研究課題 切りしろを足そう
ナイス博士「切りしろの事を、すっかり忘れていたぞ!!」
そよ風さん「そうですねえ...なんか、疲れてきたわ..。」
ナイス博士「だめだよっ!せっかくここまで来たんだから、もうちょっとだよ!!」
そよ風さん「でも、出来るだけ簡単に処理したいわ。単純に、切り取る製品の長さに足して 計算したんじゃだめですか?」
BB君「だめだよっ、せっかくぴったりの組み合わせが見つかっても、それじゃ、短い事に なるんだ。」
そよ風さん「そうかしら..。」
BB君「うん、たとえば.....」
原材料の長さが510、製品が250を2本、切りしろが10とする。
製品に切りしろを足すと260になる。
510の原材料からは、260は1本しか取れず、250が余りになってしまう!
だが、実際は切りしろは1個所でいいので、250+10+250=510で2本取れる。
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BB君「こう言う訳だよ。」
そよ風さん「そうねえ、でも、これを考えると、かなり面倒な計算がいりそうね。」
BB君「そうだなあ。博士、何かうまい方法はないですか?」
ナイス博士「うーーーん、」
そよ風さん「何か有るでしょ?」
ナイス博士「うーーーーーーーん、」
BB君「ねえ、博士、」
ナイス博士「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーそうだ!!」
BB君「なにか思い付いたんですか?」
ナイス博士「うん、切りしろを足すんだ!!!」
そよ風さん「ちょっと!!博士、それは私が今言ったじゃないですか!」
BB君「そうですよ!もっとうまい方法を...」
ナイス博士「そうじゃない!原材料に足すんだ!!!」
そよ風さん、BB君「原材料にい!!!!」
原材料の長さが510、製品が250を2本、切りしろが10とする。
製品に切りしろを足すと260になる。
510の原材料にも切りしろを足して長さが520有る事にする。
260の製品が2本切り取れる!!
実際は最後の切りしろは取れないが、いらないので、250+10+250=510で2本取れる。
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ナイス博士「切りしろは、製品の本数-1個所あればいいんだが、原材料に1個所分足せば製品の 本数分で計算出来るんだ。」
そよ風さん「なるほどねえ。」
BB君「じゃあ、これで出来ますね。」
そよ風さん「ええ。....ん?」
BB君「なんだい?」
そよ風さん「入力画面や、表示画面がいるわね....」
ナイス博士「...ああ、そうだったな。」
続く。
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作者へのメッセージ