一年間

 2月5日でこのホームページが3周年を迎えた。同じく、この今週の日記のコーナーも今週で3周年を迎える。今年も、昨年と同じように、あっという間に一年間が過ぎた。

 この一年間は、一年前に思ったように一日一日の中からいろいろなことを感じようと思ってきた。でも、それはなかなか難しかった。僕がいろいろなことを感じようとする以上に、いろいろなことに追いかけられてしまったとのだと思う。
 ちょうど今、メールで「人はどんどん、やらなくては行けないことが増えていく。仕事だけではなくて、社会のなかでのこと、一個人としてのこと」という話をしていた。僕が、日常のなかでいろいろなことを考える時間を作ろうとする以上に、するべき事が増えていくのかも知れない。それはうれしいことであると同時に、すこし空しいことでもある。それでも僕が幸せなのは、1週間に約1時間、こうやってキーボードをたたきながら、自分や周りのことを考える時間をもてていることだと思う。
 さて、僕は数ヶ月前、久々に文章の怖さを思い出した。僕がこの「今週の日記」を常にいい状態で書いているわけではないと言うことだ。
 書きたいことをが見つかって、あっという間に一回分をかけてしまうこともあれば、テーマが決まらずに全然かけないこともある。それだけでなくて、僕が精神的に元気でどんなテーマでもパッと文章が書けてしまうときもあれば、あまり元気でなくてテーマが決まっていても全然書き進めないときもある。
 怖いのは、文章を読んでいる人には、僕の書いているときの姿も伝わってしまうことだ。僕が書きたいと思っているときは、その感じが文章に出るし、僕の元気がないときはその雰囲気が文章に出る。忙しいと思っていたり、他の事に気が取られてしまっていたときの文章はどうだっただろうか、と考えると僕自身怖い。でも、それが文章だ。

 元気がないときに文章を書くのは、僕の心を見透かされそうでとても怖い。でも、文章を書くことで僕自身が元気になったこともある。そんな事もあり、実はやめようかと思ったこのコーナー、これからも続けていきたいと思う。


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