湘南

七里ヶ浜
七里ヶ浜

 先週、写真を撮りに、久々に江ノ島のあたりに行った。梅雨入り前の晴天の一日で、湘南の海はいっぱいの開放感にあふれていた。

 高校で写真部にいた当時は、毎年このくらいの時期に江ノ島〜鎌倉へ行っていた。写真部の県大会みたいなのがあったのだ。その後も、毎年1回くらいは鎌倉や江ノ島のあたりに、遊びに行ったりしていた。でも、ここ数年は鎌倉の寺社巡りをしたりすることや、江ノ島に行っても夏場じゃなかったり、天気が悪いことが多かった。天気の良い、暖かい季節に江ノ島あたりに行くのは久々だった。
 久々に行った暑い日射しの湘南、江ノ島の海は、とってもさわやかなエネルギーがいっぱいだった。小田急線の片瀬江ノ島で電車を降りると、もう夏の日射しと空気だった。早速江ノ島大橋をわたって、江ノ島へ。新しくなった展望台は、白くスウッと、空に浮かび上がりとっても綺麗だった。岩屋の近くの岩場には、つりをしている人が多かったけど、のんびりと海を眺めたりする人や、潮だまりで遊ぶ子供たちの姿もあった。
 江ノ島のヨットハーバーからは、多くのヨットが、ゆっくりと、海へと出帆していた。海から吹く風を捕まえ、白い帆が静かに海の上を滑っていった。
 片瀬海岸を眺めると、ウィンドサーフィンの帆が波を走っていた。色とりどりの帆が風を捉える。砂浜を歩いていくと、サンダルになって波打ち際で遊ぶ人、まだ、海開き前なのに海へ入っていく人たちもいた。この天気と、開放感があれば、多少水が冷たくても、海開き前でもぜんぜん平気だ。
 鵠沼海岸まで歩いて、サーフィンを眺める。砂浜ではビーチバレーコートが作られ、もう、夏じゃなくてなんなんだ、と言う感じだった。
 小田急、江ノ電と乗り継ぎ七里ヶ浜へ。人もちょっと減って、海が広く見渡せる。開放感がいっそう増す。思わず海へ入ってしまう人なんかもいて、僕もサンダルも何も持ってこなかったことをとっても後悔した。

 湘南独特の、さわやかな開放感のある海辺は見ているだけでもとっても楽しく、時間を忘れそうになる。また、天気の良いときにカメラとサンダル片手に出かけたい。


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