ノーベル賞

フラスコ
三角フラスコ
あんまり関係ないか・・

 先週、相次いでうれしいニュースが飛び込んできた。三年連続で日本人がノーベル賞の受賞が決まった。と、聞いたと思ったら、その翌日、さらにもう一人、日本人でノーベル賞の受賞が決まった。

 最初に受賞の知らせを受けたのは東京大学名誉教授の小柴昌俊氏で、物理学賞を受賞した。次に受賞が決まったのは、株式会社島津製作所、主任の田中耕一氏だ。こちらは化学賞を受賞した。
 どちらの受賞も大学で聞き早速インターネットで確認をしたりした。小柴氏は東大の名誉教授と言うこともあり、また、研究がかなり有名だったことから、なるほど、なるほど、と言う感じだった。また、日本人で理論ではなく実験物理の分野での受賞は初だという。
 田中氏の受賞は良くインターネットをチェックしている後輩から聞いた。発表直後に聞いたのでマスコミのホームページなどにも載る前で、どういう方なのかはさっぱり分からなかった。ただ、ノーベル財団のホームページの略歴に「学士」、つまり大学院を出ていない、とあったのでそのことが話題に上がった。これはニュースなどでも取り上げられ、学士がノーベル賞をとったのは史上初だと言うことだった。また、戦後生まれの日本人の受賞も初めてだという。
 また、今回の2つのノーベル賞のポイントとなることは、共に測定装置が関係している所にあるのではないかと思う。まず、田中氏の受賞は測定装置の開発についての受賞となっている。田中氏が開発した機械は、ヒトなどの体を作っている物質を調べるために、今では必要不可欠と言える装置である。
 小柴氏の研究では岐阜県神岡町にあるカミオカンデという大型の測定装置が活躍したという。この装置の心臓部とも言える、光を電気信号に変換する部品は浜松ホトニクスというメーカーが製作した。

 自然科学の分野のノーベル賞は基礎研究に与えられてきたものだ。でも言い過ぎかも知れないけれど、今回のノーベル賞は日本の技術が受賞したともとれると思う。


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