研究帖34

 

 

 

 


作者へのメッセージ
研究課題 BPKから来た女

研究課題 BPKから来た女

 

   

 

そよ風さん「博士、今日は!」

ナイス博士「おおっ!そよ風さん、ずいぶん久しぶりじゃないか!いったいどうしてたんだ??」

そよ風さん「博士、それがですね、棒の切り取り問題で、行き詰まってしまって...。」

ナイス博士「ああ、そうだったな。例の、インボークレーターは、だめだったのかい?」

そよ風さん「ええ、だめでした。1.6にスイングワーカーと言うのが有るんですけど、それ を使わないとだめかもしれません。」

ナイス博士「そうなのか。じゃあ、いよいよ1.6に挑戦するかな..」

そよ風さん「ええ、でも、その前に、もっとプログラムについて、いろいろ勉強しようと 思ったんです」

ナイス博士「おおっ、さすがだな。今まで、訳も分らず適当にやっていたからな。」

そよ風さん「で、せっかくだから、このさい基本情報処理技術者の資格を取ろうかと思って、 テキストを買って、家にこもって勉強していたんです!」

ナイス博士「おおっ!で、受かったのかい?」

そよ風さん「いやっ、まだ受けてません。」

ナイス博士「ええっ!どうして???」

そよ風さん「いやあ、難しいんです。まるで訳が分りません。」

ナイス博士「へえっ、そんなに難しいのかい?」

そよ風さん「ええ、なにしろ、午後問題では、短い時間で長い問題を読んで理解して、正しい 答えを書かなくてはいけないんですが、考えてるうちに時間がなくなっちゃうんです。」

ナイス博士「そうか..まあ、プロが受ける試験だからな。難しくて当り前だな。」

そよ風さん「ええ。..」

ナイス博士「まあいいじゃないか。別に仕事で必要なわけじゃないんだから、気長に 勉強すれば良いよ。」

そよ風さん「そうですね。」

 

   

そよ風さん「で、BB君は、あいかわらずですか?」

ナイス博士「いや、それが、あれ以来全然来ないんだ。」

そよ風さん「へえっ、BPKの陰謀を調べるために、乙木見博士の所に行くって行ってましたけど...」

ナイス博士「だって、君がそうさせたんじゃないか。」

そよ風さん「まあ、アドバイスはしましたけどね。で、何かわかったのかしら。」

ナイス博士「さあねえ。」

そよ風さん「そうですか....ところで、博士はその後、何か研究してたんですか?」

ナイス博士「うん。2次元配列のソートについて研究してたんだ。」

 

 

そよ風さん「へえ、どんなソートですか?」

ナイス博士「エクセルでソートすると、行全体を一緒に並べ替え出来るだろう?」

そよ風さん「ええ、そうですね。」

ナイス博士「それと同じ事を、javaで、2次元配列でやって見たいと思ったんだ。」

そよ風さん「なるほど!で??」

ナイス博士「いろいろアイデアを考えたんだが...」

 

 

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【1.参照ソート】

1.2次元配列のうち、ソート対象の要素だけで1次元配列を作る。

2.それをソートする。

3.2重ループで、1次元配列を参照しながら、2次元配列の一致した所から、出力用の配列に入れていく。

 

【2.引越しソート】

1.ソート対象の要素を比べて、入れ替える時に、同じ列の他の要素も一緒に入れ替えながらソートする。 

 

【3.住所ソート】

1.2次元配列のうち、ソート対象の要素だけで1次元配列を作る。

2.それと同じ長さで、各インデックスをその要素とする配列を作る。{0,1,2,3,4}など。

3.ソート対象の要素を比べて、入れ替える時に、インデックスの配列の要素も一緒に入れ替えながらソートする。

4.インデックスの配列はソート後の状態に並ぶので、2次元配列の各要素をそのインデックスに移動させる。」

 

【4.電車ソート】

1.各列の要素を、適当な区切り文字でつなげて、1つの文字列にして、その配列を作る。 

2.それの、比較対照の部分だけ比較して、ソートする。

3.それを、区切り文字で区切りながら、元の配列に入れる。

 

【5.勝ち点ソート】

1.BB君の勝ち点ソートで、勝ち点が記録された配列を作る。 

2.それは、ソート後のインデックスと同じなので、そのインデックスに元の配列を移動させる。

 

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そよ風さん「BB君の勝ち点ソートって、どんなのでしたっけ?」

ナイス博士「それぞれの要素を比較して、大きい方に勝ち点1を与えるんだ。」

そよ風さん「ああ、研究帖8のやつですね。」

ナイス博士「うん。」

研究帖8を開く。

ナイス博士「で、どうだい!私のアイデアは!?」

そよ風さん「うーーん、まあ、面白いですけどねえ.....」

ナイス博士「何だ!反応がにぶいな。」

 

ピンポーン!!ピンポーン!

 

ナイス博士「おやっ?だれか玄関のインターフォンを押したぞ?」

そよ風さん「まあ、誰でしょう?...博士!画面にきれいな女の人が移ってますよ!」

ナイス博士「そうか?...どれどれ...あの、どちらさまですか?

謎の女「今日は。BPKから来ました。」

ナイス博士、そよ風さんBPKだって!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

続く。

 

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