12月の夏日

12月5日の風景
2004年12月5日

 ちょっと前のことになるが、関東地方でも12月になって最高気温が25度を超える夏日を観測した。12月5日の事だったが、この日、僕は都心にいたのだがかなり暑かった。地球温暖化もここまで来たか、と思ってしまいそうだが、本当にそうなのか。

 と、暑い日の話を前から書こうと思っていたのですが、さぼっていたり、他のネタがあったので、結局大晦日、それも窓の外は雪の中で、書いています。喉元すぎれば暑さを忘れると言うし、それに外は雪の舞う寒さだ。今月初頭そんな暑い日があったことは半分くらい忘れていた。このコーナーのネタ帳に書いてあって、そういえばと思い出した。
 12月5日の暑さはそういう一瞬の出来事だったのかもしれない。にしても、12月に夏日というのはやはり、驚くところがある。そして、もちろん、そんなことは観測史上初めてだったらしい。言うところの異常気象というやつだろう。
 でも、この「異常気象」今ひとつ意味が分からないと言うか、どういうことのなのだろうか。たしかに、いつも(常(つね))と違う(異なる)っていう事なら、異常だと思う。でも、それ以上のことは、やっぱり無いんじゃないかなと思う。
 異常、異常というと、物事がわるい方向に進んでいるように思える。確かに、僕らの生活にとって気候が温暖になってしまうのは困ったことだ。でも、その原因もいまだはっきりとはわかっていない。僕らの産業活動の影響なのか、それとも、地球の気候が暖かい時期に向かっているためなのか。そして、12月に突発的に暑い日が訪れたのもなにが原因かよくわからない。
 冬の東京は昔に比べたら暖かくなったという。それも、地球温暖化の影響なのか(その原因は今ひとつわからにんだけど)、それとも、都市部の温暖化(ヒートアイランド現象)だけの問題なのかは、よくわからない。
 東京が暑くなっているのは都市部の温暖化(生活で発生する熱やコンクリートの輻射熱が都市を暖める)と言われている。また、地球温暖化の原因の一つは人間の発生させる二酸化炭素が原因だといわれている。でも、はっきりとしたことはいえない。
 でも、どういうメカニズムで12月に夏日になって、12月31日に雪が降ったのかというのはわからない。
 そういうわからない事どうしを簡単に結びつけて、異常だこれはおかしいことだと一言で片づけてしまうのは大切なことが見えてこないような気がする。


もどる