河川敷

間伐材封筒
少年野球 ホームランボール捜索中

 人の行動パターンというのは、そう簡単に変わる事はなくて、横浜から八王子に引っ越してきても、僕は、相変わらず、自転車で河川敷を走っている。

 横浜にいたときは、鶴見川とその支流、早渕川が家の近くを流れていた。今住んでいるところは、多摩川とその支流、浅川が近くを流れている。鶴見川+早渕川と多摩川+浅川ではその川の大きさが違う。多摩川+浅川の方が大きい。鶴見川の下流の太さが浅川の多摩川に合流する付近の太さくらいだろうか。そして、河川敷の雰囲気もだいぶ違う。
 鶴見川は、中流域で一部、川幅が広くとられて、川岸が土の部分があるけれど、多くの場所はコンクリートで囲まれた、コンクリート護岸になっている。それに対し、多摩川、浅川ではコンクリート護岸は少なく、もちろん、堤防はもうけられているけれど、河川敷が広くとられている。とても、のびのびした印象を受ける。
 こういうことに気づいたのは、浅川、多摩川では河川敷で少年野球とか、少年サッカーの光景をよく見るからだ。もちろん、川自体の大きさもだいぶ違うから、一概には比べることはできないと思うけれども、多摩川の方がのびのびとしている。もちろん、鶴見川でも、河川敷を広くとってあって、グランドが作られているようなところもある。それに、浅川でもコンクリート護岸で固められているところもある。でも、その割合が全然違う気がするのだ。
 しかし、多摩川も、水量が増えると、堤防まで水がいっぱいになって、コンクリート護岸であることが分かる。逆に、増水の時に、対応できるように、広い河川敷がとられているのかもしれない。それなら、鶴見川だって、広い河川敷があっても良いじゃないか、と思う。広い河川敷は、いろいろな人が集まれる場所になる。

 また、コンクリートで固めれた川というのは、生物(植物・動物)が住みにくく、河川の浄化能力に劣るのだそうだ。きちんと、土の囲まれた川はいろんな生物が住みやすく、川を浄化にする能力も高いという。ひょっとしたら、鶴見川汚染の原因の一つはこういうところにあるのかもしれない。


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