横浜

横浜
大桟橋からみなとみらい地区を望む

 先週、久々に横浜に行って来た。元々、横浜に住んでいたのだけれど、家から海があって、観覧車があって、山下公園がある横浜までは電車に乗って30分近くかかっていた。行きたいな、とは思いつつも全然行ってなかった。気づいてみれば、1年ぶりだった。

 八王子に引っ越してしまったので、横浜はさらに遠くなった。横浜線という電車に揺られて、1時間かかってようやく横浜駅に到着した。横浜駅の近くで、高校の時の友達たちと食事をした。お互いの近況とか、昔話を懐かしく話した。しばらく買い物をした後、当然のように桜木町方面に移動した。横浜駅周辺は繁華街で渋谷とまでは行かないまでも、ごちゃごちゃしたところだ。桜木町から関内、山下公園方面は落ち着きもある。
 横浜駅からバスで、新港地区に移動した。新港地区というのは、観覧車のあるみなとみらい地区、桜木町と山下公園の中間に当たるところで、ぼろぼろの倉庫とかがあったりした。今は綺麗に整備されて、映画館とかのある商業施設できたり、赤レンガ倉庫も綺麗になった。
 バスの中から港横浜の景色を見ているだけでも、何となく落ち着く。同じように横浜駅から東横線で桜木町に移動しても落ち着くし、海沿いを歩いて移動しても何となく落ち着くのだ。新橋からゆりかもめでお台場に向かうときとはちょっとちがう。
 赤レンガ倉庫の前でバスを降りる。綺麗になってから初めてみた倉庫は、なんだか変に装飾されてしまって「やはり保存とは名ばかりだ」と、気落ちした。でも、中の店は「今はやりの店」ではあるけれど、なかなかおもしろかった。外に出て、中庭から二つの倉庫を見ると、昔のままの外観で「お、こっち側はちゃんとしてるじゃん」と、ちょっといい気分になって、買い物までしてしまった。

 もう日が落ちかけてきていたが、汽車道を歩いて大桟橋まで行った。ここも、この1年で綺麗になったところだ。埠頭の屋上の板張りの公園というか、遊歩道というところのベンチに腰掛けて、みなとみらい地区を眺めた。買い物したり、歩いたり結構疲れていたが、そんなことは忘れて落ち着いた。やっぱりこれは横浜ならではだよな、と友人と意見が一致した。それは僕らが横浜出身だからだけではないと思う。


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