写真展

写真展

 8月8日から12日まで僕と高校の時の後輩達で写真展を行った。高校の近くの区庁舎の吹き抜けのホールを借りて40点の作品を飾った。

 高校の文化祭で展示をして以来の作品展だった。何から何まで形通りにやればできた高校の時の文化祭と違い、はじめは何から手を着けて良いかすら分からなかった。高校時代を思い出したり、後輩達との話し合いを行ったり、実際に写真展をやったことのある方からのアドバイスを頂きながら準備を進めた。準備が開催ぎりぎりになってしまったが、思った以上の写真展を開くことができた。
 日頃から人通りのあるところで行うことができたので、多くの方が写真を見て下さった。色々な感想もいただけた。これは、今回の場所を思いついた後輩のアイデアに感謝。そして、通りすがりで見始めたのにも関わらずゆっくり見て下さった方々に感謝したい。
 今回、地元の区役所を借りると言うことで地元をテーマにした作品を半分くらい展示した。僕は写真を選んでいる段階で全てを地元の写真にした。作品展全体のバランスをとるという意味もあった。けれど、地元の写真を多く撮っていたと言うことは、僕が地元を好きなのだと思う。
 写真を見て下さった地元の方も、同じように地元に注目して下さる方が多かったように思う。家の近所だからと足を止めて下さり、色々な写真をじっくり見ていって下さる方が多かった。
 何人かの方と写真を見ながら話をした。僕が撮った地元の写真を見ながら話したのは、やはり地元の話だった。開発途上の区にあって、ほっとする景色などを写した写真は多くの方を話を共有できた。僕の感じたことを写真にして、その写真を元にまた話ができたことは写真家の端くれとしてとても幸せなことだと思う。

 今回の写真展では、地元以外の写真もとても好評だった。これは後輩達の日頃の努力のお陰だと思う。次回の作品展を期待しています、という声も非常に多かった。同じ様な写真展をいつか開くことができたら良いと思うし、やりたいと思う。


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