梅祭り

渋谷の雑踏
筑波山梅園

 先日、筑波山の梅祭りに行って来た。また、先週、青梅を通るとこちらも梅祭りで賑わっていた。

 毎年この時期になると、つくばで友人達と鍋を囲む会をやっていた。そして、ちょうどこの時期、筑波山で梅祭りが行われていて、行くことが多かった。メンバーの中で特に梅が好きという人がいたわけではない。ま、言ってしまえば、筑波でこの時期ならでは、と言うところに行こうとすると梅祭りしかなかったわけだ。梅祭りにしか行かなかったわけじゃないけど、ま、とりあえず梅見てからどこか行こうか、と言う雰囲気だった。
 そんなわけで、ここ数年、梅を見に行く機会が多かった。何となく、毎年やっていると、今年も行こうかと言うことになって、筑波山までドライブをかねて梅を見に行った。
 風の強い日で、空が少し黄色く濁っていて(さすがに黄砂じゃないと思うけど)、せっかく見に行っても黄色くかすんだ空に浮かぶ梅しかみれないんじゃないか、とも心配しながら常磐道からつくばの東大通へと入っていく。
 例年より少し早い訪問だったので、筑波山の梅が咲いているのか、と言うのも気になった。東大通周辺の梅は咲いているような気がしつつも、ちょっと気になる。筑波山が視界に大きくなると、目を凝らして梅園を探す。毎年のように来ているのでだいたいの場所は分かる。周りとは違って、山の地肌が見えていて、うっすら紅色の梅の花が見えるような気がする。
 車を駐車場に止めて、梅園に向かうと、果たして梅はきれいに咲いていた。「満開!」とは行かないまでもほぼ見事に咲きそろっていた。心配した空の色も、近景は綺麗に青く晴れ上がっていた。空の青さも手伝って、久々にゆっくりとシャッターを切った。梅の写真を晴天の下、ゆっくりとるのは久々だったように思う。

 梅の花の香りの中、梅園を散策すると、今年も春が来るのだなと感じる。今年の冬はあまり冬らしくなかったのかなぁ、等と、と思っていたら、東京や九州などではもう桜の便りもきこえてきた。新しい季節の始まりですね。


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