは全然良いのではないか、と思う。
どれくらいの人が車内の携帯メールを嫌だと思い、また、かまわないと思っているかは分からないけれど、僕らの世代は肯定派が多いと思う。
先日、僕がいつも乗っている電車で弁当を食べている人を見かけた。違和感を感じた。現在、通勤電車では弁当を食べるのはマナー違反なのかも知れない。でも、これが特急列車だったら、ローカル線だったら、もっと昔だったら、違和感もなにもなく普通の光景だったのだろうなと感じた。
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