ゴミの分別

清掃工場
清掃工場(横浜市都筑工場)

 僕の住んでいる八王子市で、10月1日からゴミの分別・有料回収がスタートした。また、20日には環境省がゴミ処理に関する指針を決めた。

 ゴミ問題は結構難しい。ゴミの分別も難しい。今、八王子市ではゴミは可燃、不燃、有害(電池・蛍光灯など)、粗大の4種類に分かれているが、その他資源物が、新聞、段ボール、雑誌など、紙パックなどなど9種類に分かれている。どこまでゴミで、どこから資源物かの区別もなかなか難しい。
 さらに、こういった分別は地域が異なると、がらっと変わってしまう。前にすんでいた横浜市では、可燃物、不燃物と言った区別は特になく、有害ゴミ以外はいったん全て燃やされていた。それに、今ではゴミ処理の有料、無料(もちろん住民税から処理費用が出されているわけだが)の区別もある。隣り合う市町村でゴミの処理が違う場合、それも考えた上ですむ場所を決める人も結構いるようだ。
 さて、こういうゴミの分別なのだけれど、省資源・ゴミ処分場の延命を考えると、分けるべきだと思う部分と、一緒にすべきだと思う部分がある。
 ゴミとゴミじゃないものの区別はきちんとした方がいいと思う。そして、ゴミじゃないものは、さらに分類していった方がよいと思う。もう一度使えるものは、出来るだけもう一度使う。そうすれば、地球から採取する資源(石油や木や酸素など)を減らすことが出来る。ゴミじゃないものはその先の手数を考えると、僕らの日常生活で出来るだけ分けた方が効率が良いように思う。
 一方でゴミは有害なゴミ(電池とか)を除いたら分けない方がいいと思っている(でも、今は自治体毎に決まっているから、自分の考えに合う自治体に住むか、自治体の考えに従うしかないけど)。ゴミの埋め立て地のことを考えると、とりあえずゴミは燃やして体積を減らすのが良いと思っている。実は、今回の環境省の指針ではゴミの有料化と、ゴミの焼却処理をおこなっていこうと言うことになっている。これには色々異論もあるみたいだけど。
 でも、一番大切なのは、ゴミになるものを作らないことだと思う。難しいことだけど、そうすれば分別もいらないし、余計なお金も払わなくても良くなる。


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