北海道2 北海道を走る

北海道
北海道の街並み〜牧草地
道の駅おうむ(雄武町)にて

 26日朝のフェリーで礼文島から稚内に戻り、レンタカーを借りた。この後はひたすら北の大地を車で走り続ける。運転は3人で交代でした。

 僕らのイメージは北海道はほとんどの車が時速100kmで飛ばしていると言う物だった。でも、そんなことはなくて、80kmで走っていれば追い抜かれることはほとんどなかった。
 26日は昼に稚内を出発して、宗谷岬からオホーツク海沿いをひたすら南下した。海岸線を眺めながらのドライブは至って快適だった。少し海岸線を離れても、牧草地が波打つように広がっている。僕はドライブ中「これぞ北海道!」と何度言ったか分からない。
 単調な牧草地も少しずつ表情が違う。微妙に奥に控える山の雰囲気が違ったり、山の起伏が違う。それに防風雪林の植え方もそれぞれ違っている。
 途中の道の駅おうむ(雄武町)で休憩。ビル7階ほどの展望台があったので早速のぼる。近くの町並みから、遠く波打つ牧草地まで綺麗に一望できる。空気が澄んでいて遠くの波打つ牧草地を見るとまるで、間近で模型でも見ているのではないかという錯覚さえ覚える。  さらに南下。紋別市を通り越し、サロマ湖展望台へ。サロマ湖は日本第3の大きさを誇る湖で、湖の一端が海に開かれている。
 展望台はサロマ湖の南側、海と反対方向の少しわかりずらい所にあった。途中から砂利道になり駐車場に車を止めて、展望台へ上る。既に数名の先客がいて、サロマ湖から遠い山並みに沈む夕陽をカメラにおさめようとしていた。
 僕も早速カメラを構えて、夕陽に染まるサロマ湖をカメラにおさめた。日没を目当てに多くの人が集まってきた。その後、しばし時を忘れて日が沈むのを眺めた。横浜で見ても雄大な夕焼けは、北の大地、北海道ではさらに大きく遠く薄く雲のかかった山並みに沈んでいった。僕らが僕らであることを忘れてしまいそうな光景だった。

 まだ明るさの残るサロマ湖を走り抜け、稚内で夕食。さらに車を進めて道の駅「はなやか小清水」へ。今日はここで車の中で泊まる。ここはすぐとなりに海があり、丘の上に展望台もある。起きられたら朝日も見れるかも知れない。そういいながら今日は終わった。


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