自動車

ロードスター
山梨県大月市R139(葛野川ダム付近)

 最近、車を買った。マツダのロードスターと言う車だ。実は、と言うほどでもないが、自転車や鉄道に限らず乗り物好きで、車を買うのにもあれこれ迷った。
 さほど大きくなくて、マニュアルで乗れるスポーツカー的な車と言うところから考えはじめた。たとえば、MR-S、MR-2、セリカ、ヴィッツRS、シルビア、シビック、インテグラ、ロードスター、インプレッサあたりだろうか。インプレッサがかなり有力だったのだが、友人が新車で買ってしまったので、同じ車になるも芸がない、と思い除外。それならば、RX-7か? と思うが、価格などの面からあきらめ。
 それで、昔からのあこがれを含め、オープンカーにしようかと思った。この時点で価格を含めて、MR-S、ロードスター、コペンに絞る。一応3車くらべるも、デザインと実用性(さすがに2人+カメラ一式はつみたい)からロードスターに。
 昨年末中古でロードスター(NB6C sr.NB1)を購入。排気量1600cc、全長4.0m、幅1.7m、重さ1.0t。大きさ自体はフィットとかより一回り大きいが、カローラ等よりは小さい。  小さくてスポーティーと言う考え方は日本で使うのにはとても良い選択肢だったと思っている。早速、奥多摩をはじめあちこちに出かけているが、乗っていて楽しい。後輪駆動と言うこともあるが、何より小さく軽快に走ってくれるところが良い。
 こういう小さくて軽快な車に乗っていると、日本の車文化もあるのかな、と思う。以前、自動車はアメリカの文化だ、と書いたことがある(2000年3月)。確かに、大型で豪快な、日本車ではフェアレディZ様な車に乗り、何もないハイウェイをひたすら走るのはアメリカ文化だと思う。
 でも、ロードスターのような小さい車に乗って、昔からの街道、畑の中を行く道、太い国道や峠道などを走っていると、こういうのは日本の文化かな、と思う。さらに、観光地や、最近さらに増えてきた道の駅によりながらのんびりと走っていると、こういう走り方も確かにあるな、と実感する。今売れているコンパクトカーや昔からのカローラなどは確かに日本の車だと思う。

 事故や環境への影響などの様々な問題を抱える自動車だけど、一つの文化を持っていることも確かだと思う。いろいろなことのバランスを考えながらうまく活用していきたい。


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