高速道路

インターチェンジ
インターチェンジと広場

 先週、学会に行くために神奈川から愛知まで高速道路を往復した。これだけ長距離を走ったのは久々だった。

 高速道路と言えば今高速道路の民営化などの問題で揺れている。東名高速道路のように慢性的に渋滞しがちな道路もあれば、ほとんど車が通らない道路もある。民営化ではこういうところが問題になっているのだと思う。でも、東名高速が慢性的に渋滞するのは何とかすべき問題だと思う。
 首都高速道路の駐車場と化す様な渋滞も何とかならないものかと思う。けれど、現時点では東名や中央といった西へ伸びる高速道路から関越、東北、常磐などの北へ伸びる高速道路を結ぶのはたった片側2車線の首都高速中央環状線しかない。混まない方がおかしい。  だから、僕は第2東名高速道路や、東京近郊、郊外の環状道路、外環自動車道や圏央道の建設には基本的には賛成だ。東京から東海地区を通って名古屋、京都、大阪を結ぶ日本の大動脈はもう一本あっても良いと思う。それも時速140kmで走ることが出来たら便利だと思う。また、都心を迂回する道は東京の近くに住んでいると、何本かは必要だと思う。特に外環自動車道は一般道の環状八号線の渋滞緩和にもつながるのだから、こういうところにお金をつぎ込んでほしいと思う。圏央道も無理に貴重な動植物の生息地を通す必要は本当にあるのだろうか。多少出費がかさんでも迂回させるかトンネルにして動植物を守った方が将来的には偉業として残るように思う。他にお金を削るべき所はあるだろう。

 今回、高速道路を走っていてとにかくトラックが多かった。平日だったこともあるのだろうけれど、高速道路を走っている車の半分以上はトラックだった。大型車の流れを見ていて、確かに第2東名高速は必要だな、と思った。けれども、はたしてこれだけのトラックが高速道路を走る必要があるのか、と思った。東名高速と平行して貨物列車も走れる鉄道の東海道線が通っている。東京、横浜、富士、名古屋などは大きな港もある。鉄道や船舶での輸送をもっと活用できないのだろうか、と思う。トラック以外の物流が活躍するならば、今都心や東海に作っている高速道路もいらないと言う意見もわかる気がする。


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