九州 -1-

長崎
長崎の街並み

 7月26日から30日まで九州に旅行に行って来た。前半は、長崎、熊本、経由地である佐賀の観光に当て、後半で阿蘇、高千穂、湯布院などを巡った。

 僕は九州に行くのは2度目だ。前回も福岡、長崎、熊本などを観光した。7年ぶりに訪れた九州は、7年前の印象とあまり変わらず、元気な街が多かった。
 長崎空港に降り立ち、バスで長崎市内へと移動した。空港をでてすぐの街にも大きな商店などが建ち並んでいた。それを見て、お、やっぱり九州は元気なところだと思った。
 その日は丸一日長崎の観光に当てた。相変わらず、市内の路面電車も混雑していた。そして、うれしいことに、路面電車の運賃は7年前と変わらず100円だった。商店街のスーパーの前では、地元のおばちゃんたちが海産物や農産物の露天を広げ、地元の人やら観光客やらでごった返していた。
 翌日、快速列車で佐世保に移動した。どうして佐世保というのは、特に根拠はないのだけれど、何となくちょっとローカルな電車に乗りたかったのだと思う。
 佐世保のこれもまた多く人が歩く商店街で昼食をとった後、鈍行列車を乗り継いで吉野ヶ里の遺跡公園を経由して熊本へ移動した。
 海、山、田畑の広がる車窓を眺めていると、ここが九州なのか、紀伊半島の海岸沿いなのか、東北の穀倉地帯なのか、分からなくなりそうになる。
 途中、電車の乗り継ぎでいくつかの駅で降りた。その駅もどの地方にもあるような、線路の本数だけが妙に多い駅で、やっぱり、駅は街の中心ではないのかと少し寂しくなった。

 それでもずっと、車窓や車内の雰囲気を感じようとした。今回僕らが通ったところは九州の中では都会なのだと思う。車窓の街並みはあまりとぎれなかった。
 電車にも多くの駅から乗客が乗り、いろいろな駅へ降りていった。まだ電車がいろいろな人の交通手段として生きているのだ。少し大きな駅になると駅前の商店街も元気で、地元の人で賑わっていた。街、特に駅前が元気だと、いろんな人が元気なきがして、僕はほっとする。


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